アローズSC記録館

2004年度SL試合結果レポート(旧HP掲載 by小島)


3/6  富士塚小学校(遠征) 13:30〜17:00
vs  FC富士塚
第1試合  1-1  0-2
第2試合  0-2 0-1
第3試合  0-1

新SLへの移行となる3月の初日は、FC富士塚との練習試合となりました。かなりの強風と寒さの中での3試合。間に高学年の試合が入っていて、試合と試合の間が開いてしまったので、コンディショニングが難しい面はありましたが、参加12人はもちろん全員が試合に出場し、相手の2年生を相手に元気に走り回りました。
チームスタート直後であまり試合慣れしていない子が多いこともあって、基本的にはボールに寄り過ぎる子とボールに寄らない子の2グループに分かれてしまう傾向にありました。また、自陣に攻め込まれると全体的にボールに寄ってしまうことで、スローインの時などは、ゴール前に大きなスペースが出来てしまうことになり、そこから失点してしまうことになります。今の段階で自分のポジションや役割などを強く意識することはなかなか難しいですが、「攻め」と「守り」の切り替えや守りの際に自陣中央のスペースを開けない注意などは出来ないことではないと思います。2試合目と3試合目の間にゴールを守るためのディフェンスのポジショニングに特化した練習をした結果、3試合目は(かなり守備的な試合になってしまった感はありますが)、中央のスペースをかなり意識した試合が出来たと思います。
総じて言えば相手は全員が2年生であり、こちらは幼稚園生3人プラス1年生ですので、善戦した方ではないかと思います。また、人数が少ないせいか、試合中に「試合そっちのけ」の子が低学年の割にはいつもより少なかったようにも感じました。
これから、実践の場で結果を出すためのいろいろな基本を1年間かけて身につけていかなければならない訳ですが、今日の試合を見る限り、まずはしっかり蹴ること(インステップキックやインサイドキック)を中心とした基本技術が必要ですので、これから繰り返し練習していきたいと思います。(以上、HP掲載内容)



4/10 六浦南小学校 9:00〜16:00
三浦旭、腰越との練習試合
第1試合 vs三浦旭 (1-0 1-0) 佐藤、鈴木
第2試合 vs腰越 (1-2 0-0) 小島(豪)
第3試合 vs三浦旭 (0-1 2-1) 鈴木、小島(豪)
第4試合 vs腰越 (2-0 2-1) 佐藤、大須賀、大須賀、小島(豪)
こちらは、幼稚園生を入れて、交代要員なしの11人で、今年一番の日差しと暑さの中での4試合、かなり体力的にキツかったのではないかと思います。特に最後の試合では集中力を欠いてしまう子もチラホラいましたが、1日を通せば2勝1敗1分ですので、よくがんばったと思います。このチームは、4-4-2の形にして、基本的に守備に多く人数を割き、攻撃面は昨年から公式戦に出場している2年生を中心に組み立てています。現在のところ、はっきり言ってしまえば、「4-4-2もヘッタクレもない」ような状態で、ボールに寄ってしまうダンゴサッカーの域を出ませんが(笑)、それでも、前回練習試合(vs富士塚)に比較すれば、DFの4人がポジションを多少は意識し、ハーフの選手が前後に積極的に動くことが出来たように思います。
攻撃面では、タケヒロやツヨシの突破やクロスからの得点シーンが多く見られました。全体的には、ユウタ(佐藤)の攻守にわたった安定した動きが目立ちました。リョウの2得点は、難しいクロスに飛び込んだもので、技ありの得点でした。
今日の試合では、逆転で勝ち取った第3試合がポイントだったと思います。ハーフタイムで、「集中力を高めて逆転して来い!」とハッパをかけたところ、ボールや相手に向かっていく姿勢が前半とは比べものにならない位に変わりました。子供なりに「負けたくない」という気持ちはかなりあるようで、全員の集中力が高まればプレーそのものが変わってくることがよくわかりました。
現在のところ技術的には、やはり、正しいインステップキックを身につけることをはじめとした基本技術の習得が目標になりますが、サッカーの技術を高めていくためには、ボールや相手を怖がらないで向かっていくことが一番の近道です。こういった対外試合を通じて、その違いを知ることがいい経験になると思います。
来週から新年度で最初の公式戦が始まります。少人数でもあり、楽な戦いではないと思いますが、集中力を高め、本大会出場目指して臨みたいと思います。(以上、HP掲載内容)



4/17 8:00〜14:00
横浜市大会
第1試合 vs 若葉台(1-0 0-0) 大須賀
第2試合 vs 西柴(0-2 0-1)
[第1試合]
今日は、新年度になってからの初の公式戦です。都合によるお休み1名で、11人ギリギリの人数で臨みました。相手チームもこちら同様に新チーム移行後の時間があまりなかったようで、かなり「ダンゴ度」の高い試合となりました。試合前には、中央のスペースを空けないこと、空いてしまった場合はみんなでカバーすることを強調しました。相手の拙攻に助けられた面は多分にありましたが、DF陣は各人のポジションを意識して適当にバラけ、大きなピンチなく無失点で乗り切りました。攻撃面では、前半6分にツヨシが左サイドを30メートルほどドリブルで運び、二人を振り切ってセンタリング、ゴール前でつめていたタケヒロとリョウが飛び込み、最後はこぼれ球をリョウが決めて先取しました。
後半は、リードしていることもあって、比較的こちらのペースで展開できたと思います。タケヒロの右サイドからの素晴らしいセンタリング、ユウタ(佐藤)とツヨシのコンビでの左サイドからの切り崩し、タケヒロの個人突破から、ゴール前での人数をかけた怒涛の攻めなど、決定機が何度もありましたが、追加点を奪うには至らす、そのまま1-0で終了しました。初戦にしては、比較的こちらの良さを出すことの出来た試合でした。
[第2試合]
現在の3年生が区大会の準々決勝で敗れた相手でもあり、私自身は特別な想いと、今後の区大会のことなどを考えて是非、勝つかまたは引き分けておきたい相手でした。
立ち上がりから、第一試合と比較すれば、かなり相手に攻め込まれた展開となり、自陣でのボールの奪い合いと、その結果やっと防いだコーナーキックからのリスタートが続きました。こちらも当初想定通り、KP千葉のパントキックからのカウンターで何度か相手陣内に攻め込みましたが、ボールへの寄りと大きくバウンドしたボールのトラップの技術の差が出て、再び攻め込まれるケースが目立ちました。失点は、センターサークル付近でボールを奪取され、一人抜かれた後、DFの枚数が薄くなったところでタテ突進で抜かれ、スピードで追いつけずにKPと1対1になったもので、KP千葉は果敢に前に出てよく防ぎましたが、相手は落ち着いて確実にシュートを決めてきました。前半の2失点は、殆ど同じパターンでした。
後半開始前に、どんな状況にあっても相手に自由にさせないように詰めること、DFはしっかりカバーすることと共に、何より集中力が足りないことを強調しました。後半の立ち上がりは、比較的よくボールへ詰め、支配率も若干上がり、相手陣内にボールを何度か運ぶことが出来ました。その結果、相手の裏に出たクリアボールにタケヒロが詰めシュートまで行った惜しいチャンスもありましたが、左のポストに当たってゴールにはならず、無得点で、更に1失点で敗戦となりました。

[1日を通じて]
試合後、選手にはやや厳しく言いましたが、今日の2試合目の敗戦は、何と言っても集中力です。子供ですので、2試合のすべての時間帯で集中することは非常に難しいとは思いますが、その前に、試合に臨む姿勢という点で、やはり問題があったと思います。今日会場に集った7チームで、最初から最後まで学校の施設で遊んでいたチームは残念ながらアローズだけです。面白そうな施設があって、それに目を奪われるのはある程度仕方がないことですが、会場入りして直後に頭がそっちに行ってしまうようでは、今日の相手のような強豪には勝てるどころか善戦も出来ないと思います(事実、技術的には引き分けレベルならば可能な相手だったと思います)。これはもちろん我々コーチの責任です。やるときはやり、休むときは休む、遊ぶときは遊ぶというケジメをしっかりつけるように粘り強く指導していきたいと思います。

今日は初日です。あと2日で4試合ありますので、今日の課題を含めて、いろいろな経験をして、一つでも多くのことを学んでいきたいと思います。



4/24 8:00〜15:00
横浜市大会
第1試合 vs本牧(1-0 0-1) 鈴木
第2試合 vs左近山(0-2 0-1)
[第1試合]
決勝トーナメント進出のためには、2勝が不可欠な2日目の第1戦は、他の試合の様子を見る限りは「勝たなければいけない相手」。前回、試合時の集中力不足、レクリエーション気分も今日は改善され、試合開始までの様子は、何となく勝てそうな雰囲気でした。前半開始早々から比較的押し気味に相手陣内で試合を進め、DF陣も気持ちに比較的余裕を持てたせいか、各自のポジションをよく意識して守れたように思います。得点は7分にペナルティアーク付近の混戦からタケヒロが持ち込み、相手DF陣の裏をついたもの。チームの気持ちとしては、「これで勝てる」「もっと点が取れそう」と確信させてくれる1点でした。
後半はやや緊張感に欠けたところで、3分にペナルティエリア右でFKを献上しててしまい、これをクリアし切れず1失点。その後、何度かの好機にもシュートが枠に行かず結局はドロー。内容的にはこちらの試合だっただけに、悔やまれる「0.5敗」となってしまいました。
[第2試合]
気温も上がり、、前の試合で引き分けてしまった落胆もあってか、開始直後から全体的に集中力に欠け、その上、これまでの相手の中では、最も当たりの強い相手だったこともあって、自陣内で引きに引いた結果、前半で2失点。2点目は、味方のあわやオウンゴールをKPの千葉が防ぎ、その防いだボールを更に味方がゴールに向けてパス。それに対しても千葉は反応しましたが、追いつく前に相手FWが走り込んでゴール。前半5分のこの失点で全員にかなりのトーンダウンが感じられました。
後半開始前には、@当たり負けないことAボールへ寄ることの2点について、各コーチがかなり強い口調で指示しましたが、初日同様に後半の後半には集中が切れてしまったところもあって、9分に1失点。前半よりは試合への「参加者」は多くなりましたが、「精神的スタミナ」という点では、課題の残る敗戦となりました。
[1日を通じて]
初日の試合後のミーティングで「遊んでるヒマがあったら試合に集中しろ」ということをあれだけ言われたことで、今日は少なくとも第1試合には集中して臨むことが出来ました。ただ1日2試合のスケジュールで合計40分間の集中は、昨年から公式戦に出場していた子達を除いて、一朝一夕で身につくような簡単なことではなく、このようなことを多く経験することで、身についていくことなのだと思います。技術的な課題もかなりありますが、それもやはり試合にしっかりと「参加」し、ボールを取りに行ってこその課題です。
とはいっても落胆することはなく、すべてが経験です。コーチ陣は、あと1日「集中!」「集中!」と同じことを言い続けようと思います。



4/25 9:00〜15:00
横浜市大会
第1試合 vs大豆戸(0-0 0-1)
第2試合 vs藤棚(0-0 0-0)
[第1試合]
第1試合の相手は、決勝トーナメント進出の最右翼チーム。苦戦が予想されましたが、昨日の「お灸」が効いたのか、全員がボールに集中し、ボールを取りにいく動きが出来たと思います。積極性が表に出た結果、前半は相手に殆どシュートを打たせずに折り返すことが出来ました。攻撃面では、中盤からいい形で相手DFの裏に出るチャンスは非常に少なかったですが、クリアボールに比較的よく詰めたことで、何度かコーナーキックを得るなど、「攻められっ放し」ではなく、こちらも攻め込む局面を
何度かつくることが出来ました。後半に入っても集中を途切らすことなく攻めに守りに全員がよく走ったと思います。失点は、相手コーナーキックからゴール前で混戦になり、相手選手のシュートがDFの間を抜けてしまったものです。
結果的に敗戦となりましたが、このレベルの相手に対して何度かチャンスをつくり、更に堅い守りで1点で切り抜けたことは、高く評価していい内容だったと思います。
[第2試合]
最終戦は、同じレベルの相手であり、決勝トーナメント進出の目はなくなったとは言え、今後のことを考えれば前日のテツを踏まずに20分間しっかり集中し、勝つことが大事な試合です。試合前には、@5試合やって2点しか取っていないことA1回しか勝っていないことを指摘し、最後は「得点」と「勝負」にこだわった戦い方をするようにゲキを飛ばして送り出しました。
相手DF陣に強力な選手がいなかったこともあって、6〜7割は相手陣内に攻め込んだ状態でゲームを進めることが出来たと思います。シュート数は、全後半を通じて7〜8本位はありましたが、枠に行かず、結果的には無得点。後半終了30秒前にハーフライン付近からツヨシが一人で持ち込み、相手DFと競り合いながら、左足でシュートしましたが、惜しくも枠を外しゴールキック。そのゴールキックを蹴る前にタイムアップとなりました。
内容的にはこちらが勝っていただけに悔やまれる引き分けになりました。
[3日間を通じて]
昨年から公式戦を多く経験している子以外の子にとっては、主力選手として初めての大会ですので、いろいろなとまどいがあったと思います。3日間を通じて、コーチ陣は、しっかり集中して試合に臨むことを何度も何度も言うことになりましたが、最終日の2試合については、結果よりも内容面で、3日間で出来る進歩を子供たちが着実にしたことを確認することが出来ました。
技術的には、トラップやインステップキックなどの基本技術やどんな状況にあってもシュートを枠の中に通すことなど、課題は山積ですが、これらについては毎年のことでもあり、今後の練習の中で時間をかけて身につけていくものだと思います。
このブロック全体に言えることですが、各チーム共、まだまだチーム作りの初期段階にあり、昨年の同ブロックだったバディーやヒップのような図抜けたチームはありませんでした。どのチームも驚くほど日によって強さが違う状況で、それだけにメンタル面の充実できたチームが勝利を手にしたように感じました。

3日間を通じて、交代選手なしの11人で臨みました。聞くところによると1日目に対戦した西柴さんは、園児〜2年生で70人以上いるようですが、ウチは交代選手もいない状況で「自分が行かないといけない」という自覚を持って3日間参加してくれたと思います。
結果としては、1勝3敗2分、得失点差でグループ6位の成績でしたが、2日間の「お説教」(笑)を経て、最終日に明日につながる戦いが出来たことは、今後にとって大きな財産になると思います。
たまたま話すの機会のあった他チームの監督さんから、強力な攻めの出来る子が何人もいることを、口を揃えて評価していただきました。数々のシュートは枠に行きませんでしたが、みんなで守り、みんなで攻めれば、今の段階で他チームがあまり持っていない両サイドを使った高度な技をこのチームは発揮することが出来ます。
6試合のうち、素晴らしい団結の力を見せることが出来た試合が2試合ありました。これをあと6ヶ月で6試合にすることが出来れば、決勝トーナメント進出も充分可能という「希望」を最後の最後に得ることの出来た貴重な3日間でした。



5/29 六浦南小 13:00〜17:00
日限山との練習試合
第1試合 vs Aチーム (0-3 0-1)
第2試合 vs Bチーム (0-1 0-0)
第3試合 vs Aチーム (0-1 1-0) 鈴木
PK 1回戦(4-2)(タケ○、アキム×、ユウタ(佐)○、リョウ○、ツヨシ○)(○×○××) 2回戦(1-1)(佐久間○、サブ×、ヒデ×、坂本×、ユウスケ×)(×○×××)
第4試合 vs Aチーム(0-1)

今日の相手は、前回市大会でHIPに0-4で敗れたのもの、富岡に3-3で引き分けた実力を持つチーム。今の時期にやらせていただくのがありがたい相手です。しかし、市大会以来、対外試合をしていなかったこともあって、試合前のアップから、対外試合向けの気の持ち方をすっかり忘れてしまったようで、体操の時点から、暑いし、ダラダラ・・・。アップ時に角谷コーチから「こんな調子でやっていたら、相手が一生懸命に来るからケガをする」と「厳重注意」。これに対して、日限山さんは、あいさつから何からとてもしっかりしたチームでした。
第1試合は、スタート時から、相手の主力選手のスピードあるドリブルに振り回されっ放しで、殆ど自陣内でボールを支配された状態での試合になってしまいました。失点は、コーナーキックからのオウンゴール、ゴール前での反則のPK、右サイドからDFの穴を突かれた失点、後半も、中央からDFの穴を突かれての失点でした。こちらの攻撃としては、殆ど見るところがなく、シュートも1本もなかった「悲しい」第1試合でした。
2試合目以降は、マンマークを意識し、失点を抑えることを強調し、その結果、各試合失点1で切り抜けました。特に3試合目は、相手Aチームを想定して、SW タケヒロ、DF中央 ユウタ(佐藤)、KPツヨシの超守備的布陣で臨んだことにより、DF面では安定しました。しかし、シュートはゼロ、相手のKPへのバックパスの間接FKによる1点のみで、攻守のバランスという点では、課題の残る引き分けとなりました。
第4試合は、守備重視の布陣が後ろからの「押し上げ効果」を少し発揮し、リョウのクロスバー直撃の惜しいシュートなど、何本かシュートも見られ、終了直前まで0-0で分けていましたが、間際にカウンターから失点。この試合も落としてしまいました。

普段の慣れた環境の中での練習では、各人がしっかり練習するモチベーションが高まってきていますので、敗戦にもいたずらに悲観する必要はありませんが、やはり、対外試合のような普段と違う状況での気の持ち方から、試合で求められる質の高いプレーなど、これも何度も訓練を重ねていかなければいけないと感じました。練習では出来る、でも、対外試合では上手くいかない、これはある意味当たり前のことなのですが、それをよく意識した上で、より質の高いプレーを身につけるべく練習するということだと思います。
しかし、今日の敗戦の中でも、蒲谷(明)のスピードや、急遽参加の坂本クンのポジショニング、ヒデの徹底マーク、やる気満々で走り回る佐久間など、今後に期待の持てる戦力がその片鱗を見せてくれたと思います。
これから、6月5日は大崎SC、6月6日は文庫SC、6月13日は相手未定ですが1日試合、と「訓練」の機会は目白押しです。こういった、普段と違う中での真剣勝負を多く経験して、いろいろなことを学び感じ取って欲しいと思います。(以上、HP掲載内容)



6/5 梅林小学校 13:00〜17:00
大崎SCとの練習試合
第1試合 vs Aチーム (1-0 2-0) 鈴木、大須賀、鈴木
第2試合 vs Bチーム (0-0 1-0) 小島(サ)
第3試合 vs Aチーム (3-0 2-0) 鈴木、鈴木、大須賀、小島(ツ)、鈴木
PK戦 4-4 (タケ○、リョウ×、トシ○、ユウタ(佐)○、ツヨシ○、アキム×、サクマ×、ヒデ×)−(○、○、○、○、×、×、×、×)
第4試合 vs Bチーム (0-0 1-0)佐久間
PK戦 7-1 (サクマ×、サブ○、キム×、ユウマ×、ヒデ×、アキム○、トシ○、ツヨシ○、ユウタ(佐)○、リョウ○、タケ○)−(×、×、×、×、×、×、×、○)

今日は初めての8人制。細かいことは言わず、素早くボールにつめることと、ボールを持ったらドリブル突破でゴールに運ぶことをテーマとして試合に臨みました。結果として、Aチームの試合に関しては、タケヒロが個人突破で自らゴールしたものが大半でしたが、それ以外のゴールについては、ゴール前でパスを通し、あるいは、混戦から人数をかけてシュートまで持って行ったもので、比較的意図した試合が出来たと思います。シュート数は、第1試合が9本、第3試合が10本でしたので、先週の練習試合と比較して(比較にならないかもしれませんが)、終始攻めの気持ちで試合が出来たと思います。
Bチームの試合に関しては、1年生、幼稚園、いつもDFの2年生を前に出す布陣で臨みました。それぞれ、いい形でボールを奪取するのですが、やはり、足元の技術など基本不足からなかなかキープできず、全体的に攻めあぐんだ感じの試合になりました。第2試合、第4試合共にのシュート数は2、得点効率のいいことを評価するというよりは、やはり、もう一歩の突破、あるいは、パス交換など基本技術の大切さを痛切に感じました。
ただ、いつもの11人制と違って、ポジショニングやマークなどの縛りがなかったため、各人が守備の際には積極的に戻り、決定的になりそうな場面を何度も消したほか、攻めに関してもいい意味で「オレが、オレが」でどんどん上がり、自由なサッカーを満喫できたように思います。
対外試合初得点のサブ・佐久間はゴール後、興奮した面持ちで初ゴールを味わっていたようでした。
また、先週の試合に比較して、遠征ということもあったせいか、最初から緊張感を持って臨めたように感じました。
来週は、上南SC・希望ヶ丘SCとかなりの強豪との練習試合が待っています。今日の試合をきっかけに、勢いに乗って望みたいと思います。



6/13 8:00〜17:00 水道局グランド
第1試合 vs希望が丘 (0-0 1-1)鈴木
第2試合 vs上南 (4-0 0-0)鈴木
第3試合 vs希望が丘(1-2 0-0)鈴木
第4試合 vs上南(2-1 0-1)鈴木

お知らせが遅くなってしまいました。失礼しました。芝生のグランドでの試合は、年に何回かしか出来ない貴重な機会です。希望が丘さんは、4月の市大会で本郷や洋光台と引き分けている強豪チームだけあって、非常に基礎がよく出来たチームでしたが、広いグランドと芝生の球足に助けられた部分もあり、良く守ったと思います(第2試合は超守備的になってしまった感はありましたが・・・)。シュート数も少なく、チャンスは殆どありませんでしたがその中でタケヒロの個人突破から得点も上げ、あわよくばの試合が出来たことは、自信になったと思います。
上南さんとの対戦は、完全なダンゴ合戦(笑)でした。あまりにも得点がタケヒロに集中したので、キーパーを彼に任せるなどして、ゴールを上げたことがあまりない子を中心に攻撃をしました。その中では、蒲谷(明)が積極的に走り回り、何度も決定機をつくりましたが、あと一歩のところでゴールを奪うには至らず、非常に惜しい結果となりました。

ここのところのタテ続けの練習試合で、多くの子が少しずつ自信をつけてきているように思います。特にヒデや蒲谷(明)は以前に比べてかなり積極的になってきたと思います。攻撃面をタケヒロに大きく依存してしまう点や守りに入った時に全体的にかなり引いてしまう点など課題はいろいろとあります。帰りのあいさつ時には、「1人の攻撃と10人の守備のチームでいいのか?」とハッパをかけましたが、やはり、大会で上位を狙っていくには、チームとしてのバランスが重要だと思います。ただ、全体的には、子供たちは少しずつたくましくなって来ていますので、この勢いを大切にしていきたいと思います。(以上、HP掲載内容)



7/3 六浦南小学校。9:10〜13:15
横須賀シーガルズとの練習試合。
第1試合(2年生中心)(0-2 1-0)千葉
第2試合(1年生中心:9人制)(0-0 0-3)
第3試合(2年生中心)(0-1 0-1)
第4試合(1年生中心:9人制)(0-4 0-5)
第5試合(2年生中心)(1-0 0-2)鈴木
<1年生中心チーム>
入部間もない子やお試しの子、園児で編成した1年生中心チームは、猛暑で勝負しなければならない厳しさを体感出来たことで、かなりいい経験になったと思います。「つらい」「暑い」「走れない」「もうダメ」いろいろと弱音もでていましたが(笑)、最後まで交代せず頑張ってもらいました。試合後、『仲間がピンチになったら戻って守る』『止まってボーッとしてる時間はない』と更に追い討ちをかけて厳しいことを言いましたが、最初は誰でも通る路であり、これを経験してみんな大きく強くなっていくのだと思います。あと3ヶ月もすればきっと「疲れなんかないからとにかく試合に出してくれ」と言ってくるようになるんだと思いますが(笑)、最初はとにかく大変です。
その一方で、園児と1年生のみで編成された相手チームには、スピードのあるドリブルを持った子が何人もいて、早い時期からの技術的な完成度の高さを感じました。コーチ陣としては、あと1年間で彼らに追いつかなければならない、と引き締まる思いにさせられる対戦でした。

<2年生中心チーム>
試合が始まると、狭いスペースでラグビーのラックのような状態のつばぜり合いが延々と続きましたが、その中から相手チームの個人技のある子が抜け出して、スピードに乗った巧みなドリブルでアローズのディフェンスをかわしてシュートにまでつなげてきました。すべての失点パターンは、混戦から個人で抜け出した選手が、ドリブルでゴール前のスペースを突いてきたたものです。アローズのディフェンスラインは、今の時点のレベルではそれほど大きく乱れているとは思いませんでしたが、個人技で仕掛けられた場合、一人が抜かれた後のカバーリングがどうしても遅れてしまうので、フリーでシュートを打たれてしまうことになります。
今回の失点パターンを見る限りは、@マンマークでディフェンスをした場合に、個人技で負けるとその後が続かない(自分のマークの相手だけを見ているのでカバーリングがうまくいかない)Aダンゴから離れている選手もそれなりにいるが、ボールの流れや相手選手の出方などについての「読み」が足りないのでポジショニングがトンチンカンな場所になりがち、ということを感じました。
攻撃については、シュート数が第1試合3本、第2試合7本、第3試合6本と2試合目以降、比較的チャンスを作ることができましたが、クロスバー直撃の惜しいシュートが4〜5本はあり、ツキにも恵まれなかったように思います。そんな中、第1試合の千葉のシュートは、ミドルレンジから思い切りよく打ったもので、キーパーの頭の上を心地よく抜けて行くゴールでした。
今回の3試合のうち、最後の試合の前に馬上コーチとOBの吉村君がボードを使い、実演交えてかなり入念なミーティングをしてくださったことで、第3試合の前半は、明らかに他の2試合とは違った内容の試合ができたと思います。内容的には、@ダンゴから強引でもいいから抜け出して味方にパスを出すことAダンゴに全員で参戦しないでその回りで何人かディフェンス役とオフェンス役で別々に待つことBボールの流れを自分で考えて、全員で攻め全員で守ることができるのなら自由に好きなようにやっていいこと、だったそうです。
やはり、子供たちなりに考えることはあるようで、その試合の前半に関しては、ベンチからいろいろと指示を出さなくても、ピッチを広く使ってポジショニングして、各人が自分で考えてプレーしたように感じました。

試合後にシーガルズさんのコーチの方から、お礼のメールをいただきました。その中で、シーガルズさんは、SLの時代はチームの伝統でドリブルをとにかく身につけるように指導するということが書いてありました。コーチ陣は、いろいろと細かい決め事を教えたい気持ちにもなるが、我慢して基礎技術を徹底的に教えていくということでした(ポジションらしいポジションがないのもその表われだと思います。そんなチームだから、U23代表の石川選手(FC東京)が育った?)。
これに対して、こちらは、実質的にあまり関係ないながらも(笑)、一応ポジションがあり、「ゴール前を埋めろ」「誰にマークで付け」「ハーフなんだから上がれ(or下がれ)」「FWだから前線で待ってろ」といろいろとテクニカル(?)な指示もどんどん飛んでます。コーチとしては見ていれば当然いろいろなことを言いたくなってしまう訳ですが、基礎技術+モチベーションがしっかりしていれば、ベンチワークよりも子供たちの自由意志の方がいい結果に結びつく場合もある訳で、今日の相手さんを見て、大いに考えさせられました。シビアに見れば、選手の「タレント度」については、相手さんと殆ど変わりません。それなのに対面勝負で負けてしまうのは、「こころの自由度」、つまり、自分の意思で試合をしていることから来る違いがひとつの原因ではなかろうか、とも思えます。
「答えを先に用意しないガマンがコーチには必要」ということが実は非常に重要なのでは? と個人的にはかなり思いました。(以上HP掲載内容)



7/11 北見方グランド 11:00〜16:00
練習試合。
第1試合 vs NKSC (3-0 2-0) 小島(ツ)、鈴木、オウン、鈴木、小島(ツ)
第2試合 vs GHU (3-1 0-0) 佐久間、鈴木、鈴木
<2試合を通じて>
今日の試合は、先週のシーガルズ戦の際に上手くいったことと上手くいかなかったことを踏まえて、子供たち全員がどうすれば集中力を高めて試合をすることが出来るかを第一に考えて、選手の配置や試合中の位置取りを伝えました。選手の配置は、KP冨林、SW蒲谷(明)、DF佐久間、高橋、小島(サ)、MF金澤、千葉、橋本(坂本、木村)、1.5列 佐藤、FW鈴木、小島(ツ)として、最前線と中盤でのボール奪取を最優先し、最終ラインは蒲谷の脚とDF、MFの素早い戻りに託すことにしました。試合中の指示は、基本的に「上がれ」「ドリブルで抜いていけ」「(シュートを)打て」です。最初は、チャンスの時でも、最終ラインが自陣に残り、上がりきらない場面もありましたが、先取点後は自信が出てきたのか、DFラインがどんどん上がると同時に、ピンチの時にはまず蒲谷がスピードを生かして追いつき時間稼ぎをしている間にFW以下全員が戻ってきてカバーをする「全員サッカー」が出来ていたと思います。また、2試合を通じて、佐久間やヒデ、小島(サ)がハーフウエイライン付近からチャンスと判断して、オバーラップしシュートする局面が見られました。実際に佐久間は2試合目の先制点をもぎ取りました。
1.5列にユウタを置いたことで、何か安心感を感じたのか、タケ(とツヨシ)が左右のサイドにドリブルで切り込み、ゴール前に折り返す局面が何度も何度も(あきれるくらいに:笑)見られました。2試合ともにそうでしたが、今日はタケが持つと、他の選手全員に得点の予感と自分でシュートを決められるかもしれない期待感が広がったようで、先頭をドリブルで疾走するタケを他の選手が必死に追いかけ、ゴール前でセンタリングを待つ様子が見られました。1試合目のシュートは15本、2試合目のシュート11本が示すとおり、かなり攻撃的なサッカーが出来たのではないかと思います。
失点は、ペナルティアーク付近でもみ合っている際に、全員がダンゴに参戦してしまったことで、ゴール前にスペースが出来、そこを突かれたものです。ただ、これについては、1〜2人が気づけば容易に防げたもので、前がかりでボールを奪いに行った結果であれば仕方ない部分もあると思います(ハーフタイムでは、ゴール前のDFの際には、カバーを何層も作って一人が抜かれても次の人が対処できるようにする旨伝えましたが、その「緊急DF」が必要になる場面はその後ありませんでした)。
今日の試合は、このチームが持っている本来の躍動感ある試合が出来たと思います。相手さんの力が劣るということではなく、ひとえに積極的な姿勢で全員が集中し、攻めて行く気持ちになれたことの表れだと思います。
今日のボールの平均的位置は、いつもに比較して5〜10メートル位は前にあり、DFラインもその通り前に出ていました。ボールの位置とDFラインの位置はニワトリが先か卵が先かの話になってしまいますが、相手の攻撃を恐れて、攻められる前からマークに付いて引くよりもその前に相手MFとDFにプレッシャーをかけて、ボールの位置を少しでも高く(相手陣に)置くことが、有利な試合展開と、何より高いモチベーション維持に効くということがよくわかりました。

試合中に、「オレにもシュートを打たせろ」ということでDFラインの選手が上がりっぱなしになってしまう時間帯がありましたがその際には、ユウタ(佐藤)や千葉などの気づいた選手が戻ってきてその役割を「代行」し、全体としてのバランスが崩れないように配慮していたことやお互いを信頼し、ゴール前でパス交換するシーンなども見られ、やはり、子供たちがイメージするサッカーを邪魔しなければ、よく工夫して協力して試合が出来るのだとも思いました。
先週コーチとして私が反省した子供たちの「こころの自由度」を大切にし、「答えを先に用意しないガマン」をしたところ、子供たちはすぐに答えを出してくれました、今後もこの「自由」「攻撃」「自主性」「協力」を大事にしてチーム作りをしていきたいと思いました。(以上、HP掲載内容)



8/23 8:00〜13:30 稲荷台小学校へ遠征
FC藤棚との練習試合
2年生中心(11人制) (1-1 0-0) 鈴木
1年生中心(8人制) (0-0 2-0) 蒲谷(ュ)、千葉
2年生中心(11人制) (4-0 0-0) オウン、オウン、小島(ツ)、鈴木
1年生中心(8人制) (0-0 0-0)

<2年生中心>
今日は、春の市大会で最終日に引き分けた相手であり、その後の進歩を測る上でも重要な試合です。
第1試合に関しては、タテが非常に狭いグランドへの不慣れや久し振りの試合で身体がなかなか「試合モード」にならなかったのか、相手ゴール前に次から次へと攻め込む割には最後の決めが上手くいかず、ちょうど春の大会とそっくりな展開になってしまいました。シュート数は、こちらが10本に対して相手チームは2本。開始4分でペナルティエリアの外からループシュートを決められ、ややあせったところもあり、タケの遠目からのシュートで前半終了間際にようやく追いつきましたが、最後まで調子に乗れず、結果的に引き分けてしまいました。
第2試合は、開始2分にタケのコーナーキックがキーパーを直撃しこぼしたボールがゴールラインを割った形で先制点を奪うと徐々に波に乗り、その直後には、タケのセンタリングに2人が詰め、リョウのが飛び込んだシュートは枠をはずしましたが、これもキーパーが後ろにそらして2点目。その後はバックから前線へのボールの供給や前線でのパス交換が比較的上手くいって追加点を奪っていきました。
後半も前半同様に攻め続けましたが、決定機を2回ほどはずしてしまったので、結果的に無得点で終わりました。
<1年生中心>
園児も何名か入るチーム編成は相手さんと同様であり、ちょうど同じレベルでできるとてもいい機会になりました。ダンゴ状態の試合にはなりましたが、佐久間や金澤がかなり積極的にボールに詰めてゴールまで運ぶシーンが何度も見られたほか、サブが独特のボールコントロールでハーフライン付近からドリブルで右サイドを疾走しセンタリングを上げるシーンなども見られました。ミロと夢真の園児も相手を怖がらずボールをキープしてドリブルで前進していくことを憶えたようで、何度もボールに絡んでいました。
得点は、ペナルティエリア内でこぼれ球を夢真がキープしてドリブルで運び、左隅にシュートしたものです。初めての対外試合での得点でかなり嬉しかった様子でした。
来年は、このチームで公式戦に出場する訳ですが、「この調子で伸びていけば来年も大丈夫」と感じさせてくれる試合振りでした。
<全体を通じて>
今日の試合を見る限り、DF面に関しては着実に進歩していることが覗えます。蒲谷(ア)は、チャンス時には上がり、ピンチ時にも、勇気を持ってボールに詰めて相手のチャンスの芽をよく消していたと思います。また、ヒデについても、DFの中心として、中央付近をよくケアし、怖がらずにボールに詰め、よく機能したDFをしていたと思います。

攻撃陣は、グランドが狭かったためにスピードを活かして突進する相手DFの裏のスペースがあまり生まれず、いつもとはかなり勝手の違う攻めになってしまいましたが、2試合目はペースをつかみ、仲間を活かしたパスを出せていたと思います。
ただ、次回大会はトーナメント戦になりますので、1試合目の20分間にいろいろな事情を克服していかなければなりません。特に、今日の相手さんのように比較的堅い守りをしてくるチームに対しては、先制点を奪って波に乗ることが何より大切だと思います。来週の練習試合(vs FC高坂)では、第1試合のスタートから積極的に先制点を奪いにいく戦い方を課題としたいと思います。
全体的には、個々がそれぞれ着実にレベルアップしてきており、それぞれの役割をよく意識し始めたので、公式戦に向けたいい流れができていると感じました。



9/5 9/12金沢区大会

1回戦  vs  富岡C(1-0 1-0)小島(ツ)、鈴木
2回戦  vs  富岡E(4-0 5-0)鈴木、千葉、タケ、小島(ツ)、金澤、千葉、オウン、鈴木、鈴木

1回戦の相手は、恐らくは1〜2年生混合チームという予測があるだけで、殆ど情報がない中での対戦ですので、私自身も選手以上に緊張していました。「普段の力を出せれば結果は出せるハズ」…とは言っても、集中力に欠ければ負ける可能性もありますので油断は禁物です。
試合前には、これまでの練習試合などからみて、どんな相手であっても先制点を取った場合には大量得点で勝ったケースが多かったことや最初から集中していくことの大切さなどを強調し、「とにかく先制点!」とゲキを飛ばして送り出しました。
そのゲキが効いのか、立ち上がりから積極的に攻め続け、何度かシュートまでつなぐ場面が見られました。待望の先制点は開始3分、ペナルティエリアからの相手DFのクリアが飛ばず処理にもたついているところをツヨシが奪ってドリブルで持ち込みキーパーをかわしてシュートしたものです。
いい時間帯での先制で全体的に波に乗り前半だけでも5本のシュートを打ちました。
ハーフタイムでは、「このままでは追いつかれる可能性があるので、あと1点、2点、3点と取っていこう」と呼びかけました。後半も前半同様に攻め続け、後半6分にタケがドリブルで持ち込み右45度位から強烈なシュート。最終的に追加点は1点しか取れませんでしたが、全後半共に相手に付け入るスキを与えず、いい時間帯で得点を挙げ、内容的にもいい戦い振りだったと思います。

2回戦は、Eチームで、たぶん全員が1年生だと思いますので、油断しなければ何とかなるとは思いましたが、そんな懸念はどこ吹く風で、1回戦の勢いそのままに次から次へと相手ゴールに迫っていきました。先制点は開始22秒でタケがキックオフのボールをそのまま持ち込んでシュート。その後、2分トシ、5分タケ、9分ツヨシ、12分金澤、16分トシ、8分オウン、9分タケ、10分タケの合計9点(ゴールシーンは、これだけあるとさすがにもう全部憶えきれません:笑)。
この試合では、ベンチの選手も全員が出場し、出場した全員が相手ゴールキックに詰めて何とか自分で決めてやろうという、すごい意欲が感じられました。


準々決勝 vs  富岡A(0-2 0-0)

2日目は、優勝候補の富岡A。Cチームの次にEチームとに勝って上がってきたアローズに対して、相当に気合いを入れてきている様子が感じられました。
こちらは、「相手チームは、センタリングで攻めてくるチームではなく、中央から特定の選手がドリブル突破してくるので、中央のタテのラインを常に意識してDFすること」「常に4人が引いて守っているので、サイドを積極的に使って攻撃すること」「前線の選手もピンチの場合はしっかり戻ってカバーをすること」などを伝え、何より20分間フルに集中する必要があることを強調しました。
お互いの入れ込み具合を反映して、最初からかなり激しいボールの争奪戦となりました。当然といえば当然ですが、タケには厳しい徹底マーク(常に1.5人以上)がついて、なかなかいい状態でボールを持たせてもらえません。アローズ全体にチャンスになりそうなボールが来ても、自分でコントロールできる状態にするまでの1秒程度の時間に相手の選手が素早く詰めてくるため、なかなか思うような攻めが出来ない状態が続きました。
もっとも、これは相手チームにとっても同様のことが言え、こちらのDFがしっかり詰めて良く防ぎ、総じて言えば相手陣内に攻め込んでいる時間帯の方がかなり長かったと思います。
最初の失点は(実はあまりよく憶えていないのですが)、4分にペナルティエリアに入った辺りから「打ったら入った」というような感じのシュートでした。
失点後も特に落胆した様子はなく、勇敢にボールに向かっていく様子が見られましたが、やはり、シュートまでなかなか持っていくことが出来ず、得点には至りませんでした。
前半終了間際には、こちらのゴール前の混戦から、右サイドにこぼれたボールが相手選手の目の前に行き、こちらのDFが薄くなったところにシュートを打たれ、力なくコロコロと右スミに転がってしまった失点で2点目。
「かなり攻めているのに点が取れない」状態ではありましたが、全員が集中を途切らせることなく、しっかりと守っていましたので、後半は、とにかく早い時間帯に追加点を狙う旨を伝えて送り出しました。
相手チームは、「とにかく1点」のこちらの意図を察したかのように、中盤の選手をやや引かせて守備的な陣形で臨んできました。後半も激しいボールの争奪戦の連続で双方決め手に欠ける状態で時間だけが過ぎていきました。
こちらの決定的なチャンスとしては、後半8分にタケのコーナーキックがゴール前で待つツヨシの頭にドンピシャで合ったシーンがありましたが、キーパーの手とツヨシの頭の競り合いで辛うじて出した手にヘディング直後のボールが当たりクリアされてしまいました。
その後も素早いリスタートでどんどん攻めつづけましたが、ゴールを奪うには至らずタイムアップ。互角以上に戦いながらの惜しい敗戦になってしまいました。試合終了時の父兄を含めた大喜び振りが、何よりこの試合に駆けた相手チームの意気込みとアローズに対する警戒感を示していたように感じました。

この試合では、私自身にいくつかの誤算がありました。
@狭いグランド……スピードのあるドリブル突破で攻撃のきっかけを作っていくアローズにとっては、(スペースが生まれにくい)狭いグランドは不利。グランドに入ったとたんにイメージしていた戦い方が出来ないと感じた。(1〜2回戦の相手チームの戦い振りからみて、スピードではこちらが優位との読みがあった)。 
A相手の戦術……最近でも何度も優勝している常勝チームにとっては「格下」に見えるはずの我々に、成り振りかまわずの勝負をしてきた。(こちらの良さを消そうとする(タケへの徹底マークや守備的陣形)よりも、「横綱相撲」で正面から来ると思っていた。)

このような誤算(つまりは私のミス)がありながら選手達は実によく戦ったと思います。
思い切りのいい飛び出しと素晴らしいボールへの反応、長いパントキックでゴールをしっかり守ったトシ。アキム・ヒデ・佐久間・富林のDF陣は、身体を張って相手の攻撃を防いでいました。金澤は、相手の前に身体を投げ出してでも止めてやろうという気迫を見せてくれました。後半開始前には、1.5列の佐藤(ユ)が「オレ、センターハーフのつもりでやっていい?」と聞いてきました。これ以上点をやってはいけないと彼なりに判断したのだと思います。その自主的な判断に驚きました。そのほかリョウもサブもいつもとは違うスピードのある展開に戸惑いつつも必死にボールを追いかけていました。

今回の戦いを通じて、子供たちはいろいろなことを肌で感じ取ったことと思います。こういったきわどい勝負の経験こそが明日へつながるのだと思います。こちらにも「相手チームの7番17番の選手に徹底マークをついて、トシのパントからのカウンターで最少得点で勝つ」といった「戦術」もあったかも知れませんが、正面から戦ったことで自分達の力をよく認識することが出来たと思います。「作戦」で結果を求めるよりも、まずは相手に正対して戦うということが、これから将来サッカーを続けていく入口の1〜2年生チームに必要なことだと私は思っています。
冬の金沢区大会では、この経験を踏まえて、ここ2年間のSLの壁となっている準々決勝を是非突破し、メダル獲得を実現させたいと思います。(以上、HP掲載内容)



10/10(日)
vs 横浜かもめSC 1-1(1-0 0-1)
初戦は、ケガのタケをキーパーにせざるを得ない厳しい状況でしたが、代わりに入ったFWのトシが「代役」以上の素晴らしい働きで充分に補ったほか、みんながボールに集中し上々の戦い振りだったと思います。お互いシュートにつなげつつありましたが、内容的にこちらが攻め込んでおり、先制点は開始5分、キーパーの(飛ばない)パントをトラップしたトシが自分のボールにして振り抜き、右隅にゴール、いい時間帯での先制点をゲットしました。
後半も同様に攻め続けましたが、7分を過ぎたあたりから、攻め込まれる場面が多くなり、どこかに「守りたい」という気持ちがもたげてしまったのか、急に失速してしまいました。失点は、後半7分、ゴール前の混戦で足が止まったところで、パスが行きかっているところでシュートを打たれてしまったものです。
それでも、後半9分には、ペナルティアーク付近でのフリーキックを得て、壁の上を狙ったツヨシのフリーキックがバーを直撃して得点することは出来ず惜しい引き分けとなってしまいました。
初戦でもあり、引き分けも仕方ない面もありますが、こういった間違いなく勝てる試合を引き分けてしまったことは、大いに反省しなければいけないと思いました。また、このチームは基本的にモチベーションが攻めに行っているときにはすばらしい連携を見せるのですが、守りの気持ちになってしまうとかなりもろいところがあって、やはり、20分間の集中が何よりも大切と感じました。

vs サザンFC 1-0(0-0 1--0)
初戦の引き分けを何とか取り返すべく、必勝を期して臨んだ第2戦は、終始押し気味に攻めつつも、お互い決め手を欠き得点ならず後半を迎えました。
後半も相手陣内での競り合いが続きましたが、6分にトシがペナルティエリア内でドリブルで切れ込み左隅にシュート、これがバーに阻まれ弾んだところを追いついたトシが再度シュートし、これをキーパーが弾いて再び混戦となったところで相手がたまらずファールを犯しPKを奪取。これを正面ながらツヨシが振り切ってキーパーの頭の上に決め先制点を取りました。
終了間際には、カウンターでDFの裏を取られた決定的な場面もありましたが、キーパーのタケがピッチの中央まで猛ダッシュしてこの1対1の場面をしのぐスーパーセーブを見せ、何とかこのトラの子の1点を守りきって初勝利となりました。「もっと楽に勝てそうなんだけど・・・」の小言はさておき(笑)、とにかく勝ってよかった1勝目でした。

この日は、ケガや欠席などのアクシデントがありましたが、何とかみんなでその穴を埋め、力を出したと思います。



10/11(祝)
vs FCソレイユ 0-0(0-0 0-0)
2日目はタケが回復し、いつものFWで試合に臨みました。
相手チームは、威圧感のようなものは殆ど感じないのですが、全体的によくまとまっており、お互い同じくらいのチャンスと、同じくらいのピンチを繰り返す試合展開となりました。前半6分には、攻め込んだところのゴール正面でPKを奪取し、先制点の期待がかかりましたが、残念ながらこれをはずし、再び混戦となりました。

ハーフタイムでは、「PKのようなラッキーでの得点でなく、普通にゴールを決めよう」と叱咤激励して後半に送り出しましたが、かなり攻めつつもお互い決め手に欠け、結果として引き分けてしまいました。後半6分に得点チャンスとして、ペナルティエリア右隅付近のFKを得て、ツヨシの右上隅を狙ったボールはいい軌道を描きましたが、30センチほど外れ得点には至りませんでした。
PK、FK共に惜しいチャンスを逃してしまったことは、残念でしたが、DF陣にユウタを加えた守備陣がかなりがんばって無失点に抑えたことは、高く評価できる結果だと思いました。

vs HIP.SC 0-2(0-0 0-2)
この試合は、大分前から「春の準優勝チームだから、勝ったらそれだけの価値がある」旨を折に触れ伝えていたこともあって、他の試合とは、一味違うモチベーションを持っているように感じました。前半スタートから、飛ばしに飛ばして(笑)、とにかく相手にボールを渡さないといった感じで食らい付いていくいい試合が出来たと思います。前半は、こちらのシュートが3本、相手のシュートが4本ですので互角の戦いが出来たと思います。

チャンスとしては、クリアボールが相手の最終ラインの裏をついたところをツヨシが詰め、相手DFと競り合いになった場面がありました。一旦は競り勝ち自分のボールにしたのですが、ペナルティエリア付近でシュート体勢に入る直前に相手DFと接触した(押された)ためバランスを崩し、シュートが枠に行きませんでした(アレ? PKでは? と思えるような微妙な場面でした)。

ハーフタイムでは、特に前線の選手が、「押したり、手を使ったりしてきてズルイ」と再三言っていましたので、前半の決定機だけでなく、そういった反則スレスレ(反則?)が相手チームのやり方だと思い、多少頭に血が上りましたが(苦笑)、それも仕方なしで、こちらはフェアプレイでやるべきことと、つかまれたら、つかまれたことを声なり動作でアピールするべきことを伝えました。
そんなことはさておき、この試合は、気を抜かなければ勝てる可能性がかなり高いことを強調し、あと10分間、前半同様の頑張りで勝利をもぎ取って来いとのゲキを飛ばして送り出しました。

後半の失点は、2点とも同様のパターンでしたが、ゴール前で、クリアし切れなかったボールを狭いところで細かいパスでつながれてしまったものです。
結果的に敗戦となりましたが、こちらのプレーはもちろん通用し、総じて押し込んでいた試合でもあり、「まったく負けた気がしない」対戦でしたが、自分たちの形が出来ない中でも個人技のつなぎ合わせで得点してくるしたたかさは、やはり試合巧者であり、これまで対戦したことのないタイプの相手でした。
負けましたが、いい勉強になったと思います。


10/17(日)
vs 横浜GSFC 1-0(0-0 1-0)
もう後がない最終日。この第1試合に負けてしまえば、その時点で決勝トーナメント進出の目はなくなります。「この大会でこの試合が一番大切な試合」ということを、前の週のHIP戦終了後から、何回も何回も伝えました。そのサブリミナル効果(笑)があったのか、全員が「絶対勝つ」の気持ちをもって臨んだと思います。実は、相手チームもこの一戦の勝ち負けが左右する点では同様であり、厳しいガチンコ勝負となりました。
試合の印象としては、殆ど互角であり、双方死力を尽くしたいい試合だったと思います。得点シーンは、相手コーナー付近に遠く転がってしまったクリアボールをタケがあきらめることなくすばらしいスピードで追いかけて追いつき、これをセンタリングし、ゴール前で待つツヨシが右隅に落ち着いて決めたものです。このあきらめないプレーが均衡を破り、この1点で勝利をもぎ取りました。

vs 本牧少年SC  5-0(3-0 2-0)
最後は、得失点差を考えれば、少なくとも5点以上の得点が必要であり、今まで試したことのない超攻撃的布陣で臨みました。DFは、キーパーの佐久間とセンターバックの明夢に任せて、他の選手は、殆ど攻撃に専念する変則3-5-2(実質は1-5-4)の布陣です。これは、どうやら子供たちが自然に思っていたことと同じようで、試合開始直後から、我先にとゴール前に殺到して得点を狙っていきました。
得点は、開始46秒にタケのコーナーキックにユウゴが頭で合わせた先制点、3分に同じくタケのコーナーキックにユウスケがボレーで合わせて2点目、7分にはタケが左45度遠目から強烈なシュートで3点目。いいペースで得点して前半を終わりました。

普段であればこれで特に言うことはないのですが、この日は、同じペースで後半も点を取り続けなければなりません。後半も開始2分にタケがドリブルで持ち込んで技ありのシュート、最後はトシが9分にゴール。
最初に宣言した「少なくとも5点以上」を見事にやり遂げ、タイムアップとなりました。
もうあとは、次のサザンvsソレイユ戦で、「サザンが勝つか引き分け、負けの場合は2点差まで」という結果を待つだけとなりました。


<大会を通じて>
最終的には、勝ち点で並び、得失点差で並び、直接対決で引き分けて、総得点9(ソレイユ)対8(アローズ)の僅か1点差に泣く結果となり、惜しくも決勝トーナメント進出はなりませんでした。ちなみに全部並んでしまった場合は、「抽選」となるようですので、「散々試合やって最後はくじ引きかい!?」となるよりは、いろいろと反省し振り返る意味でマシだったと思います(苦笑)。
初日の引き分けも、2日目の引き分けも、殆どこちらのペースで戦えたことを考えれば、いずれかの試合は勝っておかなければいけなかったということと、得点するべき時に得点しておかないと最後になって響くという勝負の厳しさを経験できたことは、大きな財産だと思います。

思い起こせば、ここ数年アローズSLにとって、横浜市大会の決勝トーナメント進出は、金沢区大会のベスト8同様に一つの壁となっており、今回、いろいろなアクシデントがある中で、チームの団結でその壁に肉薄したことは最大限の評価をしていいと思います。
やはり、階段は一段ずつ上っていかなければならないものであり、この経験を経て上位に常に行くためのメンタル面の強さや、技術面での緻密さなどを身につけていくのだと思います。

最近では、試合会場で相手チームに練習を凝視されることが、以前に比べて多くなってきたように感じます。つまり、マークされる存在になってきたということだと思います。
(いつもの通り、私個人の超楽観的な見解ですが)、このチームはもうどんなに強いチームと対戦しても「あわよくば」の試合が出来るようになっていると思います。一人一人の技量は、そうった強豪チームの選手に比較して総合点で劣っていても、負けない「決め手」、あるいは、「一芸」、「個性」を持っている子が多く、それらが上手く組み合わされれば、強豪チームに対しても「脅威」を与えることができるということだと思います。

次の大会は、本年度最後の公式戦になる金沢区大会です。
今回浮き彫りになったいろいろな課題を克服し、今度こそ、カベとなっているベスト8を突破して、一番いい色のメダルを取って、「チョー気持ちいい」とみんなで叫びたいです(ちょっとネタが古い?:笑)。

・・・・・・・・・

お詫び 〜遅くなりました。 
投稿者:SL オジマ 投稿日:2004/10/24(Sun) 21:47 No.193      
いつもに比較して、大会の報告が遅くなりまして失礼しました。やはり、コーチにもそれなりに立ち直りの時間というのが必要でして、いつもは即座に切り替えられる気持ちが、どうも今回はゴールをはずしたシーンや普段の練習方法の反省などで頭の中がいっぱいになってしまって、なかなか切り替えられませんでした。
よく考えた結果、本文にもあるように次回大会への課題は見えたつもりです。


長文ですので、お時間があるときにでもご覧ください。

大会中は多数の方のご協力ありがとうございました。また、遠くて不便な場所でありながら、多数の親御さんにお越しいただきました。ありがとうございました。

次にがんばります。
(以上、HP掲載内容)



11/13 9:00〜12:45 六浦南小
vs 美晴少年SC
2年生主体(0-1 0-0)
1年生主体(1-0 1-0)ミロ、蒲谷(明)
2年生主体(1-0 2-3)小島(ツ)、鈴木、小島(ツ)
1年生主体(0-1 1-1)ミロ
2年生主体(1-3 0-0)鈴木

今日は、横浜市大会後の最初の練習試合。
大会後に実は子供たちには、いくつかのことを伝えました。

・次の金沢区大会で今年度の公式戦は最後であること。
・区大会で優勝した富岡とみんなには大きな差がなく、タレントでは勝っている部分もあること。
・但し、優勝するチームには、優勝するだけの理由がちゃんとあること。
・市大会については、勝てる試合を2回も引き分けてしまって、結局1点差で逃したこと。
・唯一の負けのHIP戦についても、終始押していたにもかかわらず少しのスキで失点したこと。
・二つの大会を通じてみんなのある部分を修正、それも完璧に修正すれば、次の大会では優勝出来ると私は思ったこと

それで次の大会の目標は「富岡に勝って優勝」とした上で以下の2点を「課題」として伝えました。
@集合の声がかかったら30秒以内に集まる。
Aコーチが話しているときはコーチの顔を全員が見て聞く。

あまりにも単純なことですが、僅差負けも勝負どころの集中力も、技術の進歩も基本的には周りを見て今何をするべきかを素早く判断して対応できる「態度」を育てなければ克服は出来ません。技術的な課題ももちろんいろいろありますが、技術をいくら伝えても、伝達度合いが低く、試合に臨むマインドができていなければいざ勝負の時に役に立たないと思いました。また、個人技に頼り切った現在の攻撃パターンで次回大会を乗り切れない可能性もあり、そうなればチームとしての技術的課題は、「連係プレー」ということになります。「連係プレー」のためにも「態度」が必要です。将来のことなども考えて、上記@AをSL今のうちに身に付けるべきと思いました。

そういった経緯で、ここ最近の練習は、整列して走ることや体操時にしっかり全員が大きな声を出すことを出来るまでやっています(私はオニになった訳ではありませんが・・:笑)。

・・・ということで長い前置きの後に本日の試合に入りますと、コーチが少なかった関係で私がラインを引いている間に子供たちに自分たちだけでジョギング・体操をやるように言ったところ、比較的しっかり並び、大きな声を出してやっていました。「おや? 今日は行けるかも?」と感じました。私が合流した後も皆が集中してアップしていたようでした。

<2年生主体チーム>
相手チームは、上背がありがっちりした体型の子たちをDFラインに並べたイタリアさながらの「カテナツッイオ」の堅い守備陣型を敷いてきました。これに対してこちらはいつもの通りドリブル突破の勝負を挑んだ訳ですが、元々の中盤のプレスがかなり厳しく、あまりいい状態で持たせてもらえなかったことに加えて、スピードで抜き去った時以外は、身体を寄せられかなり強い当たりを食らってしまって、タケやツヨシは何度も飛ばされてしまいました。加えて、FWの後ろのフォローがあまり出来ていなかったため単発的な攻撃に終始して無得点。こちらのDF陣は何度かピンチを迎えましたが、何とかクリアで決定機を防ぎました。失点は、クリアボールが味方ゴールに「ナイスシュート(笑)」のオウンゴールの1点ですので、比較的よく守っていたと思います。
第2試合は、点の取れない相手ではないこと、そのためには攻撃に人数が必要なことを伝え、2〜3点取るつもりで攻めにいくことを伝えました。
結果として、タケの突破でもらったPKをツヨシが決めて1点目、タケがミドルレンジから打って2点目、最後は、これもツヨシがペナルティエリア付近で奪ったボールをドリブルで持ち込んで3点目と、周りの選手もよくフォローし積極的に上がって攻め続けた結果、目標の3点を獲得しました。その反面、やはり守備の薄くなったところをカウンターで突かれて3失点してしまいましたので、攻守のバランスに課題が残りました。
3試合目は、同様に攻めることと守備への戻りを意識するように伝えましたが、相手チームが長身の選手を前に配置する攻撃的な布陣で来たために、当てがハズレて、今度はいいようにDFの裏を突かれてしまいました。やはり、このクラスのチームとなれば、前の試合を踏み台にして柔軟にポジションを変えて来てもしっかり組み立てて来る訳ですが、こちらは変化への対応はまだまだで、攻めるチャンス
を得ることなく終わってしまいました。こちらの得点は、タケがハーフラインから緩急つけたドリブルで抜けた1点だけでした。

<1年生・園児主体チーム>
1年生と園児に2年生1人を加えた8人制の試合は、こちらも、相手チームもダンゴ合戦になりましたが、ミロやお試し参加の松下君がすばらしい躍動感ある動きを見せてくれました。最近のミロは、お父さん仕込み(?)のタイミングを上手く取って相手をかわすドリブルや強いインステップキックなど急速の進歩を遂げています。今日の2得点は決して偶然ではなく、実力の証しと考えていいと思います。
また、木村や大川(結)、坂本、蒲谷(夢)など、来年には主力となる1年生にとっては、こういった対外試合の経験を通じて、求められる技術のレベルなどを体感して覚えていくのだと思います。

<全体を通じて>
1年生と園児に関しては、「人数」の大問題(現在8名)を抱えてはいますが、来年4月の横浜市大会までには何とか形を作ることができそうな感触を得ることが出来たと思います。
2年生チームに関しては、攻撃と守備のバランス、というかメリハリをもっともっとしっかりつけないとこのレベル以上の相手には、厳しいと感じました。具体的には、サイドからオーバーラップでどんどん攻撃に参加して、守備時にすばやく戻ってくるようなオフェンシブハーフが必要ということになります。それが出来ないと、特定の選手の、しかも個人技にいつまでも頼らなければならなくなります。(後半の試合のように先制されて気持ちが引いてしまうと、ライン全体が引いてしまって更に前線が孤立してしまいます。)区大会まであと2ヶ月程度しかありませんが、チームとして機能するための連係をこれからの練習で身につけていきたいと思います。



11/21 13:00〜17:00 高舟台小学校
vs 大崎SC
2年生主体(2-0 1-0)鈴木、佐藤、小島(ツ)
1年生主体(0-0 0-1)
2年生主体(2-1 1-1)オウン、金澤、鈴木
1年生主体(0-1 0-2)
2年生主体(4-0 2-0)大須賀、鈴木、オウン、大須賀、千葉、鈴木
1年生主体(0-1)

<2年生主体チーム>
6月に8人制でお手合わせいただいた大崎SCさんとの本年度2度目の練習試合です。
今日の課題は、前回の練習試合で浮き彫りになった前線と中盤・最終ラインのスペースを埋め、分厚い攻撃と守備時の戻りをどの程度できるかということです。
第1試合は、開始直後からベンチからうるさくラインの上げ下げを言ったこともあってか、比較的高い位置に最終ラインを保ち、基本的には相手陣内で試合をすることが出来たと思います。ピンチらしいピンチも殆どなく、逆に攻め込まれなかったおかげで守備のほころびがあまり表に出ない試合内容となりました。得点は、5分にタケがDFの裏をついてスピードで抜き去ってゴール、8分にユウタ(佐藤)がペナルティエリア外から思い切って放ったシュートがロビング気味にキーパーの頭の上を越えて2点目、3点目は、相手DFの裏をついたボールをタケが追いつき左サイドからセンタリング、それをツヨシがトラップ後、DFをかわしてシュートしたものです。
2試合目は、勝てる相手と思って油断してしまったのか、オレががオレがでみんなが上がってしまって、かなりズサンな守備になってしまったように思います(苦笑)。ユウタ(佐藤)のカバーリングが何度もピンチを救ってくれましたが、これがなければ、あと2点くらいは「献上」していたかも知れません。相手のオウンゴールと、ゴール前の競り合いでユウゴが飛び込んだ2点目、ペナルティエリア内から放ったタケの3点で何とか勝ちましたが、中身は「お叱り」(笑)が必要な内容でした。
3試合目は、この試合を接戦にしたら相手に自信をつけさせてしまうこと、もっとしっかりした試合をすれば、大量得点かつ無失点の試合ができること、を伝えました。さすがに子供たちもこのままではいけないと思ったのか、2試合目とは違った内容の試合をすることが出来ました。得点は、タケのセンタリングからリョウが2得点、トシが遠目から打って1得点、ドリブル突破でタケが2得点でした。第1試合同様にほとんど攻め続けたことで、無失点で切り抜け何とか面目を保つことが出来ました。

<1年生・園児主体チーム>
この試合は、お試し参加の石塚君(2年生)と松下君(年長)を加えて、園児と1年生で構成したチームで臨みました。ユウゴとサブは今日は6試合の「出ずっぱり」でかなり体力的にきつかったはずですが、2人ともよくがんばりました。
特にユウゴは、遮二無二ボールに突っ込んでいく闘志を3試合通じて見せてくれました。サブも普段はやらないコーナーキックやゴールキックを蹴るなど、「自覚」を感じさせてくれる試合振りだったと思います。大川(結)は、初のキーパーに挑戦し、機敏な動きでしっかりと守りました。夢真は、1年生に負けないスピードで相手ゴールに何度か迫りました。木村は、第1試合では、惜しくもキーパーの正面に行ってしまいましたが、ペナルティエリア内から強烈なシュートを放ったほか、キーパーにも挑戦しました。坂本は、かなり積極的に相手との競り合いに参加して、ドリブル突破を何度も仕掛けました。松下君は、先週に引き続きの参加で、もうこのチームの中心選手といってもいいような活躍振りです(見ていてシビれるようなすばらしいスピードの突破を何度も見せてくれました)。石塚君は、最初は「試合は出たくない」といっていましたが、何度も出るうちに自信がついてきたようで、帰るときには「楽しかった」と晴れ晴れと言ってくれました。
相手チームも大健闘で、コーチの方が「1年生と園児の試合は、見ていて本当に楽しいですね」とおっしゃっていました(私も同感です!)。

<全体を通じて>
今日の試合は、先週とは違って攻め込まれることがなかったので、あまり目立ちませんでしたが、もし相手チームの左右のウイングに多少の突破力のある選手がいたら、「オールフリー」で攻められていたのではないかと思います。やはり、課題の連係と攻守のバランスは、いろいろなレベルの相手と試合をしながら、体験して身に付けていくことのように思います。

大崎SCさんは、こちらにいらっしゃった時からきちんと整列して、大きな声で挨拶をして、試合中も仲間を励ましたり、声を掛け合ったり、負けていても決して腐らず頑張るとても気持ちのいいチームでした。これに対して、こちらは試合には勝ちましたが、「お行儀」やら「取り組み姿勢」という点では、「完敗」です。このようなチームと試合をさせていただくと、コーチとしてかなり反省します。
前回練習試合の前置きで書き込みました通り、「態度」をしっかり育てることをどんな時にも、忘れないでやっていかなければいけないと思いました。



12/16 試合結果の書き込み
『11/28 vs 藤沢FC
やはり、コーチとしても振り返りたくない試合というのもたまにはありまして(苦笑)、この藤沢戦FCは、試合後のコメントになかなか着手出来ませんでした。失礼しました。
時間が経っていることもありますので、簡単に振り返ります。

2年生主体(0-1 0-1)
1年生主体(0-1 0-0)
2年生主体(0-0 0-0)
1年生主体(0-0 0-1)
2年生主体(1-0 2-2) 鈴木、鈴木、小島(ツ)
1年生主体(0-0 0-2)

<1年生主体>
相手さんにも適度に園児が混じり、同じようなチーム構成でいい経験が出来たと思います。1年生チームは、対外試合が出来ることがとにかく嬉しいようで、技術的にはこれからでも、ボールに絡もうとする気持ちは、上の学年にも負けません。それぞれ、印象に残るようなプレーを一人一人見せてくれたと思います。
結果は負けましたが、この気持ちを持ち続けて、どんどん上手くなっていってほしいと思います。

<2年生主体>
「相手は人数が多くて、いつも上位に食い込んでいるチームだから、しっかりとした試合をやらないと大負けしてしまう」と脅かし過ぎたのか、スタートからかなり気持ちが受けに回ってしまって、引きに引いてしまいました。その結果、こちらは相手陣内に殆ど攻め込むことなく、終わってしまいました。「引いたから守れる」という程の陣型を組めるわけでもありませんので、最初の2試合は、ちょっとしたスキに失点して、無得点のまま敗退ということになってしまいました。
3試合目が始まる前に以下についてかなり強調しました。

(注:会話調)
1.「おいおい、相手チームはみんな基本がよくできたいいチームだと思うけど、ものすごい決定力を持った選手がいるか?」
2.「相手DFは、破れないDFか? コーチはみんなのいい時の動きをすれば、3点は確実に取れる相手だと思う」(オジマ)「いや5点は行ける」(馬上コーチ)
3.「引いたら負け。攻めれば3点取れる。上がるときは上がる、戻るときは戻る前後の動きをしっかりやって、最後くらいは勝って来い!」



ということで、3試合目は、全体的にラインが上がり、ゴール前に攻めていく、いつもの展開に持ち込めたことで、「予定通り」3点をゲットしました。
比較的早い時間帯に取ってしまったことがよくなかったのか、最後は再び引きに引いて、受けの姿勢になってしまって2失点。何とも締まらない試合になってしまいました。

試合後、私は内容についてけなす事は普段はないのですが、さすがに「こういう試合はブサマな試合って言うんだ。こんな試合をやっていたら、区大会では優勝できない」とややキツ目にお叱りしました。
相手がどんな相手であっても、多少強くても、ぶつかっていく気持ちがなければ、「調子がよければ勝てる」という並のチームにしかなれません。
どんな相手でもできる安定したプレーとモチベーションを身に付けなければ常勝チームにはなれないと思います。
以前であれば、「3点取って来い」と言って、その通りに取ってきたなら、褒めたと思いますが、このチームが目指すのは、コーチから言われてやるのではなく、自ら進んでやることです。
何でもお膳立てしてくれるのを期待する「甘ちゃん」では、60〜80人から選抜されてくる強豪のAチームには、歯が立ちません。

一方で、FC藤沢さんは、重い荷物を自分たちで運び、整列挨拶もしっかりし、ハーフタイムには言われなくても、ポジション通りに並び、しっかりコーチの方を向いて話を聞くような、行き届いたチームでした。
私自身は、もともとサッカーは自由な競技ですし、過度の形式は不要と考えておりますが、「自由と規律」のバランスについて、もっと「規律」側に針を振れさせないと勝てるものも勝てなくなるとの思いを強くした1日でした。』



12/16 試合結果の書き込み
『12/12 vs 瀬ヶ崎FC(+クライムイレブン2年生)
2年生主体(0-0 0-0)
1年生主体(0-2 0-0)
2年生主体(1-0 1-0) 鈴木、鈴木
1年生主体(0-0 0-4)
PK戦 アローズ(○○×○○○×) 瀬ヶ崎(○○○○×○○)

今日の相手は、前回の金沢区大会で銅メダルを獲得した相手。準々決勝で富岡Aに惜敗した我々にとっては、意地でも負けられない相手であると同時に、2月の区大会に向けて、こちらの戦力分析という意味でも、重要な試合です。
(今日はクライムイレブンさんの2年生4人を加えた「混合チーム」でいらっしゃいました。)

<2年生主体>
今日の布陣は、11月から取り組んでいるオフェンシブハーフのテストを目的にスピードのあるユウスケとアキムを左右のHFに置き、攻撃的な布陣で臨みました。第1試合に関しては、双方攻め手に欠け、こちらも決定機を得ることが出来ずドローに終わりました。
この試合では、センターHFのトシが、とにかくボールに絡み、身体を張ってボール奪取に務める献身的な動きが目立ちました。
HF陣についても、比較的前線に張るアキムとボールに絡むユウスケが上手く機能していたように思います。
リベロのユウタ(佐藤)は、全体をよく俯瞰し、ピンチの芽をよくつんでいたと思います(ヒデとの前後のコンビも上手くいったようでした)。
第2試合は、トシをKPとし、1点もやらない「勝負モード」で臨み、選手には勝負にこだわって戦う旨を伝えました。
第1試合同様にハーフライン付近でのボール奪取合戦になりましたが、前半6分に自陣からのサブのクリアボールが、相手DFの間を上手く抜けて、それにスピードに乗ってタケが詰め、競り勝ってドリブルで持ち込んで先制しました。
2点目は、これも自陣からのFKをツヨシが、DFの裏、かつ、タケの位置に絶妙の高さで落とし、これを「目論見通り」にタケが奪取して、スピードで振り切ってゴールしたものです。
第1試合とは異なり、DFの穴を巧みに突かれてKPと1対1になる大ピンチが3度ほどありましたが、これをKPのトシが絶妙のポジショニングですべて防ぎ、無失点で切り抜けました。

<1年生主体>
いつもとは異なり、今日はたぶん2年生が半分くらいは入っているチームとの対戦になりましたので、スピードや当たりの強さなどあらゆる面で上回る相手との厳しい対戦になりました。
結果として、同じパターン(右サイドからのドリブル突破)で3失点するなど、体力の差がモロに出たようでしたが、全体的には勇敢に戦ったと私は思いました。
いつもの通り、ミロとマサキ、坂本、ユウマは取られはしましたが、何度も積極的にドリブル突破を仕掛けていましたし、佐久間やサブは味方に声を掛けるなどリーダーシップを発揮していました。最近入部した石塚も試合に大分慣れてきたように感じます。
もし、区大会で2チーム出場が出来たならば、このレベルの相手とも1年生主体チームが対戦することになりますので、こういった経験が出来てとてもよかったと思います。
<全体を通じて>
最近重点的に練習している、サイドからクロスをあげて、中盤から前線の選手が飛び込むパターンは、今日は殆ど見られませんでしたが、同程度の実力のチームに対して、しっかりした戦い方が今日は出来たと思います。
また、ホームではありますが、この広さではなかなか裏や両サイドのスペースが出来づらいので、中盤でボールを壁パスのような形で交換し、相手の裏に運ぶような細かいプレーも必要ではないかと感じました。
DFは、今日の布陣であれば比較的安定しており、相手チームの攻撃力によって布陣を変えるようなことも出来るようになってきたと思います。

練習試合は、今月はあと3試合あります。レベルやタイプはいろいろですが、こういった課題をテストしつつ、更に勝負にはこだわって臨んでいきたいと思います。』



12/19 ホームページへの書き込み
vs 高坂FC
<2年生主体>(1-0 1-0) 小島(ツ)、小島(ツ)
<1年生主体>(0-2 0-0)
<2年生主体>(0-0 0-0)
<1年生主体>(0-1 0-1)
<2年生主体>(1-0 2-0) 小島(ツ)、鈴木、小島(ツ)
PK戦 アローズ(○○×○×○○○×) 高坂FC(×○×○××○××○)

<1年生主体>
園児とお試しの2人(オッコ、ミキ)を加えたこのチームは、ここのところの連戦で、お互いが試合に大分慣れてきたように感じます。
佐久間やサブ、金澤などの2年生チームへの出場組が要所で押さえて、皆が自由に積極的に試合に参加しています。
今日の試合では、オッコがお兄さん(タケ)ばりの素晴らしいスピードで相手DFに競り勝ったり、2学年上のお兄さんたちの中で怖がらずに「参戦」したミキなど、頼もしい働きを見せてくれました。ユウキもKPに毎回強力に(笑)立候補して、試合を経験するうちに大分自信をつけてきたようです。
やはり、毎週試合が出来ることが、園児をはじめ皆の励みになっているようで、例年見られるような、「試合そっちのけ」の子も殆どいません。
まだ強烈なシュートを浴びせかけるようなところまでは行っていませんが、この積極性があれば、その日もそう遠くないことだと思います。
<2年生主体>
今日は、タケが膝を痛めたため、大事を取ってKPでの出場となりました(第1試合のみ)

私にとっては、今日の相手チームは「未知」の相手でしたので、とりあえず観察をしました。準備運動や試合前の練習の様子を見た感じでは、何かにつけしっかりと規律が取れており、特にインサイドキックに関しては、2人組でチェンジを繰り返しつつ、前に進む練習を2年生全員が簡単にこなしていましたので、「パスを駆使して、翻弄してくるチームかも?」と思いました。
そこで、試合前の選手には、@DFラインを維持して、裏を突かれないように注意すること、Aパスを自由に回されないように中盤で当たり強く詰めること、の2点を一応念のため伝えました。
第1試合の開始早々は、子供たちなりに警戒をしつつ、神経を使っていたようでしたが、3分を経過した辺りからボール奪取で優位にあることで自信を持ち、心理的にいい状態でプレー出来たようでした。
先制点は、開始5分、KPのタケのパントが、そんなに飛ぶとは思わなかった相手DFの裏を見事に突いて、これをツヨシがスピードに乗って詰め、KPと1対1で落ち着いて決めたものです。
2点目は、後半8分にツヨシがペナルティエリアの外からのFKを壁の上を狙って打ち込み、KPの頭の上を抜けてゴールしたものです。
第2試合は、いつもの通り(笑)、「中だるみ」となってしまいましたが、個々のプレーではキラリ光るものが随所にあり、総合的には平均点レベルの試合は出来たと思います。
第3試合は、これもいつもの通り、試合前に説教をしました(笑)。中身は、@このまま引き分けで終わったら、「アローズってたいしたことないじゃん」という印象になってしまうこと、A遠くから来てくれているんだから、しっかりとした試合をしないと失礼であること(つまり、勝てる試合はしっかり勝つ)、です。
再び緊張感を喚起して送り出した第3試合は、アキムとユウスケを両サイドバックに置き、守備を重視しつつ、攻撃時には積極的に上がる旨を伝えました。
開始早々に、キックオフのボールをツヨシが緩急つけたドリブルでゴール前まで持ち込み、KPを交わして先制しました。
2点目は、後半5分にタケがゴール前の混戦から抜け出して、豪快に振り切ってシュート。
3点目は、同じくゴール前の混戦から、タケが右サイドにいったん開いてDFを寄せたところで、ツヨシにショートクロスで戻し、これを決めたものです。
この試合は、こういった得点シーンだけではなく、各人が随所に見せ場を作り、しっかりとした試合が出来たと思います。

どうしても試合後のコメントは、ゴールシーンが中心になってしまいますが、先週の試合から、無失点で切り抜けているDF陣のがんばりは特筆出来ます。
リベロのユウタ(佐藤)は、どのように相手が攻めてきても、絶妙のポジショニングでがっちりとゴールを守り、更に、味方DF陣にポジショニングの指示を出すなど、リーダーシップも発揮しました。
今日の最終試合の布陣は、トップクラスのチームとの対戦を想定した場合に、守備と攻撃のバランスを最善に保つと言う点では、現時点でベストの布陣ではないかと思いました。
また、1年生の坂本が2年生チームの試合に初めて出場し、かなりアクティブにボールに絡んでいくうれしい成果もありました。

試合後に馬上コーチが、「みんな上手くなったねえ。今日は感激したよ」と関心されてましたが、私も同感です。



12/25 HPへの書き込み
『12/23 vs 横須賀シーガルズ
2年生主体(0-0 0-0)
1年生主体(0-2 1-2) 佐久間
2年生主体(0-0 1-0) 鈴木
1年生主体(0-1 0-3)
2年生主体(0-2 1-0) 鈴木
1年生主体(1-4) 佐久間 ※15分1本

横須賀シーガルズさんとは、過去2年間で夏と冬に計3回の練習試合をさせていただきましたが、良くて引き分け、殆どが負けであり、今日は4度目の「挑戦」となりました。
<1年生主体>
今日の試合では、久しぶりに点が入りました。第1試合の後半に、相手のゴールキックがペナルティエリアの右後方で待つ佐久間の前にバウンドして来たところをフリーでループ気味に決めた1点目と第3試合に同じく佐久間がドリブルで持ち込みこれも右から振り切ったもので、全体的にはかなり点を取られましたが、ゴールの喜びを皆で味わえたことはよかったと思います。

実は、第2試合ではオウンゴールで失点してしまったシーンもあったのですが、本人が泣いてしょげているいるのに対して、周りの皆が「ドンマイドンマイ、次に点取っていこうぜ!」と掛ける「涙もの」のシーンなども見られ、入部順位の早い子を中心とした、「みんなでがんばっていこう!」というチームワークの芽生えが感じられます。本当に嬉しいことです。
また、最近お試し参加の子たちも試合を重ねるごとに慣れてきたもようで、既に上の学年との試合を怖がることなくなっているようでもあります。
やはり、このような対外試合の真剣勝負は、子供たちにいろいろなことを自然に身に付けさせてくれるようです。
<2年生主体>
6月の対戦でどのようなチームかは、既にわかっていますので、考え方は整理しやすかった訳ですが、チームのタイプとしては、苦手としている「ダンゴ+個人技」ですので、それをどの程度克服出来るかが、今日のポイントです。
第1試合の前半は、アップ不足のような状態で、朝一あまり身体が動かないのか、全体的に運動量少なく、かなり精彩を欠いた状態でした。ハーフタイムに、相手は固まって来るのだから、とにかくボールを奪取して回せば大きなチャンスがすぐに来ることとタテに突いていくスピードは勝ってると前置きして、そのために後半は、@ダンゴに全員が参加せず、何人かは周りで待って当たり強く取りに行くこと、Aクリアボールをなるべく大きく、相手のいないところ、または裏に出すことを指示して後半に臨みました。
後半は、トシをセンターHFに据えた効果がすぐに表れて、彼が何人も引きずりながら、ボール奪取のための献身的な働きをしました。最後まで双方決め手に欠け、結局はドローに終わった訳ですが、後半4分には、自陣からのFKをツヨシがゴール前に落とし、これにスピードに乗ってトシが突めてシュート、キーパーがはじいたところを再度打ち込んだ「幻のゴール」もありました(判定はオフサイド)。
第2試合は、試合前にもう一度上記@Aについて確認し、後半の勢いを以って次の試合を勝ってくるようにゲキを飛ばしました。
前半は、一進一退の攻防となりましたが、前の試合の後半以上に皆が勇敢に戦っているように感じました。
先制点は、ハーフライン付近で競り勝った後のクリアボールが、センターサークル付近で待つタケの付近に飛び、これを前にいる選手の裏に出したあと、スピードで振り切る得意のパターンでタケが決めたものです。また、同じようなパターンでツヨシが持ち込み、右サイドで待つタケに渡し、クロスを上げるパターンなども散発的ながら見られ、比較的いつものこちらのパターンを出せたような印象でもありました。積極的に攻めることでこの1点を結果的に守り切り、初勝利となりました。
第3試合は、実は第2試合の途中から、ダンゴ内で、「つかむな!」「つかんでねーよ!」「手を使うな!」「ウルセエ!」「体当たりするな」「オメーこそ!」といったツバ競り合い続いていた影響からか、手を使い、脚を出し、ベンチからもブイングが再三にわたって出る荒れた試合になってしまいました。ひとえに主審をしていた私の責任です。この場を借りてお詫びさせていただきます。

そんな形でアローズ全体に冷静さを欠いてしまった結果、前半に2点を先制され、最後にはタケの右45度からの強烈なシュートで一矢を報いたものの、後味の悪い敗戦となってしまいました(ちなみにクロスバー直撃のPKもありましたが、これも相手が手を使ってきたことに怒って、その選手を突き飛ばした結果、最初に手を出した方にペナルティを課した問題の場面であり、入っていれば同点だったと胸を張って言えるようなものではありませんでした)。
<全体を通じて>
今日のベストマッチは、何と言っても2試合目です。双方死力を尽くし、身体を張って良さを出した試合だと思います。こちらの得意パターンも出すことが出来たことは大きな収穫だったと思います。
その一方で3試合目のような、「ヒートアップ」した試合で冷静さを欠いて負けてしまったことは大きな反省です。
試合後、解散時に技術解説を私がすることは殆どないのですが、今日に限っては、動作を交えてポイントだけ説明しました。
「相手の選手は、足元でキープするときに後ろを向いてキープしたりするから、手が出てくることもある」「身体の入れ方をよく知っているので、不自由でイラつくことになったかもしれないが、冷静さを欠いたらどんな試合でも負ける」というこ
とです。
結果として1勝1敗1分でしたので、オンの字ではありますが、やはり、こういった経験も貴重であり、後味が悪い終わり方であっても大いに勉強になったと思います。』



12/27 ホームページへの書き込み
『12/26 vs 上中里SC
<2年生主体>(2-1 1-0)オウン、オウン、千葉
<1年生主体>(0-2 0-1)
<2年生主体>(1-1 1-0)千葉、小島(ツ)
<1年生主体>(1-1 2-5)高橋、佐久間、ミロ
<2年生主体>(1-1 2-1)千葉、小島(ツ)、小島(ツ)
<1年生主体>(1-3 0-1)ミロ
今年の最終戦は、来年1/30のカップ戦(第1回上中里SC杯)にご招待いただいた上中里SCさんです。
<1年生主体>
今日は、帰省ほかの関係で参加人数が園児〜2年生で16人でしたので、1年生主体チームは、8人制でお願いしました。それでも、ミロ、ユウマ、マサキ、ミキと半数が園児のメンバー構成でしたが、3試合集中を切らすことなく、よくがんばったと思います。
今月、これで4試合目、毎週ともなると「試合の準備」というのもわかってきたようで、コーチに言われなくても佐久間を中心に試合前に集まってまるくなり、何やら相談してポジションや試合の進め方などを話していたようでした(微笑)。
試合内容としては、たぶん2年生も2〜3人は出場している相手チームの個人技についていくことがなかなか難しかったようですが、それでも全員がクサることなく、何点取られても「次に1点取りにいこう」という気持ちで真摯に試合に取り組んでいたように思います。
この試合では初めてKPで出場した石塚の健闘が目立ちました。オールフリーで打ち込んでくるシュートを何度も手や脚、身体を使ってよく防ぎました。
得点は、ゴール前の混戦から抜け出してKPをかわしたヒデのシュート(2年生の試合ではDFラインの中央で守備に徹しているヒデのうれしいゴールでした)、ドリブルで持ち込んで遠目から打った佐久間のシュート、KPとの1対1をループでかわしたミロの技ありのシュート、同じくミロの中央突破からのシュートと合計4得点を獲得しました。
この1ヶ月間で合計10試合を経験し、いろいろな意識が芽生えたように感じます。「みんなでやっていこう」「点を取られても下を向かないで点を取りに行こう」「試合は楽しい」「怖がらずにやろう」・・・。こういった意識は、普段の練習の中でいろいろと私が「ゴタク」を並べても(笑)、なかなか簡単に育つものではありません。本物の経験をすることが、一番の勉強です。その意味では、例年よりもかなり早い時期での1年生・園児の「連戦」が来年以降につながるいい経験になったと今日の試合を振り返って感じました。

<2年生主体>
試合前の選手には、@第1回の記念大会に呼んでくれたチームだから、呼んだことを後悔されるような情けない試合をしないようにしっかりとやること(つまり勝てる試合はきっちりと全部勝つ)A激しい試合はいいが前回の試合のように冷静さを欠いた試合をしないこと、の2点を前提として伝えました。
その上で、@グランドがタテ・ヨコ共に狭く、大きな展開が難しいので、中盤の競り合いに負けないことAペナルティエリア外でもどんどんシュートを打っていくことを留意して試合を進めるように注意しました。
全試合を通じて、大半の時間を相手陣内で攻め続けることが出来たため、押している印象ではありましたが、第1・第3試合は、一瞬の隙を突かれてカウンターで先制を許し、リズムをつかむ前の序盤の戦い方に課題を残しました。ただ、先制されても落ち着いて対処し、ハーフタイムで厳しいゲキを飛ばさなくても選手のほうから、「大丈夫。勝てるから心配しないで」と私が諌められる一幕もあり、何かしっかりとした試合をする自信を皆がつけてきたように思います。
特に今日は、最高の「得点源」であるタケをヒザの痛みで欠き(前回の激しい試合で負傷。今日はKPで出場)ながら、選手たちには「何とかできる」という自信があったようでした。
得点シーンを順に振り返りますと、

第1試合→ゴール前の混戦(かなりの混戦でした)でツヨシが放ったシュートが相手のオウンゴールを誘って1点目、同じようなパターンでトシの放ったシュートがオウンゴールで2点目。最後は、ペナルティエリア外の中央からトシが振り切りゴール左隅に3点目。
第2試合→ペナルティエリア外の左45度から、トシがインステップでボレー気味にジャストミートした「ビューティフルゴール!」で1点目、ペナルティアーク付近の混戦からドリブルで抜け出したツヨシのゴールで2点目。
第3試合→ツヨシのコーナーキックをトシがボレーで合わせて1点目、ユウタ(佐藤)のクリアボールが相手DFの裏にカブッたところにツヨシが詰めてドリブルで持ち込んで2点目、トシのドリブル突破で得たFKをツヨシがゴール右隅に決めて3点目。

というように、それぞれがいい形で持ち味を発揮して着実に得点したと思います。
アキムやユウスケについても、攻撃参加と守備への戻りのメリハリがよくわかってきたようで、かれらのスピードを活かしたカバーリングがピンチをかなり消していたと思います。
ユウタ(佐藤)は、最終ラインでのクリアを工夫して、前線の選手に球質を考慮して出していたようでした。仲間への指示も的確で、「怖くないドゥンガ゛」(笑)といった感じです。
また、入部間もない石塚が今日は始めて2年生の全試合に出場し、まだサッカーそのものには慣れないながらも、一生懸命さと身体を張った勇気あるプレーで仲間の信頼を得たようでした。初めてとは思えない位にチームにジャストフィットしていました。
アローズにかなり甘い判定で救われてしまった部分もありますが、結果的に3勝して本年度最後の試合を飾れたことは、よかったと思います。また、勝ち負けだけではなく、精神的にもたくましくなったチームを今日は見ることが出来たように思います。

<全体を通じて>
12月は、タイプやチーム構成などが異なる4チームと合計11試合を2年生主体チームは戦い、これを7勝1敗3分で乗り切りました。各人に、基本的には「負けない」、最悪でも「引き分け」の勝ちグセが芽生えてきたことは、この1ヶ月間の大きな成果と言っていいと思います。1年生主体チームも含めて、皆が自信をつけて精神的に変わってきたように感じます(相変わらず私の話は聞いているのか聞いていないのかよくわかりませんが:笑)(→大事なところはたまには聞いているようです:笑)。
技術的にも、6月の水道局の試合後に、タケに頼りきった攻撃に対して「1人の攻撃と10人の守備のチームでいいのか!」と言って奮起を促した他のメンバーが進歩を果たし、かなり戦力的な厚みを増してきたように思います。

あと1ヶ月あまりで金沢区大会です。この調子で階段を1段1段着実に上って行きたいと思います。』



1/19 ホームページへの書き込み
『1/10 vs 文庫FC
<2年生主体>(1-0 0-1)小島(ツ)
<1年生主体>(1-1 0-0)ミロ
<2年生主体>(1-1 0-1)鈴木(タ)
<1年生主体>(1-0 3-1)ミロ、佐久間(ユ)、佐久間(ユ)、ミロ
<2年生主体>(0-0 3-0)小島(ツ)、小島(ツ)、オウン
<1年生主体>(0-0 2-0)ミロ、松下
今年最初の練習試合は、近隣の文庫FCさんです。
<1年生主体>
相手さんは、1年生が5〜6人で園児が10人以上いるということで、半数が園児で構成されるこちらと大体同じレベルの対戦をさせていただくことが出来ました(8人制でお願いしました)。
今日の1年生主体チームは、「素晴らしい!」の一言に尽きます。結果も2勝1分でした。佐久間(ユ)、坂本、大川(ユ)、鈴木(リ)、ミロ、蒲谷(ユ)、松下、佐久間(ミ)の8人は、一人一人がサボることなくボールに寄り、自分のボールにしてからは迷わずゴールに向かってドリブルを仕掛け、20分間を集中して試合に臨んでいたと思います。練習ではなかなかヒットしないシュートも、驚くほどいい感じで振り切り、この時期にしては強烈なシュートが何本も相手ゴールに向かって放たれていました。私が振り返ってみても思い出せない位たくさんのゴールが生まれ、第2試合、第3試合共に、「ブッチ切り」の勝利です。この気持ちを持ち続けて、来年度の「自分たちの代」でも頑張ってほしいと思います。
<2年生主体>
金沢区大会を1ヵ月後に控えており、本大会で当たる可能性のある近隣チームとのこの時期の対戦はそれなりの神経を使って戦うべきですが、今日は何か、休み明け初戦のせいか、相手チームに知っている子がいる気楽さから来る何となくの「親善ムード」のせいか(そう言えば試合前に両チームで「手つなぎ鬼」をやったりもしました)、何か締まらない試合内容となってしまいました。
第1試合のスタート直後は、比較的ボールに集まってくる相手チームに対して、こちらのペースでボールをキープしドリブルで相手陣内に運び攻め続けた結果、4分には相手ゴール前のクリアミスにツヨシが詰めて、あっさりと先制しました。
この「あっさり」と「何となく勝てそうだ」の過信が良くなかったのだと思いますが、その後は、少しずつ脚が止まり、攻め込まれているうちにカウンターを食らってしまう最悪パターンにはまってしまって、後半追いつかれ、結局ドローに終わってしまいました(昨年10月の横浜市大会で何度か見た「悪夢」の光景です)。
第2試合以降は、中盤からアーリークロス気味に上げてくるロングボールに対応できず、そうこうしている内にDFの裏をいい様にドリブルでも突かれる苦しい展開になってしまいました。今日1日何度も同じことをいう羽目になってしまいましたが、要するに「脚が止まって相手選手に自由にトラップさせて蹴らせてしまえば、すぐに大ピンチになってしまう」ということです。
先制され、加点されてリードを許してみて多少目が醒めたのか、後半の後半には全員攻撃の猛攻を仕掛けましたが、ゲームの流れは恐ろしいもので、結局引き分けにも持ち込めず、痛い敗戦となってしまいました。

第3試合は、@とにかく3点以上の差をつけて勝つつもりで試合に臨むことA素早く相手に詰めて、ロングボールを蹴らせないことBDFの裏を突かれた場合は1人目の選手が時間を稼ぎみんながしっかり戻ることなどを伝え、圧倒的な差をつけて絶対勝って来いとのゲキを飛ばして送り出しました。
前半は、あまりいい展開にならず、負けた2試合目を引きずっているような感じでしたが、後半に入って、さすがに後がないことに目が醒めたのか、タケのコーナーキックにツヨシが頭で合わせて先制し、ツヨシの中央付近のFKで加点、最後はオウンゴールを誘って3点目。「取りあえず」といった感はありますが何とか、「目標」通りの3点差勝ちで面目を保ちました(相手さんがレギュラー選手を何人か交代させていたことにも助けられました)。
<全体を通じて>
1年生主体チームは、内容的にも非常にいい形で「初勝利」を飾ることが出来ました。
2年生主体チームについては、こういった実力差があまりなく、「切り札」を何枚かを持っている分だけこちらが有利といったような状況での対戦では、必ず勝つという習慣をつけなければなりません。強いチームと弱いチームの最大の差は、結果に対するモチベーションだけといっても過言ではないと思います。したがって、今日の試合は残念ながら、(負けても何も感じない)並のチームレベルの試合だったと思います。
金沢区大会まであと何試合か対外試合を組んでいますので、試合や練習に臨む心構えを再度締めなおしていきたいと思います。』



1/20 ホームページへの書き込み
『金沢区大会組合せ〜SL 投稿者:SL オジマ 投稿日:2005/01/20(Thu) 09:30 No.240      
金沢区大会の組合せが決まりましたので取り急ぎお知らせいたします。

Aブロック
富岡A×{(隼×六浦少年B)の勝者}・・・@
並木A×{(富岡E×アローズ)の勝者}・・・A
@の勝者×Aの勝者

Bブロック
夏山B×{(六浦少年C×フレンド)の勝者}・・・@
西柴B×{(富岡C×夏山A)の勝者}・・・A
@の勝者×Aの勝者

Cブロック
西柴A×{(文庫A×並木B)の勝者}・・・@
西柴D×{(六浦少年A×六浦毎日)の勝者}・・・A
@の勝者×Aの勝者

Dブロック
文庫B×{(六浦少年D×富岡D)の勝者}・・・@
瀬ヶ崎×{(西柴C×富岡B)の勝者}・・・A
@の勝者×Aの勝者

準決勝
Aブロック勝者×Bブロック勝者・・・@
Cブロック勝者×Dブロック勝者・・・A
決勝
@の勝者×Aの勝者
3位決定戦
@敗者×Aの敗者』



2/2 ホームページへの書き込み
上中里杯 試合記録
1回戦 vs 公田 (0-1 2-1) 鈴木、鈴木 
   PK戦 3(○×○×○)-4(○○○×○)
(敗者戦)2回戦 vs 杉田 (2-0 0-1) 小島(ツ)、富林
(敗者戦)決勝 vs 野庭 (0-2 0-0)

今日は、上中里FCさんのお招きにより、8チーム(上中里、富岡、山王谷、公田、明浜、杉田、野庭、アローズ)で争われるカップ戦に参加させていただきました。
能見台グランドに大勢の子供たちが参加し、真剣勝負の有意義な一日を過ごすことが出来ました。全般にいろいろな面で配慮が行き届いた大会でした。
関係者の皆さま、ありがとうございました。

試合の形式は当日抽選のトーナメントで敗者戦もあり、15分ハーフで各チーム3試合行い、勝者側と敗者側でそれぞれ順位を決めるというものです。

<vs 公田>
この試合に勝てば、区大会前に富岡さんと出来る機会を得られるということで、勝ちにこだわっていきたかったのですが、立ち上がり3分にハーフライン付近で全員が上がっていたDFの頭の上をクリアボールであっさりと抜かれ、相手FWの突進に脚の勝負で追いつかず、先制を許してしまいました。先制された後も比較的落ち着いて対処し、7分を過ぎた辺りからこちらのいい攻撃が次々と出てきました。中央付近からワンツーなどを使ってゴール前に運び、サイドに流してクロスを上げるような展開が見られるようになり、明らかに押してはいましたが、そのクロスボールに対応出来ずに、ゴールを奪うまでには至りませんでした。
後半も同様の展開でしたが、やはり前半同様にDFラインの裏をドリブルで突かれて、スピードで振り切られて失点するパターンで2点目を献上し、かなり苦しい展開になってしまいました。
このまま負けるわけにはいかないということで、8分を過ぎた辺りから目が覚めて、タケの中央からのシュートでようやく得点し、早いリスタートで責め続けた結果、ツヨシのロングスローをタケがゴール前でトラップし、相手選手の殺到するゴール前をうまくすり抜けて終了2分前にようやく追いつきました。
このまま攻め続けて、どうにか大逆転といきたかったのですが、追いついた後につばぜり合いをしているうちにタイムアップとなり、PK戦にもつれ込んでしまいました。
PK戦のKPを名乗り出たタケは、4番目の選手のゴール右上の強烈なシュートを飛びついて防ぎ、5番目の選手のシュートも手に当てましたが僅か数センチでゴールラインを割り、惜しい敗戦となってしまいました。
この試合は、まさに「内容で勝って勝負に負ける」という典型的な試合内容で、総じて押し込み、パスワークなどで圧倒しながら、一瞬の隙を突かれて失点する悔しいパターンでの敗戦となりました。
<vs 杉田>
この試合は、私がAグランドでラインズマンをやっている時に始まっていて、ベンチに行ったときには既に1点が入っていました。2点目は、センターサークル付近から細かくパスをつなぎペナルティエリア内に運んだ上で、ユウスケがドリブルで相手をかわして、ゴール右の角度のないところからシュートを決めたものです。
かなり早い時間帯で先制、加点したことで、気持ちに余裕を持って攻め続けたまま前半を終了しました。
後半は、この「楽勝ムード」が油断を生み、後半5分には守備がおろそかになったところを中央突破から失点し、最後は大分押し込まれて逃げ切るのがやっとという困った勝利になってしまいました(苦笑)。
<vs 野庭>
昼休みに主催者の方が用意してくださった豚汁をいただき、充分に休みをとったことで何となく終わった気になってしまったのか、実は敗者戦の決勝で、これに勝てば曲がりなりにも優勝となるこの試合は、明らかに精神的なスタミナ切れで残念な結果に終わってしまいました。
今日1日、何度も同じパターンで失点しましたが、相手の前線で張っている2〜3人のFWへ目配りが足らず、ただそれだけを狙っている相手にいいように裏にボールを出されてしまいました。特にこちらが攻勢を掛けて攻め込んだ後に必ずピンチの来る最悪パターンで前半に2失点し、3試合目の疲れもあって意気が上がらない試合内容となってしまいました。
後半もやはり攻守のバランスの崩れた状態はどうないもならず、失点こそありませんでしたが、修正が出来ないまま敗戦となってしまいました。
<全体を通じて>
最終戦に関しては、これが公式戦ではなくてよかったと胸をなでおろすような内容であり、チーム全体として人の配置やポジショニングなどの若干の修正が必要ではないかと思いました。12月にあれだけ機能していた守備が1月に入って、これだけ簡単に失点するように変わってしまったことに対して、本大会まであと1回しか練習機会はありませんが、再確認をしたいと思います。
PK戦の末に優勝した富岡さん、準優勝の山王谷さん共に、殆ど穴がない(というよりスキを見せない)好チームで、決勝戦のラインズマンをさせていただいた私は、「絶対に負けたくない」という強い気持ちに裏打ちされた激しいプレー振りを間近で見ることが出来、大いに勉強させていただくことが出来ました。
アローズの子供たちは一様に技術を持ち、比較的キレイなプレー振りはもう一定レベルに達していると思います。ただし、技術→体力までは殆ど同じ(あるいは上)でもその先の「心」の部分では、残念ながらまだまだ強豪チームに学ばなければならない点ばかりだと思います。
そういった「心」の部分は、勝つ経験やチーム内でのポジション争いやライバルチームとのしのぎ合いなどの自分で頑張らないとどうにも誰も何もしてくれないような本物の経験の中から育っていく以外にないものではないかと思います。

あと一週間でもう後戻りの出来ない最後の大会です。自分たちの力でいい結果を残し、そういった強いモチベーションを持つためのきっかけをつかんでほしいということを今日の大会を通じて一番強く私は感じました。



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『金沢区大会結果
vs 富岡E (0-0 0-0) PK戦 アローズ(○○×○○○) 富岡E(○○○○××)
vs 並木A(0-0 2-0) 鈴木、鈴木
<vs 富岡E>
昨年9月の区大会で9-0で快勝した相手との再戦であり、どうも気持ちの面で楽勝ムードが漂っていたように感じます(私も含めてです)。相手チームは、アップ時から今日はもうこの1試合だけにすべてを賭けてきているような雰囲気で臨んできていましたので、もうその気合だけでチーム力の差はかなり接近していたように思います。
開始直後から相手チームの早いツブシに苦しめられ、楽勝ムードでこちらの当たりは弱く、ピンチこそ殆どありませんでしたが、決め手を欠き時間だけが過ぎていきました。前日練習した守備陣型がよく機能してはいましたが、反面で攻めの人数が少ないために前線の2人が孤立し、相手の人数をかけた徹底マークを破ることが出来ませんでした。
後半も前半同様に相手チームの勢いは衰えず、得点チャンスを殆どつくることなくタイムアップ。PK戦に突入しました。
こちらは1人が外し、5人目のツヨシが外せば負けでしたが、落ち着いて自信を持って蹴り込んで決め、相手の5人目をトシが好セーブ、サドンデスに突入して一人目のアキムが思い切って蹴り込んで決め、最後は引き続きトシが好セーブで防ぎ、やれやれの1回戦突破となりました(私も4人目を決められた時は一度は負けが頭をよぎり、5人目の時は脚が震えました:苦笑)。
<vs 並木A>
1回戦でロクな攻撃が出来なかったことがFW・HFの6人はかなり悔しかったようで、気持ちを入れ替えた2回戦は素早くボールを奪って、ミドルレンジからも次々とシュートを蹴り込みました。前半だけで10本位のシュートがありましたがいずれも得点には至らず、後半に突入しました。
後半になっても流れはこちらがつかんでおり、引き続き枠になかなか行かないものの積極的にシュートを打っていきました。「今日はゴールが遠いなあ」「このまま引き分けか?」と縁起でもないことを私が思った後半5分、ペナルティアーク付近で競り合いに勝ったタケがドリブルで持ち込んでゴール右隅に力強いシュートを決めて先制しました。
その後、8分には、ハーフライン付近(左サイド)でボールを奪ったリョウタがその前で待つツヨシにパス、ツヨシはこれを中央に走りこんできたタケにワンタッチで絶妙のスルーパス、トップスピードで入ってきたタケはこれをペナルティエリア内から迷わず豪快に振り切って左隅にゴ〜ル! 「リーガエスパニョーラ!!!」(馬上コーチ談:笑)。
この追加点で勝利を確実にした後も最後まで相手陣内で攻め続けたままタイムアップ。1回戦とは別のチームのような戦いぶりで2回戦を突破し、準々決勝進出となりました。

<全体を通じて>
今日の1回戦の苦戦は、前日のポジション変更が大きな影響を与えていたと思います。12〜1月の練習試合を通じて、相手がどんなチームでも食らってしまうカウンターを防ぐために(ほとんど唯一と言っていい失点パターンです)、足の速いアキムをリベロに置き、読みのいいユウタ(佐藤)をDFの中央、更に両サイドのDFを相手FWに備えて貼り付ける布陣に前日の練習から変更しました。これに加えて、第1試合は、HFの選手までが守備的になってしまったために、攻撃の人数が足りなくなってしまったのだと思います。
ただ、2試合を通じてDFは無失点かつアブナイ場面も殆どなく乗り切りましたので、公式戦でいきなりの変更の割には上手くFITしたのではないかと思います。
準々決勝以降の相手には、やはり不用意な失点をしては勝利が遠ざかってしまいますので、今日の試合に関してはやや賭けになってしまいましたが、次の試合への備えと言う意味では、意義のある試合が出来たと思います。

来週はいよいよ「決戦」です。待ちに待った前回優勝チームの富岡Aとの対戦です。全員が死力を尽くして戦えば必ず勝機はあります。みんなの力で勝利を勝ち取りましょう!!』

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『金沢区大会準々決勝 その1

vs 富岡A (1-0 0-2)小島(ツ)

いよいよの決戦当日、朝5:45分に目が醒めてしまった私は、試合までの時間をどのように使って、良いコンディションで臨むかを何度も何度も頭の中でシミュレーションしました。先週の1回戦の苦戦の何割かはウオーミングアップ不足と試合に臨む気持ちのもって行き方に原因があり、今日はそのテツを踏んではいけないと思ったからでした。
また、上中里杯と先週の1回戦を見た相手チームが油断してくる可能性を考えて、試合開始直後から一気にラッシュをかけて先制する考えでいこうと思いました。
人間は起きてから身体が本調子になるまで3時間位かかるそうなので、前日は子供たちに「夜9時には寝て、朝は出来れば7時までには起きること」と「コモアの子は、コーチが7:30頃には前の公園に出ているので軽い練習をしよう。コモア以外の子は早起きしてボールを触っておいてください」と伝えてありました。早起きしたトシとツヨシ、サブは軽い練習をしました。トシは朝会ったら開口一番、「今日はキーパーでしょう?」と聞いてきました。「そうだよ。頼むよ。でも試合展開によっては後半はトップ下になるかもしれない。」と私が応えると、「うん。でもリードしてたら、僕が守るよ」と言ってくれました。彼は私と仲間の気持ちがよくわかっているんだなあと思って、嬉しくなりました(涙)。
集合時間は8:20としましたが、開門は8:30分頃でした。相手チームはまだ来ていません。
さあ、朝から何度も何度も考えたキックオフ(9:30)までの準備のスタートです。
基本的には、9:00までに一度激しく動いて汗を出し、目を醒ましたあとの20分間は、ボールを使ってミドルレンジからのシュート練習でシュートのいいイメージを残し、最後にコーナーキックの距離を確認して、直前にあれこれのゲキを飛ばして試合開始という段取りです。
体操については、前日同様にキャプテン二人が叫ぶようにして大きな声を出し、みんなが叫んで応えていました。昨年の横浜市大会後、かなりしつこく言い続けてきた「声」が最後になってやっと出来るようになりました。
ダッシュなどについても皆がそれぞれ一生懸命に走り、整列もしっかり出来ていました。これも今までどの大会を通じても出来なかったことです。
「今日は絶対にイケる」私は、その様子を見て確信しました。幸いなことに相手チームはまだ来ていません。
シュート練習が始まった頃にようやく相手チームが来ましたので、大分この時点では「リード」していたと思います。

アップを9:20に終えてメンバー発表、最後にゲキを飛ばすところで靴ヒモの締め直しが始まってしまったので、ゲキを飛ばす時間がなくなってしまいましたが、まあ私の話はなくても今日はみんな気合いの抜けている選手はいないのでそれはそれで仕方なしです。ちなみに時間があれば、「みんなは自分であまり気が付いていないと思うけど、自分たちが思っている以上にみんなは強くなった。今日は自信をもってこの試合に臨んでほしい。全員が頑張れば勝てる相手だ」といったことと、前日の練習後に伝えたことの確認として、「相手は中央から切れ込んでくるチームだから、アキムとユウタ(佐藤)が必ず中央をケアして、ユウスケは相手の17番と7番をよく意識して試合をしよう。タケとツヨシはどうせマークが付いてくるだろうけど、グランドが広いから二人にとっては有利。いつもの通りドリブルで仕掛けて苦しいと思ったらパスも使ってみよう。ディフェンスもオフェンスもみんなのスピードは勝っているのだから、抜かれてもあきらめなければ大丈夫。」ということを伝えようと思っていました。

9:30、いよいよ決戦のキックオフです。
(つづく)』

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『金沢区大会準々決勝 その2
キックオフ直後から、お互い譲らない激しいボールの争奪戦となりましたが、アップ充分なことと、やはりこちらの闘志が上回っていたようで、相手陣内にかなり攻め込んだ形で試合が進んでいきました。今日は、いつもに増してタケとツヨシの最前線が激しいプレッシャーをかけて攻め込み、相手DFの裏に出たボールに走力を活かして先に追いつくと同時に、ユウスケ、サブ、リョウタのHF陣が第2線で攻めていくいい展開が出来たと思います。
時折相手のクリアボールがこちらのDFの1枚になったところに飛ぶこともありましたが、ミスなくクリアで返し、ドリブル突破に対しては、ヒデと石塚がしっかり詰めてその後ろからユウタとアキムがカバーする形でしのぎました。前日から何度も伝えた守備陣形は少なくとも前半に関してはお互いが調和を取って、危ない場面をつくることなく完璧に守ることが出来ました。
前半の10分間は、殆どが相手陣内で展開しており、選手たちも「今日はイケる」と感じていたのではないかと思います。
5分を過ぎたあたりから、相手のペナルティエリア内に攻め込む回数が多くなり、何度かコーナーキックを取るなど、「そろそろゴールが決まりそうかな?」と思い始めた7分には、タケのコーナーキックにツヨシが殆どフリーで頭で合わせた惜しいシーンもありました。
待望の先取点は、相手の右サイドからスローインでジリジリと上げて行き、ペナルティエリア内まで持ち込んだところで混戦となり、こぼれたボールをタイミングよく上がってきたサブがシュート、ボールは相手DFに当たり、そのボールがKPの待つゴール付近にフラフラと浮いて飛んで行きました。正面で待っていたタケ、ツヨシ、佐久間がこのボールに殺到して、最後はツヨシが跳び蹴りのような形で蹴りこんでゴ〜〜〜ル!!!!! 待望の先制点です。選手・ベンチ・応援席が一体となって、雄叫びをあげ、この1年で一番の喜びの1点となりました。
この時点で時間は9分を指しており、その後も緩めることなく、ボールを支配し、前半リードでの折り返しとなりました。

ベンチに帰ってくる子供たちの全員の顔には、自信と喜びに満ちた笑顔が広がっていました。アキムは「やったよ」と嬉しくて快足を飛ばして私に飛びついてきました(嬉)。
私もこの1年間のすべての苦労が報われた気がして、みんなの顔、顔、顔を見て、「こういう表情が見たかったんだ」「こういう喜びを味あわせてあげたかったんだ」「こういう喜びを自分も味わいたかったんだ」といろいろな思いがこみ上げてきて、一瞬涙が出ました。
肩を叩きあって讃え合い、チームのムードは最高潮に達していたと思います。


その一方で、指揮官が素直に喜んでいるだけでは、勝負という点ではいけないことも思いました。勝ち慣れているチームの監督であれば、ここでこらえて後半へ向けて引き締めるのでしょうが、頭でわかっていても私には出来ませんでした。こんなに喜んでいる子供たちを見ていて、「今ほめないでいつほめる?」みたいな気持ちになってしまいました。「やっぱりオレは本当の勝負師じゃない」と思うと同時に、「オレにも勝つ経験が必要だ」と思いました。
結局後半は、この僅かな心理的隙との戦いになりました。
(つづく)』

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『金沢区大会準々決勝 その3
運命の後半は、比較的落ち着いた雰囲気でスタートしましたが、リードで折り返したことにより、どうしても守りたい気持ちが先行してしまったようで、中盤が引き気味になり、前線との間にスペースをつくってしまいがちでした。ハーフライン付近の右サイドからアーリー気味のクロスを相手選手が容易に上げるのを見て、「これはイカン」と思った私は、元気者のユウゴを入れてボールに詰めてもらおうと思いました。「ユウゴ!」と呼んで、交代の準備をさせていたところ、中央のスペースでボールを持った相手の17番の選手がスピードに乗って中央突破を仕掛けシュート、これは決まりませんでしたが、ルーズボールの処理をもたついている間に相手の選手が人数をかけて詰めてきて混戦からゴール。開始3分の同点弾となってしまいました。
チーム全体に明らかに落胆の空気が流れていました。まだ同点、気を取り直しての再スタートで再び攻めに転じて、相手陣内での攻防となりました。スローイン→スローイン→コーナーキック→スローイン・・・・・・攻め込んではいるのですが、なかなか最後のキメまで持っていくことが出来ません。
そうこうしているうちに、こんどはこちらが攻め込まれる時間帯になってしまいました。こうなれば相手も必死です。

相手のシュートで終わった後のゴールキック、今日唯一のちょっとしたミスが相手の決定機につながってしまいました。ゴールキック時には、相手の前に立つのが原則ですが、広いグランドで若干距離の見積もりを長く見積もってしまって、相手の一番怖い選手の前を空けたポジショニングになってしまったところに運悪くゴールキックが飛んでしまいました。蹴る前に気づいた私が、「17番の前に立って!!」と叫びましたが間に合いませんでした。トラップしたその選手は、落ち着いてロビング気味に長い距離のシュートを狙って打ってきました。これは運良くクロスバーを直撃しましたが、そのボールに富岡の選手はここぞとばかりに殺到して、2点目を許してしまいました。
この時点で時計は7分を回っていました。先制折り返しの歓喜から一転して今度は、リードを許しての時間との戦いになりました。
もう時間がないことを意識したタケが、キックオフのボールをそのままドリブルで運び、右サイドのサブが今まで見たことのないような素早いツメでとにかくボールを奪うなど、相手ゴールまで運ぼうと、再度前半のような怒涛の攻めを繰り返しました。惜しいミドルシュートも何本もありました。
9分には、ハーフライン付近でボールをキープしたタケに相手選手の危険なタックルでFKを得ました。昨年のシーガルズとの練習試合で見せた「ツヨシの中央付近のFK→DFの裏にトシが走りこんでシュート」とまったく同じ位置でしたので期待が高まりましたが、これも相手DFの距離の見積もりの方が合っていて、決定的なシーンにはつながりませんでした。
それなら「オレらで何とか取ってみせる」のタケとツヨシは相手のDFを何人も引きずりながら、ゴールに迫りましたが、シュートの時点で相手DFのいい立ち位置に阻まれて結局得点出来ずタイムアップ。我々の優勝への路は、もう少しのところまで肉迫しましたが、無情にもThe ENDとなりました。
(つづく)』

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『金沢区大会準々決勝 その4
試合後、富岡さんのコーチの方とお話しする機会がありました。
「ウチの子供たちには、相手チームは死に物狂いになってくるからしっかりやれと言っておいたんですが・・・。それにしてもキック力がすごくあるいいチームですね。今後ともよろしくお願いします」とお褒めの言葉をいただきました。
杉山代表がコーチ掲示板に書き込まれていました。
「・・・試合終了後に富岡の三輪コーチから杉山さん最後まで胃の痛い思いをした試合だったよと言わしめた程の本当に良い試合でした。・・・」
小田島コーチは、こう書き込まれていました。
「・・・今日のSLのVS富岡戦はどちらが勝ってもおかしくない試合でした。残念ながら試合には負けてしまいましたが、子供達の頑張りに感動しました。・・・」

私自身は、この試合に負けてしまったらもう立ち直れないくらいへこむのではないかと思いましたが、そんなことはなかったです。悔しくもありましたが、何か清々しい気持ちになれたことは確かです。

子供たちには試合後、以下のように伝えました。
「今日の試合、特に前半はこの1年間で一番いい試合が出来た。夏に対戦した時には、押していたけどあまりシュートまで行けなかった。今日はずっと攻め続けて先制までした。シュートも何本も打った。10月から4ヶ月間でみんなは本当に強くなったということだと思うし、何より今日は全員が本当によくやったと思う。」
「これでこのチームでやるのはおしまいです。来年度はコーチも変わります。今日頑張ったことと、負けたことを忘れないで上の学年で是非このチームや昨年負けた西柴に勝ってほしいと思います。来年度のLLは上の学年がたくさんいるのでみんなで競争して、Aチームに大勢入れるようにしっかり練習しよう。」

たとえ一瞬でも本物の喜びを味わうことが出来た今日の対戦は、これからサッカーを続けていくことのためだけではなく、自分たちで実感できた進歩の経験として、自信になると思います。また、今日の大善戦は、これから人数の多い強豪チームに対して、互角に戦っていくための大きな一歩だったと思います。
最後の最後でやっとチームが本当の意味で勝つための団結ができました。何よりそれが良かったです。

試合後、蒲谷さんから「コーチ、午後の大道小で練習しますか?」
私は一瞬、本当に強いチームならここで午後は練習するんだろうなあ、と思いましたが、今日だけは勝手ですが、この4ヶ月間仕事中でも寝ても醒めてもこの試合に勝つことだけを考えてきた自分に休息をもらってもいいように思いました。
私のお返事は以下でした。
「すいません、もう精根尽き果てましたので今日だけは私の都合でお休みとさせてください(笑)→(蒲谷さんも(微笑))」
(おわり)



ごあいさつ
金沢区大会で本年度の公式試合は終わり、従って、この「代」での活動は終了して来年度に引き継ぐことになります。
チームスタート当初は、前年度から公式戦を殆どレギュラー選手として経験した2年生が4人もいて、更にちょっと練習すればすぐに目覚めそうな子も何人もいて、「今年は楽勝だ!」と私自身は思っていました。
人数ギリギリで臨んだ最初の公式戦は、4月の横浜市大会でした。「アレ? こんなに弱かったっけ?」と自分の見積もりの甘さを反省する(いつもそうです:苦笑)結果に終わってしまいました。やはり、そんなに世の中甘くないことを再認識させられ、やはり、全体のレベルをもっともっと上げていかないと、昨年度の成績を上回ることも難しいのではないかと感じました。

横浜市大会の後に、日限山さん、大崎さん、希望が丘さんなどと練習試合を何本か組みましたが、相手によって圧倒的に勝ったり負けたりと一定の安定したレベルの試合がなかなか出来ない状態が続きました。また、このころの攻撃は殆どタケに頼りきりで、「1人の攻撃と10人の守備」のチームだったと思います。
また、チームコンセプト的にも、20分間守って、少ないチャンスにカウンターで得点して最少得点で勝つスタイルだったので、更に、「1人の攻撃と10人の守備」化が進んでいたように思いました。
7月の練習試合(横須賀シーガルズ戦)の後に、チームコンセプトについてはコーチ間で話し合い、このチーム(というよりは今いる子供たち)にとっていい方法を選択し、意思を統一した形で指導をしていこうということになりました。全員が攻撃に参加すると同時に守備にも参加し、自分の頭で考えて試合を進めていく方向です。このチームには、きっかけをつかめれば伸びる素質を持った子がたくさんいますので、マンマークなどあまり型にはめるような戦術を取らずに各人がやりたいこととチームにとって必要なことを自分で選択して試合に勝っていくということです。
8月は練習試合を1試合しか組めませんでしたが、夏の練習を経て、各人がそれぞれ技量を上げ、攻撃面でもタケ以外の選手が前に出てくるような試合振りが徐々に出来るようになってきたと思いました。
そして迎えた9月の金沢区大会では、富岡Cと富岡Eに完勝し、準々決勝で富岡Aに0-2で惜敗。その後、富岡Aは優勝しましたので、当日の試合振りを見ても、メダルが視野に入って来たのではないかと感じました。皆で攻めて皆で守るサッカーがチームとして機能してきたということです。実際にその富岡A戦は、終始押し気味に試合を進め、本気にならないと勝てない相手と王者に思わせた大健闘の試合だったと思います。
その後、地区センターで行われた決勝戦・3位決定戦を観戦し、頑張ればメダルが取れるということに関して、私は確信を持つに至りました。
ただ、大会で浮き彫りになった攻撃面守備面などの課題を克服する暇もなく、10月にはすぐに国際ちびっ子大会に突入し、結果はアクシデントなどもありましたが、勝てる試合を2回引き分けてしまったことが最後に響いて、勝ち点でならび、総得点1点差で決勝トーナメント進出を逃してしまいました。
横浜市大会後、(そんなことは滅多にないのですが)はっきり言って私はしばらく立ち直れませんでした。「何でこのチームを勝たせてあげることが出来ないんだ」と自分を責めたりもしました。とにかく何が足りないのかいろいろなことを考えてみました。結局のところ足りないのは、技術的なことはもちろんですが、それは練習により徐々に身に付けてレベルアップしていくことが可能でその道筋をイメージすることは比較的容易でした。でも、それだけで勝てるとは思いませんでした。これは、昨年度も感じたことですが、要するに「自信とプライド」が、今のままではアローズSLは9月に対戦した富岡A、昨年度で言えば最後に対戦した西柴Aのようなチームには一生勝てないのではないかと思いました。
そこで、まず練習に臨む「態度」の部分を改善し、まずはしっかりとサッカーに取り組む姿勢をつくろうと思いました。11月以降、整列や集合など当然できていなければいけないにもかかわらず出来ないことを重視してやるようにしました。
また、プレーを通じて育てる「態度」としては、いろいろなタイプのチームと数多くの練習試合を組み、「簡単には負けない」更に言えば「勝てる相手には絶対勝つ」「レベルが上のチームには闘争心をもって勝つ気で臨む」ことを経験を通じて覚えさせようと思いました。

11〜1月までの練習試合では、12チームと対戦して総得点46総失点34で12勝9敗8分、この中には、美晴少年さんや藤沢さん、シーガルズさん、区大会3位の瀬ヶ崎さん、市大会ベスト16の希望ヶ丘さん、など蒼々たる面々が入っていました。それら各試合では、希望ヶ丘さん以外は1回以上は勝つ実績を残しました。
やっと少しは勝つ味を憶えてきてくれたかな?少しは自信を持ってきてくれたかな?と最近やっと思えてきたところでした。
この間、かなり嬉しい誤算もありました。練習試合の際には必ず2年生主体チームと1年生主体チームの2チームをつくり、各2〜3試合をやるようにしていましたので、1年生+園児の子たちが試合を重ねる毎にみるみるうちにたくましくなってきました。やはり、実践の経験・体験は何にも増していろいろなことを教えてくれます。「かわいい子には旅をさせろ」です。

そして迎えた最後の大会、1回戦は苦戦しましたが2回戦を比較的いい形で勝ち、そして迎えた3回戦富岡Aに対して子供たちはこれまでで最高のパフォーマンスを見せてくれました。結果は残念でしたが、準優勝に匹敵する戦い振りだったと思います。

本年度も、お母さま方、お父さま方のたくさんのご支援をいただきました。全員の携帯番号・メールアドレスをいただき、緊急の連絡ほか、私からのメッセージを全部で42本送らせていただきました(本編40本、番外編2本)。その中では、公式戦の際には「頑張ってください!」、敗戦後には私を励ましてくださった方もいらっしゃいました。感謝・感謝・感謝です。コーチからこのような形で直接全員にコミュニケーションを取る今回の方式はおそらくはアローズ初の試みだと思いますが、皆様のご協力によりいい形で続けることができました。ありがとうございました。

また、昨年同様部員の増員にはお母さま方の多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。当初、2年生9人、1年生3人、園児2人の14人でスタートしましたが、最後には、2年生11人、1年生7人、園児6人合計24人にまでなりました。上の学年になればなるほど入部が少なくなる現実を考えれば、SLの時点で一学年一チーム確保出来なければ、その先がかなり厳しくなってしまいます。子供たちにとって、仲間がいる状況をお母さん方がつくってくださったことについて、本当に感謝いたします。

私自身は、「ものすごく忙しかった」1年でしたが、「楽しかった」1年であり、「報われた」1年でした。この1年間ありがとうございました。関係者の皆さま全員に感謝いたします。

<記録>
・公式戦 ・・・ 対戦チーム数18 総得点25 総失点15 
        7勝(+PK勝1)5敗6分(引分はPK戦含む)
・練習試合・・・ 対戦チーム数23 総得点88 総失点65 
        20勝19敗(+PK負1)13分(引分はPK戦含む)』



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『掲示板ジャック?

4日間の緊急連載に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
本当はコーチでなければ、ビデオに撮ってそれを記録としたいのですが、出来ないので文字で残すことにしています。
これで頭の中にあることはほとんど放出しましたので、安心して忘れることができます(笑)。

なお、この1年間の練習内容、試合後の書き込み、メールのメッセージなどのすべてを冊子またはファイル形式でお渡しすることも可能ですので、ご希望の方は私までご連絡ください。

(掲示板ジャックもこの書き込みで終了です:笑)』

2/18 メールのお知らせ vol.42
こんばんは。
アローズのオジマです。
金沢区大会の結果などをホームページにアップしましたので、お時間あるときにでもご参照ください。
今回は、実は連載形式で火曜日から今日まで4日間にわたって、準々決勝の様子をお伝えしました(かなりの長文ですのでご注意ください(笑))。

この一年間各方面でご協力ありがとうございました。

これで2年生はSLを「卒業」してLLに、1年生と園児は新生SLとなります。来年度のコーチは20日に決まる予定ですので、代替わりは26日以降となります。
引き続きよろしくお願いいたします。
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