アローズSC記録館

2006年度LL試合結果レポートなど(旧HP掲載 by小島)


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練習試合結果
※記述は新学年になります。
vs 富岡SC 3年生
アローズ4年生主体→11人制
アローズ3年生主体→8人制

第1試合(11人制) 2-0(2-0 0-0) 鈴木(健)、冨林
第2試合(8人制) 2-0(1-0 0-0 1-0) 金澤、金澤
第3試合(11人制) 1-0(0-0 1-0) 冨林
第4試合(8人制) 2-3(0-0 2-0 0-3) 鈴木(理)、金澤
※予定していた第5・第6試合は雨天中止。

2006年度の初陣は、富岡SCさんの3年生4チーム40人をお招きしました。
当初は、4年生チームで申し込みましたが既に他の予定が入っているとのことで、先方さんより「それでもお願いします!」とのことでしたので、お受けしました。
ただ、タダの3年生チームではなく、SLで金沢区大会を夏冬連覇し、こちらの2年生にとっては、夏の決勝戦で惜しくも0-1で敗れたチームです。

チームの布陣は、4月の横浜市大会に向けた準備という位置付けで、4年生に3年生を3人加えた11人制チームと3年生の8人制チームに分けて臨みました。

<11人制チーム>

第1試合は、2分にタケが最初のシュートを放つと、3分、3分、4分、6分、7分、8分、9分、14分とほぼ一方的に攻め続け、3分にタケがペナルティティアーク近辺から放ったシュートで先制、8分にペナルティエリア内で小刻みにつないで最後はユウスケがゴールで追加点を上げました(やはり金沢区のSLチャンピオンチームとは言え、学年ひとつの違いは大きく最初から体力的・技術的にかなり有利に感じました)。
後半も、前半同様に3分、4分、6分、11分、12分、12分と殆ど攻め続けましたが、最後のツメでシュートが枠に行かず、追加点はならず、2-0のままで第1試合を終了しました。
攻めの形としては、脚の速いユウスケ、アキムを右サイドにFW、ハーフで置き、その二人にタケやツヨシが次々とパスを供給して走らせる攻撃が効を奏し、何度もセンタリングまでつなげることが出来ました(ただ、中央でのシュートの精度は残念ながらSLレベルかもです:苦笑)。
また、SLレベルと比較すれば多少でもパスの精度が上ですので、細かいつなぎをしながらゴールに迫っていくシーンなども何度も見られました。

第3試合は、こちらは「勝てる相手」と思ってしまったことで全体的に動きに精彩を欠いた印象で、相手チームは「頑張ればどうにかなりそう」と思った様子だったことと、スピードなどにも徐々に慣れてきたこともあってか、こちらの方はシュート数も前後半を通じて8本、その内「4年生らしさ」を見せたのは、13分に右サイドからツヨシが大きなボールでピンポイントでタケに合わせ、これをタケがゴール前で待つユウトに丁寧につなぎ、ユウトはシュートコースに立たれたと見るやゴール前のユウスケに折り返し、シュートまでつなげたプレー(これはオフサイド)と、終了30秒前に同じようにツヨシが起点となり中央でタケ→ユウスケとつないだプレーだけでした。
「何かこのままでは引き分けになっちゃいそうだよ、ヤバイヤバイ・・・」と終了前に思い直して少しやる気を出したという心理状態が見えるような(情けない)試合だったと思いました。私としては、第1試合の後半を見てこうなりそうな予感がしたので、「5点取るつもりでやろう!」と声を掛けましたが、あまり通じなかったようで、浜コーチとの自主的な取り決めで、点を取れなかった「罰ゲーム」でグランドを走っていました。

<8人制チーム>
3年生の8人制チームは、3年生の主力3人を11人制の方に取られていますが、全体的に自分たちのもっている力をよく出したと思います。また、ユウゴやリョウヤ、オッコなどを中心にプレー中も声を掛け合い、励まし合い、協力し合ういい試合が出来たと思います。

第2試合は、ユウゴがドリブルで持ち込んで中央からキーパーを交わしてゴール右スミに決めた技ありの先制点とオッコが中央付近からドリブルで運んでDFを引き付けてユウゴにつないだ追加点で逃げ切りました。この試合だけでなく今日1日を通じて、DFの中央で面川がよく身体を張って守っていたのが印象的でした。

第4試合についても第2試合同様にユウゴとオッコの「ホットライン」による先制・追加で2点取りましたが、後半にDFの裏をスピードで振り抜かれるパターンで3失点してしまって、惜しい敗戦となってしまいました。
今日の試合は、8人制については次回の横浜市大会に合わせて10分→3分→10分→3分→10分の試合形式に初めてトライしました。第4試合のように2点先制して勝った気になっていても、もう1回残っていて、感覚的に今までのSLとは違うことを(いきなりの苦い経験でしたが、)経験出来たことはよかったと思います。

<全体を通じて>
8人制チームの方は、SL時代同様に「みんなで頑張ろう!」の非常にいい雰囲気がそのまま継続していて、経験を積んでいけばまとまりのあるいいチームになるような予感がする出来だったと思います。
また、ユウゴ、オッコ、リョウヤ、面川、坂本など、このチームを引っ張っていかなければならない選手が期待に応えるプレーとリーダーシップを発揮したことがとてもよかったです。


11人制チームの方は、私の目で見る限りこのままいけば「宝の持ちグサレ」です。もっと自分たちがどのレベルを目指し、対外試合であればどの程度のパフォーマンスをしなければいけないかをよく理解しなければなりません。相手が下の学年だからといって手を抜くような心理状態は裏を返せば強い相手にはブルってしまうということでもあります(そんな「品位」や「誠実さ」のないチームは「並み」以下にしかなれません)。どんな状況にあっても最高のパフォーマンスを出せるようなチームにならない限り、勝ち上がりそして勝ち続けるチームにはなれないと思います。
少し厳しいことを言うようですが、1年前(SL時代)の実績や選手一人一人の能力などを見る限り、昨年同様に金沢区では優勝できる可能性のあるチームであるハズですので、我々コーチ陣も日々そのことは意識していかなければなりません。
最後に選手にも伝えましたが、「整列ひとつ出来ない、声の出せないようなチームなら、サッカーをいくら教えても上手くはならない、試合には勝てない」です。私が1年前にSL代表コーチとしてこのチームに対して感じた大きな「課題」について、再度取り組まなければならないという思いを強くした1日でした。



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/2 練習試合結果 vs FC本郷

4年生主体(11人制) (0-3 1-2)富林
3年生主体(8人制) (1-0 0-3 2-1)金沢、金沢、金沢
4年生主体(11人制) (0-2 0-1)
3年生主体(8人制) (1-1 0-1)渡辺
※雨と強風のため、3試合目は前後半のみ。予定していた5試合目、6試合目は中止。

今日はお隣の栄区の強豪、FC本郷さんをお招きしました。代替わり後の最初の練習試合は、富岡SCさんと3/18に対戦しましたが、新3年生のチームでしたので、今日は新4年生にとっては初の同学年対戦です。
週半ばの急な申し込みにもかかわらず、すぐに対応していただき、練習試合を組むことが出来ました。粉川コーチはじめ、FC本郷の関係者の皆さま、ありがとうございました。
実はこのチームとは、3年前の1年生の時にお互い1年生チームとして対戦し、その時点でもかなり強かった(かなわなかった→スコアは0-5 と0-6)ので、今日の対戦はお互いの成長を確かめられそうな楽しみな対戦です。

<4年生主体>
全体的に落ち着いた立ち上がりでしたが、やはり、細かいつなぎなどでは、相手チームが1枚も2枚も上手で、こちらはボールをしっかりキープしてつなぐところまではなかなかいけませんでした。試合の時間が経過するにつれ、段々とこちらの技量が読めてきたためだと思いますが、好きなようにパスをつながれ、左右に振られ、DFの裏を取られ…といいように試合を支配されてしまったように思います。
主な失点シーンは以下です。
・7分右サイドからダイレクトの浮き球でつながれて最後は中央からボレーでシュート。一旦はトシのナイスセーブで弾いたもののこぼれ球に詰められて失点。
・左右のDFの裏を突かれて、何度か左右に振られた後に右からのシュートで失点。
・右のDFの裏を突いたスルーパスにハーフウエーライン付近からトップスピードで上がってきたウイングがセンタリングを上げて、中央で合せてシュート、失点。
………
前半はこちらのシュートは11分にツヨシ→ユウトとつないだ1本だけと殆ど押されっぱなしの前半でした。後半も殆ど同様の展開で攻められつづけ、こちらの得点は後半6分に右サイドでアキム→ユウスケとつないで、センタリングのボールがそのままゴールに飛び込んだ1点のみでした。
第2試合についても、第1試合同様に余裕の試合でこちらはあまり見せ場もなく、0−3で終わってしまいました。

<3年生主体>
3年生チームについては昨年も対戦し、互角の戦いが出来ていましたが、今日の対戦についてもお互いいいところを出せたいい試合が出来たと思います。
こちらはオッコ→ユウゴを中心としたつなぎのラインが確立されつつあり、随所にお互いを見ながら時に息の合ったパス交換などが出来たのではないかと思います。
得点は、相手DFの最終ライン近辺にクリアボールなどをタイミングよく出し、これにユウゴが反応してドリブルで持ち込みゴールするパターンでしたが、全体的にはむしろチームワークの良さを感じる試合内容でしたので、大会に向けていい「お試し」が出来たのではないかと思います。

<全体を通じて>
以下のコメントをご覧ください。3年前の対戦時の私のコメントです。
『・・・・・・相手チームは、「ものすごく脚が速い」とか「ものすごく強いシュートを打つ」といった威圧感はそれほどでもないのですが、とにかく一つ一つのプレーが丁寧で、決めるところはしっかり決めてくるチームでした。失点パターンの大半は、ボールを持った右サイドまたは左サイドの選手がアローズのマークをはずし、次のディフェンスの選手が来る前に見事なクロスを上げてそれを確実に決めるというものでした。ベンチで見ていて「空いた」と思うスペースには確実に選手が走りそこに絶好のパスが出るので、振り回されるばかりでした。・・・・・・』
この試合のコメントを作る前に念のため3年前のコメントを調べてみたら、書きたいと思っていたことがすべて書いてあったので驚きました。
一つ一つのプレーが丁寧で正確で、相手の裏を突くパスが常に効果的で、それを正確にセンタリングして得点につなげるパターンは、もしかすると本郷さんの「お家芸」なのかと思いました。その「お家芸」に対して、こちらはそれこそ芸のない対応をしてしまった訳ですが、いろいろな意味で勉強になったことは確かだと思います。
今日の対戦の中では、残念ですが「殆ど点が入る気がしない」状態だったと思います。前後左右の連携が殆どなく、素晴らしいスキルを持った選手がたくさんいるのに組み合せとして上手く機能していないという印象でした。11人制の方は大会まで多少時間があるので、その「組み合せ」の部分を修正していきたいと思います。
8人制の方は、なかなかいい雰囲気になっていると思いますので、この調子で大会まで更に盛り上げていきたいと思います。
課題はたくさんありますが、それらを一つ一つ修正していきます



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4/15 『横浜市大会LL-8 』 1日目結果報告
 vs 本牧少年B(1-0 0-0 0-0)金沢
 vs N2SC(2-1 1-0 2-1)金沢、金沢、金沢、金沢、鈴木

今日から8人制の大会がスタートします。
横浜市大会の8人制導入により、11人制と8人制の2チーム出場が可能になり、アローズLLも今大会は学年別編成を基本として11人制を4年生主体チーム、8人制を3年生チームで臨むこととしました。8人制チームでは半分くらいの選手は主力選手として迎える初めての公式戦になります。登録が10人で選手数としてはケガなどを考えるとギリギリになりますが、逆に言えば全員に出場機会をつくることが出来ますので、いい経験ができる大会だと思います。
今日は時折突風と舞い上がる砂埃で前が見えなくなる悪コンディションの中での大会初日となりました。

<vs 本牧少年B>
LL-8は、10分−5分(ハーフタイム)−10分−5分(ハーフタイム)−10分の計3回となりますので、今日のような強風で明らかに風上風下の有利不利がある状況ではコイントスによるサイド決めが大きな影響を持ってきますが、幸いにして幸先よくコイントスで風上を選択できましたので、運を味方につけた形になりました。
相手チームは身体のサイズから言って4年生が何人も入っていると思いますが、すばしっこさという点では、こちらに分がある印象で、開始直後から追い風に乗って、相手陣内で殆どの時間帯を過ごし、2分には遠目からのシュートに反応したユウゴが後一歩のところまでGKに詰めるなど、先制点もそう遠くなさそうな予感がしました。
4分にはハーフウエイライン付近でボールをキープしたユウゴが左前に待つオッコにパスをつなぎ、これをオッコがワンツーで再びユウゴに返してDFを翻弄、そのままユウゴがドリブルで持ち込んで先制しました。
その後も時折アローズ陣内に攻め込まれることがあっても、面川・伊藤のDFとユウゴのカバーリングなどで危ない場面をつくることなく前半(これは「前半」という呼び名でいいのでしょうか? よくわからないので、「前半→中半→後半」とします。誰か正式な呼び名を知っていたらおしえてください! ちなみに「ハーフタイム」というのも意味から言えば違いますよね?)終わりました。
中半は風下の「試練」でしたがリードを許している気持ちの余裕からか風に押されてくるボールに対しても冷静に対処し無失点で切り抜け、再び風上の後半はキックオフ直後のユウゴのドリブル突破による中央のシュートを皮切りに、4分のオッコの左サイドのドリブル突破、6分に同じくオッコのゴールキックをカットした左足のシュート、8分のユウゴの同じくゴールキックをカットしたシュートなど攻め続けましたが得点には至らず、「もうそろそろ終わりか?」と思った9分に中央からドリブル突破でゴールまで迫られた大ピンチがありましたが立て続けにリョウヤが2本のナイスセーブで防ぎ(これは両方ともかなり危ない場面でしたがよく防ぎました)、タイムアップ。
最後は危なかったですが、初戦にしては上出来の1勝目をあげました。

<vs N2SC>
1試合目の終了後、間に2試合入りましたので集中が続くかどうか心配でしたが、その間適当に遊びつつ(笑)リラックスして過ごし、練習をやりすぎて疲れないようにして2試合目に臨みました。相手チームは、1位抜けの有力候補チームとの対戦で最初の試合を大差で落としたことでもしかしたら若干意気消沈していたかも知らないという「組み合わせの機微」もあり、更にこの試合のコイントスでも風上を確保する幸運に恵まれて、「何か今日は運がいいかも」と思いつつ2試合目のスタートです。
1試合目の途中から、3-3-1から中盤を厚くした2-4-1に変更しました(特に2試合目はこれが効を奏してDFからMFに移った梶本の早いツブシがよく機能したように思います)。
開始直後にゴールキーパーのパントをトラップしたユウゴがそのままドリブルで持ち込んで倒れながらもシュートを放ち先制すると、5分にDFの裏を突かれて一旦は追いつかれましたが、9分には坂本が中央をドリブルで突破し進め、混戦になったところをユウゴが決めて2点目を奪いました。
中半は風下ながら、以下の通りに6本のシュートを放ちました。
・1分→相手陣内の中盤からユウゴがドリブルで突破し、キーパーと1対1になり交錯(ノーゴール)
・3分→中盤での細かいつなぎからオッコがシュート(ノーゴール)
・3分→ユウゴのドリブル突破からペナルティエリア外からミドルシュート(ノーゴール)
・6分→ユウゴが左サイドからドリブルで切れ込んでシュート(ノーゴール)
・7分→ユウゴの上げたクロスにいいタイミングで攻め上がってきた坂本がシュート(ノーゴール)
・9分→ペナルティアーク近辺の混戦からドリブルで抜け出したユウゴがシュート(ゴール)
10分間で6本のシュートでしたので殆ど攻め続けの印象でした。
後半は、開始直後にゴールキックをカットしたユウゴが4点目をあげ、4分に抜けてきたスローインのボールをオッコがうまく処理して角度のないところからゴールを決めて5点目。
最後にFKかと思って足が止まってしまった油断で失点してしまいましたが、5−2で快勝。2勝目をあげました。
<全体を通じて>
組み合わせほか、いろいろな面で今日は運が味方をしてくれた面もありましたが、「勝てるかもしれない、でも油断したら危ない」という相手にしっかりと2勝した結果については評価をしていいと思います。
攻めに守りにグランド狭しと走り回ったユウゴをはじめ、随所に攻撃に絡んだオッコ、自分の役割をよく理解しよく守った面川・伊藤のDF、いきなりのポジション変更ながら池上コーチからの指示を理解しすぐに実践出来た梶本、ナイスセーブで何度もピンチを救ったリョウヤ、中盤に上がってからは積極的に前に攻めていった坂本、交代しつつの難しい状況ながら出場した場面では持ち味を発揮したユウキやキムなど、各人がそれぞれのいい面をよく出したと思います。
今後、すみれSCさんやあざみ野FCさんなど厳しい戦いが予想される対戦が控えていますが、初日をこのようにいい形で乗り切ったのですから、1戦1戦大切に戦って、決勝トーナメント進出を目指してがんばっていきたいと思います。



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4/29 『横浜市大会LL-8 』 2日目結果報告
vs あざみ野FC(0-2 0-2 0-3)
vs 中沢SS(0-4 0-0 0-1)

雨で1日順延した後の2日目、今日も実は試合が始まる直前から雨が降出してしまいましたので、小雨まじりでドンヨリと曇る空模様の中での2日目がスタートです。
選手たちには、1日目の2勝が少し自信になったようで、集合時から試合までの雰囲気は1日目よりもほんの僅かですが試合への心構えや準備など大人になったように感じました。やはり真剣勝負の経験は何にもまして自覚を与えてくれるものだと再認識しました。
<vs あざみ野FC>
初日の「横浜すみれB vs あざみ野FC」をラインズマンとして間近で見た感覚では、これは相当に厳しい戦いとなるのではないかと思いました。聞くところによるとあざみ野FCさんは全員が3年生とのこと。となれば昨年練習試合で実際に対戦し、その基本技術の高さは既に体感済みです。「ワンサイドゲームで意気消沈しなければいいが・・・」と余計なことを心配しつつゲームがスタートです。
開始直後にいきなりのピンチをキーパーのリョウヤのナイスセーブでしのいだ後も殆ど一方的に攻められ続けましたが、この試合のために敷いた3-3-1(通常は2-4-1)の守備的布陣がよく機能し、また、各人が全力を尽くして守っている姿が目立ちました。前半は2分、7分に、中半は1分、2分に、後半は2分、4分、8分にそれぞれ、中央突破あり、細かいつなぎあり、センタリングありセットプレーありの多彩な攻撃で次々と失点しましたが、最後まであきらめずよく頑張ったと思います。(こちらの得点チャンスは、前半6分にリョウヤのパントに反応したユウゴがドリブルで持ち込んでキーパーと1対1になった場面のみでした。)
チームとしての技術的な完成度を考慮すれば、10〜15点位は失点しても不思議はない位の展開でしたが、再三にわたるリョウヤのスーパーセーブ(これはすべてが本当の「スーパー」なセーブでした)やとにかくみんなで必死でカバーしたディフェンスなど、各人が力を出し、「よくやった」と私も池上コーチも意見が一致した試合でした。

<vs 中沢SS>
2試合目は、殆どが4年生のチームです。他の試合を見た限りでは、身体のサイズもかなり差があり、キック力など体力面でもかなり差がある印象でした。
この試合は、前半に同学年の対戦ではあまり経験したことのないようなシュートを次から次へと決められてしまったことが残念でした。1本目が3分にペナルティエリア外から思い切って振り抜かれてしまったシュート、2本目の右サイドからのショートクロスをつながれて打たれたシュートは仕方ないにしても、3本目・4本目は共にかなりの遠目から山なりの軌道で決められたシュートであり、これらいずれもSL時代にはあまり経験してなかったタイプのシュートでした。
前半終了後のハーフタイムではフリーで打たせないように特定の選手への寄りを意識することなどを伝えた結果、中半、後半は1失点で切り抜け、彼ら特有の「学習能力」の高さを見せてくれましたが、試合の大勢が決まってしまっていた感もあって、攻め込んで逆転にまで持っていく流れを作ることは出来ませんでした。

<全体を通じて>
結果的として2敗は残念でしたが、各人が持っている力を出し、さらに頭も使って一致団結したという点では、私は決して悲観するような内容ではないと思います。また、最近入部のソウタが見せた、まだ動き方はよくわからないまでも元気と闘争心に満ちたかなりアクティブな動きなど明るい材料などもありました。
これで決勝トーナメント進出は現実的にかなり厳しくなりましたが、彼らは今日の試合のような今後につながるまたとない経験を今まさに積んでいるところです。
あとの2試合も引き続き明日につながる戦いをしていきたいと思いました。



4/30 『横浜市大会LL-11 』1日目結果報告
vs 西本郷SC(0-0 0-0)
vs FCアムゼル(0-0 3-0)大川、蒲谷、小島(豪)

前日とは打って変わっての強い日差しと夏のような気温の上昇の中、11人制の1日目がスタートです。人工芝で比較的広いグランドに7チームが集結しました。
代替わり後、ここまでの練習で私自身は4年生に対して説教ばかりせざるを得ないような(苦笑)チーム状態だったので、正直言って今日の試合はとても心配でした。2年前の(私がメインコーチをしていた頃の)SL時代に見せた闘争心と団結をもう一度思い出す機会にこの大会がなってくれればと思って、私は大会に臨みました。

<vs 西本郷SC>
ユニフォームが同系色だったために、サブユニフォームに着替えての出陣です。上着だけ着替えたので、上着→黄、パンツ→赤、ソックス→紺、という有り得ない色の組み合わせ(笑)で、何かいつもと違う色合いでの初戦スタートです。
開始直後の前半1分に左サイドをつかれシュートまで持ってかれましたが、その後は、以下の通り何回も何回も絶好機を作りました。
・2分→タケが右サイドから突破してシュート
・4分→タケがゴールキックをカットしてシュート
・5分→ユウスケのシュートに反応してユウトが詰めたもののキーパーがセーブ
・12分→タケがスピードに乗ってセンタリングしたものの、ゴール前でさばき切れず「スルー」
・14分→トミーが右サイドでDFのウラに出たボールに反応して競り合いに勝ち、ダイレクトでセンタリングしたもののこれも残念ながら「スルー」
(以下、後半)
・2分→ユウタ(佐藤)のクリアボールが相手DFの裏を突き、タケがこれを抑えてシュート(ポスト左に外れ惜しくもノーゴール)
・6分→自陣からのツヨシのフリーキックが前線のタケに見事につながりKPと1対1になるもノーゴール
・9分→相手陣の中盤左でタケが突破時に脚をかけられて倒されて得たFKをツヨシがゴール前に絶妙の球質であげましたがこれも「スルー」でノーゴール

これだけチャンスを作って得点できなければ普通は負けるのですが、ダブルユウタ(佐藤・佐久間)を中心としたDF面での頑張りで殆ど相手にはシュートを打たせず無失点で乗り切り、結局はドローとなりました。

<vs FCアムゼル>
最後のツメが上手くいかないので、何だかすっきりしないものの第1戦をとにかく落とさずに済んだので気持ちを切り替えての第2戦です。この試合を取るか落とすかはあとの2日間に大きく影響する大事な1戦です。また、この会場の第2試合の「FC野庭 vs FCアムゼル」も0-0の引き分けに終わり、早くもこのブロックは混戦模様ですので、その意味でもすっきりと勝つことが大事な一戦です。
前半は、押しては戻されといった感じで個人の競り合いも殆ど互角で攻め込まれた時にコーナーキックやスローインに辛うじて逃れる場面がお互い続きました。
こちらは、4分にゴール前の混戦からツヨシ→タケとつなぎリョウタがシュート(ノーゴール)した後はしばらく守勢に回る時間帯になりましたが、13分、14分とパスをつなぎ、コーナーキックに合わせシュートを放つなど、殆ど五分五分だったと思います。15分に相手陣の中盤から、タケがロングシュートを放ったところで前半終了。前の試合に続いて、またノーゴールで前半を折り返しました。
ハーフタイムでは、私からは「ボールから逃げないで特にゴール前ではどこでもいいから身体に当ててでもゴールに押し込んでいけ!」との荒っぽい指示を出しました。その指示をよく聞いていたのか、リョウタが今日の均衡を破る先制点を叩き出しました。
後半開始直後にコーナーキック得、これをタケが絶妙のスピード・ポジションでゴール前に放り込み、タケが蹴る前に頭を押さえていたリョウタが(後で聞いたところ「ここに合わせろ」の合図だったようです)頭ではなく足で合わせて先制しました。
この1点がこちらにとっては大きなエネルギーとなり、相手チームにとってはかなりダメージの大きい1点になったようでした。
その後、3分には中盤でボールをキープしたツヨシが右サイドをタテにドリブルで進め、エンドラインギリギリからショートクロスで折り返し、これをタイミングよく上がってきたアキムが左足でシュートしゴール! 
にわかに押せ押せムードとなった後はゴールを決めたリョウタやアキムをはじめとしてチーム全体に見違えるようによく動き、気持ちの余裕をもってゲームを組み立てることが出来たと思います。
最後は、ツヨシが中盤から再びドリブルで左サイドから斜めに絞り込んで、自らシュートしてゴール。
先制→中押し→ダメ押しの3点でこの大事な試合をモノにしました。

<全体を通じて>
今日1日は、OBコーチの浜コーチに試合中の指示などをお願いし、私はいつもの通り「応援」と「気合注入」に(笑)専念しました。浜コーチは子供たちの気持ちをよくつかみ、自らの経験を活かした指示を懇切丁寧にしてくれています。浜コーチの「今日はオレのコーチ初戦だから、勝ってくれよ!」の一言がみんなの気持ちに響いたと思いました。
冒頭に書きました通り、ここのところのチーム状態は特にモチベーションという点で必ずしもよくはありませんでしたが、今日の2試合を通じて、自分たちが強かった頃のことを感覚的にかなり思い出してきたのではないかと私は感じました。

LLのチームとしては、まだスタートしたばかりです。大会で1戦1戦重ねていく中でチームとしてのまとまりや各人のモチベーション向上が図れれば、あるいは、自信をつけていけば決勝トーナメントもかなり近づくことと思います。
まだ1日目が終わっただけですが、私自身にも失いかけていた自信を少しだけ取り戻させてくれる貴重な1日となりました。今後の戦いに大きな期待をしたいと思います。



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5/3 『横浜市大会LL-11 』2日目結果報告

連勝! 勝ち点10で決勝トーナメント進出まで(たぶん)あと1勝

vs 横浜東FC(1-0 2-1)冨林、渡辺、小島(豪)
vs FC野庭(0-0 1-0)冨林

1日目を無敗で終わり、今日負けなければ決勝トーナメント進出がかなり近づく2日目は、キック力があり、まとまりのある攻撃を仕掛けてくる横浜東FCさんと2年前の上中里杯で0-2敗れたFC野庭さんです。

<vs 横浜東FC>
試合前に私からは、「今日の試合は2試合とも勝たなければならない、少なくとも負けたらその時点で相当にきつくなる。従って、チーム力から見てもこの試合が一番大事な試合になると思う」と伝えました。
前回同様、浜コーチからは相手チームの守備陣形でスペースの出来やすい部分の攻め方や、ディフェンスのポジショニングなどが細かく伝えられました。
この試合がとても大切な試合であることは選手たちもわかっているようで、指示を聞く皆の顔も心なしか緊張気味です。
最初はお互い落ち着いた感じで様子見から入ったように感じました。何度か行き来をした後の4分、相手陣内中央でボールをキープしたツヨシが目の前にスペースがあると見るやそこに猛然とドリブルを仕掛け、相手DFを2〜3人引き付けて、同じタイミングで上がってきたトミーにペナルティアーク付近で絶妙のスルーパス、これをトミーは自分の右前にトラップして難しい体制から腰をひねって豪快にシュート!! 
待望の先制点を非常にいい形で、かついい時間帯にゲットすることが出来ました。
これ以降、1日目の2試合目の後半同様にリズムに乗って6分(サブがDFの裏にクリア→タケが追いついてセンタリング)、7分(ペナルティエリア近辺で細かくつないで最後はトミーがリュート)、8分(相手DFの裏に出たボールをトミーがダイレクトにシュート)、9分(タケが中央からミドルシュート)、12分(タケのコーナーキックにトミーが頭で合わせてシュート)、13分(ツヨシがミドルシュート)、14分(アキムが右サイドを自ら持ち込んでシュート)とシュートで終わるいいリズムで前半を終了しました。
後半は、開始1分にタケがドリブル突破してアキムにパス→アキムはこれを前に進めてDFを寄せてトミーにつなぎ→トミーがこれをシュート→キーパーがこれをはじいたところを猛然と詰めてきたユウトがゴールし、開始早々に追加点を上げました。
2分には、相手陣の中央でトミーが倒されて得た30メートルほどの距離のフリーキックをツヨシが決めて3点目をゲットしました。

その後も3分(ツヨシのミドルシュート)、4分(ツヨシ→ユウトとつないでシュート)、4分(キーパーのパントを押さえたタケがシュート)、5分(ゴールキックをカットしたトミーがシュート)、10分(タケが右サイドの突破しセンタリング→トミーがシュート)、13分(中央からのツヨシのフリーキック)
この間、9分に左サイドからセンタリング→ゴールのパターンで失点してしまいましたが、動揺した様子もなく落ち着いて再び反撃し、攻め続けてタイムアップ。
大事な試合を横綱相撲のような形でものにすることが出来ました。

<vs FC野庭>
1試合目と2試合目の間に3試合+20分の練習タイムが入り、気温も上がってきたところでどうも間延びしてしまった感もありましたが、私からは「ここまできたら必ず2つ取って帰ろう!」と伝えました。
何かどんよりとした何とも言えないイヤな予感が的中してしまったように前半はリズムに乗り切れず、4分、6分、7分、8分、9分、13分、14分とシュートを放つなど攻め続けていたもののゴールを割るには至らず、5分にはコーナーキックから危うく失点するピンチもあり、15分のこちらのフリーキックが外れたところで前半終了となりました。
後半も前半同様に1分(ツヨシの右へのロングフィード→タケが押さえてセンタリング→トミーがシュート)、3分(中央からユウトがシュート)、8分にシュートを放ちましたが決まらず、その間、2分、6分、8分とシュートを打たれ、特に8分のシュートはトシのナイスセーブで辛うじて失点しないで済みました。
「何だか1日目の第1試合みたいな感じになってきたなあ・・・」と思っていたところで、思わぬところから均衡が破れました。
攻め込まれゴール前まで迫られたところでユウタ(佐藤)が思い切って大きくクリアしたボールがセンターサークル付近まで飛び、これを相手DFとスピードで競り合ったトミーが振り切りキーパーと1対1、落ち着いてキーパーを交わしてゴールを決めました。
この虎の子の1点を何とか守りきって、本日2勝目をあげました。

<全体を通じて>
2試合目はどうもリズムに乗り切れない試合ではありましたが、落とさずに勝ち点3をあげたことの意義は大きいと思います。1日目を終わった時のコメントにも記しましたが、組み合わせに恵まれた幸運などもあって、非常にいいリズムの試合振りで、一戦一戦自信をつけてきていることを感じます。この調子であと1試合以上勝てば決勝トーナメント進出間違いなしです。
ここまできたら最終日も無敗で1位通過目指して頑張っていきたいと思います(3日目は2人休みなので11人ギリギリになりますので、健康管理ほか皆さんよろしくお願いします)。



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5/4 『横浜市大会LL-8』3日目結果報告

vs 横浜すみれSC-B(0-3 0-3 0-3)
vs FC緑(0-1 1-2 1-1)鹿嶋、渡辺(創)

LL-8最終日は、ようやく快晴に恵まれ、風の影響もさほど大きくない好コンディションとなりました。既に決勝トーナメント進出はかなり厳しい状況ながら、選手全員はそういったことよりも「試合が出来て」「自分が出られて」ということの方が気持ちの比重が大きいようで、1〜2日目と同様か、むしろ少しずつモチベーションが上がってきたような印象を私は受けました。
第1試合は、あざみ野FCさんを1-0で破った1位通過最右翼の横浜すみれSC‐Bさんです。
試合前に監督さんにお聞きしたところ、横浜すみれSCさんはLLクラスの8人制化に備えて、4年生チームを8人制の方に2チームエントリーし、3年生チームを11人制の方にエントリーされたようです。ちなみに、4年生はSLの時代に横浜市で3位に入っており、その時のレギュラー選手も今回対戦するBチームには何人か入っているようです。

<vs 横浜すみれSC-B>
開始直後の2分間位は、「相手をフリーでやらせないこと」「とにかくボールを持った選手に1人以上、出来れば2人が素早くボールに詰めること」というベンチからの指示を忠実に実行する様子を見て、「やれる、やれる、大丈夫!」と思いましたが、3分にスピードのある左サイドの選手のタテの突破から見事なセンタリング→シュートで先制を許してからは、4分にこちらが相手ゴール前まで運んだボールを逆にカウンターで一気に返されて失点し、6分には中央突破から3失点目を許してしまいました。
この間、こちらはDFとの競り合いに勝ったユウゴがドリブルで持ち込み、シュート体勢に入ったところで再び相手DFに詰められシュートが枠を外れる惜しい場面が唯一のチャンスでした。
中半も前半と殆ど同じようなパターンで、1分中央突破、2分左サイドからのセンタリング、4分オウン、後半も2分、3分、8分と着実に積み上げる形で得点を重ねられてしまいました。
総じて印象としては、体力差、技術差がかなりある中で最後まで試合を投げることなく、全員が必死で守り、何とかチャンスにつなげようとした姿勢は非常によかったのではないかと私は思いました。
<vs FC緑>
いろいろありましたがこれが最終戦、2日目から得点を取っていませんでしたので、「点を取ろう」「勝ちに行こう」と強く呼びかけて最終戦がスタートしました。
この試合は、大会を通じて何度も何度もスーパーセーブでチームを守ってきたリョウヤを(本人の希望もあって)フィールドで起用し、更にキーパーは攻撃に守備に殆ど全部に絡んで頑張ってきたユウゴに頼み、要の選手2人を入れ替える布陣で臨みました。
前半は、前の試合に引き続き一生懸命にボールに寄り、これが高じて相手選手を多数巻き込んでのダンゴ状態の試合になってしまいましたが(笑)、お互いに攻めて攻められて、ほとんど互角の戦い振りだったと思います。

5分にコーナーキックから細かくつながれて失点してしまいましたが、前半を0-1で乗り切る健闘振りを見せてくれました。
「何かこの試合はやれるかもしれない」という気持ちは選手たちも同じだったようで、1分にはコーナーキックからつないで少しずつゴールに近付けてゴール前の混戦に持ち込み、最後は梶本がシュート、3分には相手陣の中盤からリョウヤが相手キーパーのスキを見てループシュートを放ち、4分には中央からソウタがシュートを放つなど比較的押した試合が出来ていました。
が・・・、全員が前ががりになったところを4分にカウンターで失点し、8分には中央突破から3点目を許してしまいました。
それでも何とか得点したいということで再び攻撃を仕掛け、9分にペナルティアーク付近で得た間接フリーキックをリョウヤが見事に決めて、一矢を報いました。
後半はほぼ互角と言っていい内容で、4分に左サイドからの突破で4点目を許しましたが、終了間際にユウゴのパントに反応したソウタが自ら持ち込んで2点目をゲットしました。
その直後に試合終了となりましたが、みんなで守り、2得点をあげ、内容のある最終戦が出来ました。

<全体を通じて>
この大会では相手チームはほとんど4年生チームが主体であり、こちらは3年生のみで、しかも半数位の選手が公式戦にフル出場するのが初めてという状況でしたので、試合としては「試練」の試合が多かったと思います。それでも2勝をあげ、試合が出来、公式戦に出られる喜びを皆が感じることが出来たのではないかと思います。
全試合で攻撃に守備に中心選手としてチームを引っ張ってきたユウゴ、守護神として活躍し最後の試合ではフィールドプレーヤーとしてFKも決めたリョウヤ、すべての試合に豊富な運動量で特に最終日は素晴らしいカバーリングを見せたオッコ、全試合でDFとして相当に苦しい試合ばかりながら最後まで投げずに全力を尽くした面川・伊藤のDF陣、随所に守備面でいい働きをした梶本、集中力が高まった時にはドリブルや中盤での競り合いに頑張りを見せた坂本、出場時間は限られたものの出場した時間帯は活躍したキムとユウキ、試合中に声を出し、とにかく走り回って最後は得点もしたソウタ・・・、それぞれみんないい経験が出来たと思います。
これから夏と冬には金沢区大会、秋の国際ちびっ子大会(横浜市大会)があります。大会規定に大きな変更がなければすべての大会で2チーム出場が可能ですので、これからもみんなにチャンスがあります。その意味では、意義の大きい「2勝4敗、総得点8総失点27、勝ち点6」だったと私は思います。これからも頑張りましょう!

<最後に>
大会を通じていろいろな面でご協力いただきましたお母さんお父さん方ありがとうございました。また、2チーム出場で私と共に相当に頭がこんがらがってしまいながらいろいろとご配慮・ご手配いただきました千葉さん、大川さん、鹿嶋さん、坂本さんの幹事さん、ありがとうございました。最後に8人制チームの「メインコーチ」として練習に試合に全面的に面倒をみてくださった池上コーチ、ありがとうございました。おかげさまで大会を無事に終了することができました。子供たちは素晴らしい経験が出来ました。



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5/5 『横浜市大会LL-11 』3日目結果報告

4勝1敗1分、勝ち点13で予選2位通過、決勝トーナメント進出!

vs 日限山FC(0-0 0-1)
vs YKFC(2-0 1-1)大川、鈴木、大川

2日目を終わった時点で勝ち点10の暫定2位、最終日は無敗のチーム(日限山FCさん)と無勝のチーム(YKFCさん)と、決勝トーナメント進出をかけた対戦になりました。

<vs 日限山FC>
「勝ったチームが1位通過」、両チーム共にそこを意識した面持ちで他の試合とは異なる緊張感が感じられる対戦となりました。
開始1分にゴールキックをカットしたタケがミドルレンジからシュートを放ちましたが、その後はペナルティエリア内までは迫られないまでも、殆どが自陣で守備に追われる展開になりました。中盤で抑えきれずにDFラインにまで迫られ、更に、DFラインの裏から中盤の選手がバックアップするような感じで何とか前半をしのぎました。相手の攻撃は、チャンス時にはセンターバックのキャプテンの選手が最終ラインからスピードに乗って上がってくる攻撃が非常に効果的でした。
こちらは攻撃面では、キーパーのトシのパントから何度かチャンスをつかめそうなボールもありましたが、高いボールの処理では相手DFが1枚上手で、なかなか相手ゴールには迫れませんでした。
後半は、3分(コーナーキックからのシュートをトシがナイスセーブ)、8分(コーナーキックからのこぼれ球を細かくつながれて最後のシュートはクロスバー)に決定機を防ぎ、6分に上手くパントボールを処理したトミーがDFとの脚の勝負にスピードで勝ってキーパーと1対1になった場面がありましたが、相手DFが最後は追いついて身体を張ったDFで防がれてしまいました。
10分過ぎから、ベンチではDFの要であり攻撃力もあるユウタ(佐藤)を上げて勝ちに行くための指示の準備をしていましたが、その時間帯が攻め込まれた一番危ない時間帯でしたので様子を見ていたところ、13分に左サイドからの突破を許し強烈なシュートがトシを襲い、トシはこれを辛うじて弾くスーパーセーブ! 更にその弾いたボールをすぐにシュートされ、もうダメかとベンチも天を仰いだところで、これもトシは素晴らしい反応で防ぎコーナーキックに逃れました。
ベンチも応援団もこの連続スーパーセーブに沸いているところで、そのコーナーキックのリスタートはすぐに蹴られゴール前の混戦から失点してしまいました。ピンチを防ぎホッとしたところを上手く突かれました。
この時点で時計は14分を指しており、その後も何とか同点に持ち込もうと踏ん張りを見せましたが、残念ながらタイムアップ。殆ど互角であと少しといった感じでしたが、惜しい敗戦になりました。

<vs YKFC>
第1試合のことを引きずる様子もなく、この試合で勝てば予選突破確定ということで、選手たちは勝ち、更には大差勝ちにこだわってこの試合に臨んだようでした。
開始1分には、中央からツヨシ→タケとつなぎ、最後はリョウタが押さえて先制し、もう既に押せ押せムードです。
前半だけで15本のシュートを放ち、1分に続き、11分にはコーナーキックをタケがそのまま決めて追加点をあげました。
相手チームがアローズ陣内に攻め込む場面は殆どなく、後半もほぼ一方的に攻め続け、コーナーキックからリョウタが3点目を押し込み、10分にDFの裏に出てしまったボールの処理ミスから失点しましたが、殆ど危なげない試合が出来たと思います。
この試合はいろいろとポジションを変え、皆が攻めあがる形を取りましたが、その期待に応えて比較的余裕のある戦い振りで大切な試合をしっかり勝つことが出来ました。

<大会を通じて>
大会がスタートする時は、初日の私の書き込みにもあります通り、決してチーム状態としては良くなかった訳ですが、初日の2試合目を取って波に乗り、2日目、3日目と子供たちは1試合1試合自信をつけていったように感じました。
総じて言えば、大事なところでユウタ(佐藤)、佐久間、ヒデ、サブのDF陣とキーパーのトシがよく守り(特にユウタの危機察知と迅速対応は素晴らしかったです)、無失点または最小失点で抑えたことが大きかったと思います。また、中盤では、ツヨシがゲームをよくコントロールし、豊富な運動量でDFのカバーなどでもボランチとしてよく機能していました。1日目の得点で波に乗り、その後見違えるような動きを見せたアキムとリョウタ、スピードを活かした突進でゴールに何度も迫ったトミー、FWとして動き回り得点にも絡んだユウト、中盤での機敏な動きやタテ突進からのセンタリングや正確なコーナーキックなど随所に見せ場をつくったタケ、怪我明けで出場機会が限られながらも最終日は出場チャンスに発奮して素晴らしい働きを見せたタク、最終戦で意欲的な動きを見せたリョウなど、皆が自分の役割をよく理解し、力を終結することが出来たと思います。
また、11人制の方は、兼定コーチ、浜コーチに練習・試合の殆どをお願いしてしまいましたが、お二人の好連携のご指導が子供たちによく伝わったことが大きかったと思います。

さあ、次は決勝トーナメントです。一戦一戦大切に戦って一つでも上を目指していきましょう。

※ 後日談→→→最終日のレポートが若干遅れました、失礼しました。最近では記述を少しでも正確にするために試合中にメモを取るようにしていますが、3日間6試合、4/29からいえば5日間で10試合。これだけの量を溜めてしまえば、もちろん頭の中のメモリーはオーバーとなってしまうことは間違いありませんので、毎日その日の分をその日に終わらせなければと、かなりのプレッシャーを感じました(宿題に追われる子供みたいです:笑)。
今この「怒涛の公式戦週間」が終わり、素直にホッとしてます。とにかくみんなが公式戦に参加できてよかったです。ここからはまた気持ちを切り替えて次の試合に向けてスタートです。



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5/14 『横浜市大会LL-11 決勝トーナメント』1日目結果報告

1回戦突破でベスト16入り!!

vs 岩崎FC(0-0 2-0)鈴木、渡辺

前日が雨で練習できず、今日も午前中は雨模様です。グランドコンディションが懸念されるなか会場入りしました。案の定、LLクラスの会場となる方のグランドは、雨の降っている時から試合をしていたことで、半分がかなりぬかるみ、これによる有利不利がありそうではありました。ぬかるんでいる方はどうしてもパスが通りにくいことと、シュートの際の強い踏み込みができないため、他の試合も乾いている方に攻める側が得点しているようでした。

一方でやはり予選突破したチームが集まる決勝トーナメントだけあって予選とは雰囲気や試合内容がかなり違います。昨年・一昨年のSLの時に対戦した、希望が丘ライオンズさん、元石川さん、あざみ野さん、小山台さん、大豆戸さん、上中里さんなど、見覚えのある選手が大勢来ているので、その面で緩和される部分はあるにしても、私自身はかなり緊張感を感じました。
子供たちはと言えば、そんなことはどこ吹く風で、いつもの通りかなりリラックスしている様子でしたが・・・(笑)。

練習の様子を見る限り、岩崎FCさんとアローズの力の差はほとんどないように感じました。予選のスコアを見る限りは堅守のチームという印象です。
さあ、この代では初めての決勝トーナメント1回戦の始まりです。

アローズはコイントスで乾いた側を選択したので、グランドコンディションから言えばまずは「攻められる側」になります。
グランドの状態は別にしても前半は開始早々からかなり攻め込まれ、シュートまではつながれないものの、押し込まれた状態が続きました。時折、クリアボールやパントなどで相手陣内に攻め込み、4分にはハーフウエーライン付近のフリーキックからコーナーキックとなるチャンスを得ましたが、惜しくも決定機には至りませんでした。
7分過ぎからそれこそ「がっぷり四つ」と言っていいと思いますが、以下の通り攻めて攻められてを何度か繰り返しました。※アローズの守備の場面は(守)、攻撃の場面は(攻)
・ 7分(守)→攻め込まれて何度かコーナーキックにされるも、何とかこらえてノーゴール。
・ 9分(攻)→タケのコーナーキックから、ゴール前の混戦となり、最後はトミーがシュート、キーパーがはじいたボールをリョウタがシュート(ノーゴール)。
・ 11分(守)→アローズ陣左サイドのドリブル突破を許し、センタリングからシュートにつながれるもノーゴール。
・ 13分(攻)→ジャストミートしたトシのパントがセンターサークル付近にまで飛び、これが相手DFの裏にカブり脚の勝負に勝ったトミーが、スペースに走りこんだタケにパス、タケはこれをセンタリングし最後はアキムがシュート(ノーゴール)。
・ 15分(守)→相手チームの右ウイングの選手がスピードに乗って右サイドを疾走し、中央に切れ込むもノーゴール。

お互い同じ程度のチャンスとピンチを繰り返しながら、前半はお互いゴールネットを揺らすには至らず、後半に突入しました。
後半についても、かなり激しく攻守の入れ替わる展開となりました。
・1分(攻)→中央からカウンターでタケが持ち込みシュート(ノーゴール)。
・2分(守)→アローズゴール前の混戦からやや弱めのシュートを打たれるも落ち着いて処理。
・3分(守)→左サイドからの突破を許し最後はヘッドで合わせられるもノーゴール。
・4分(守)→自陣でのファウルでフリーキックを与えるもノーゴール。
・5分(攻)→相手のゴールキックをタケがカットしてシュート(ノーゴール)
・6分(攻)→相手のゴールキックをアキムが素晴らしい出足でカットしてタテを突きトミーにつないでシュート(ノーゴール)
・7分(攻)→6分同様にアキムがゴールキックをカットして、攻め込んだ結果得たコーナーキックを最後はユウトがシュート(ノーゴール)

この様に時間帯でピンチとチャンスが交互に訪れる状態が続きましたが8分過ぎから、こちらが一方的に攻め込まれる時間帯が続きました。左右のサイドを突破され、ゴール前まで混戦のなかつながれて、危ない場面が何度もありました。何とかコーナーキックに逃れ、クリアしきれずにスローイン→コーナーキック→スローイン・・・といったよう我慢の時間帯がかなり続き、最後はアローズゴール前で両軍の選手が入り乱れ、トシが出足よく前に出てパンチングでクリアしたボールを相手選手がペナルティエリアに入った辺りでトラップしてシュート、キーパーが戻りきれない無人のゴールにボールが向かい、「やられた」と誰もが思ったところに・・・・・・
サブがゴール前に立っていました。力のないこのシュートをサブは落ち着いて処理し、その後、何とかクリアして事なきを得ました。昨年1年間をSLのDFとして過ごしたサブの「経験から来る危機察知」がこの大ピンチを救ってくれました(ぬかるみで相手チームのゴール前でのパスがうまくつながらなかったことと、シュートのための踏み込みができなかったことも幸運でした)。

この大ピンチをしのぎセンターサークルから相手陣内に3メートルほど入ったところで危険なプレーでフリーキックを得ました。これをツヨシがペナルティーアーク付近で相手DFの裏に走りこんだタケにピンポイントで合わせました。半身、かつ左脚でトラップしたタケはこれを右足に持ち替えてシュート! 待望の先制点です。

この段階で既に時計は13分になろうとしていましたので、相手チームに与えたダメージは大きかったようです。やや気落ちし、動きが落ちてできたスペースにツヨシが自陣からドリブルを仕掛け、相手陣内へ、このドリブルにタケ・トミー・アキムが素晴らしいスピードで反応し、ツヨシからタケへ、タケからトミーへ、トミーからアキムへと右サイドに展開し、アキムがセンタリング、相手DFとの競り合いで最後はゴールキックになりましたが、このゴールキックをアキムは再びカットしてタテに突進しゴール前のトミーへ、トミーはバウンドしたボールをボレーでシュート、キーパーがはじいたボールをユウトが詰めてゴ〜ル!
わずか2分ほどの先制・追加で勝利を確実なものにし、私の時計で15分45秒でタイムアップ。見ている我々がシビレるような試合内容でベスト16に進出です。

<全体を通じて>
予選と比較してここからはもちろんレベルが上になっていく訳ですが、スピードや特定の技術、DF陣のまとまりなど、通用する「武器」を自分たちがいくつかもっていることが今日の試合と他の試合の様子などをみて選手たちもよくわかったと思います。
次回の試合は、富岡さん、文庫さんのいずれであっても金沢区対決となりますが、この雰囲気を更に高めて、一気に駆け抜けていきましょう!



LL-11 決勝トーナメント2日目 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/06/19(Mon) 15:05  No.138    [返信]
6/18 『横浜市大会LL-11 決勝トーナメント』2日目結果報告

PK戦を制してベスト8入り!!

vs 富岡SC(0-0 0-0) PK 6-5 
アローズ(○○×○○○○)− 富岡SC(○×○○○○×)

5/14の1回戦突破以来、週末の度の雨で何度も中止となり、1ヶ月以上経過してしまいました。今日も予報は雨です。出来るかどうか不安でしたが、幸いにして朝7時の段階で雨は上がっており、ようやくGOサインが出ました(但し、試合時間が近づくにつれて雨が強く降ったり、弱く降ったりと不安定な天気でした)。

今日の相手は、同じ金沢区の富岡SCさんです。
4年生の代にとっては、2年前のSLの時代に、金沢区大会の準々決勝で夏は0-2、冬は1-2のスコアで敗れた相手です。特に冬の対戦では前後半共に攻撃面で優勢に立ち、先制までしましたが、勝利の女神は微笑みませんでした。当時SLの代表コーチだった私は夏に敗れて以降、仕事中でも寝ても醒めても「冬には必ず勝つ」と頭が一杯だったことを思い出します。
ただ、今回の対戦は当時と少し事情が違います。当時は、その1年間で最高の試合をしなければ勝てないと思いました(冬は確かに1年間で最高の試合をしましたが前半だけでした)。
今回は、1回戦突破後に決勝トーナメントの試合振りを「偵察」した結果、むしろこちらの方が優勢ではないかと感じました。以下は5月23日に私が親御さんにお送りしましたメール連絡の一文です。
『・・・ 一昨日(日曜日)、決勝トーナメント1回戦の「富岡 vs 文庫」の試合が午前中でしたので、見に行ってきました。その感想は、選手たちには伝えましたが、サッカーの質という点ではこちらが1枚上ではないかと思いました。2年前と比較すれば、今回はヒイキ目なしで技術の積み重ねという点でこちらに分があります。結論として私は今度こそ自分たちを信じて戦えば勝てると思いました。・・・』 
これが虚勢でもカラ元気でもない証拠に今回は私自身が落ち着いて試合に臨むことが出来ました。
選手たちにも私の目で見て「優勢」であることはこの1ヶ月間、事あるごとに伝え、気持ちを一つにしてこの試合に臨むことが出来たのではないかと思います。

いつもの通り、試合前には浜コーチをはじめ、各コーチからテクニカルな指示などが伝えられ、私からは、「こういう試合は皆も知っている通り、先に1点目を取ることがとても大事。だから、先制するつもりで最初から頑張っていこう。でも、逆にもし先に点を取られても落ち着いて試合をして欲しい。下を向いたり、焦ったりしないで残りの時間で自分たちのサッカーが出来れば追いついて逆転することは出来るのだから。 前から言っている通り落ち着いて試合をすれば勝てるから」と伝えました。「ハイ!」といつになくいい返事が返って来ました。

小雨のなか、いろいろな想いが込もった試合がスタートしました。

いつもよりも広く、かつ見事な芝生のグランドで、しかも雨で濡れた状態でしたので、お互いに最初はボールの具合など様子見をしつつ、相手陣内に攻め込んではクリアされというのを何度か繰り返しました。
3分には最初のチャンスが来ました。右サイドからの突破で得たスローインから、タケが右コーナー付近をタテに突いて、ゴールに向かった後にショートクロスで折り返しました。これにユウトやトミーが反応し、ゴール前で若干の混戦になりましたが、最後はクリアされてノーゴールでした。
引き続きこちらのチャンスの時間帯が続き、5分には、相手陣の中盤やや左寄りの地点からツヨシがドリブルで進めて、ゴール前のタケにアーリー気味に合わせたクロスが通り、シュートまでいきましたが、相手DFの素早い詰めに合ってゴールを割ることは出来ませんでした。
そうこうしている内に、こちらが攻められる番になり、そこまで殆どゴール前までボールを運ばせなかったアローズの鉄壁DFが若干乱れたところを突かれてコーナーキックを献上してしまいました。このコーナーキックが絶妙の高さで相手の選手の頭に合い、「やられた」と一瞬思いましたが、キーパーのトシが冷静に正面でおさえて事なきを得ました(終わってみて振り返ればこれが最大のピンチでした)。
その後、12分にはスローインからのボールをツヨシがロングシュートを放ちましたが惜しくもキーパーの正面、13分には相手の猛攻の後こちらのクリアボールにジャストのタイミングで合わせた相手選手のロングシュートをアキムが頭で飛びついて防ぐなど、試合は攻めて攻められの「がっぷり四つ」の状態になって来ました。
ただ、その間でもユウタ(佐藤)が中心となってDFの選手にマークなどの指示を出し、アブナイ場面では、DFの佐久間、サブ、ヒデとボランチのツヨシなどが素早くカバーに周り、決定的な場面を殆ど作らせることなく、落ち着いた(安定した)試合振りで前半を折り返しました。

雨の中でいつもよりはかなり広いグランドで全体的に消耗は激しかったように感じましたが、ハーフタイムで集まった皆の表情から気持ちを推し量ると、「大丈夫、相手は強いし、すげえ疲れる試合だけど、勝てる勝てる」といったところでしょうか? そんな気持ちの落ち着き振りを見て、私も大丈夫! と思いました。

後半は、開始2分にアキムが自陣でダッシュしたボールを前線のトミーに預け、そのままものすごいスピードでオーバーラップした場面などがありましたが、パス交換のタイミングが僅かに合わず、大きなチャンスにはなりませんでした(でも素晴らしく気持ちのこもったスピードあるオーバーラップでした)。
こうなればこちらも相手も必死で、試合は一層激しさを増してきました。特に両サイドへボールを振る前の段階での中盤での競り合いは激しさを増し、お互いスライディングなど身体を張った奪い合いに終始し、こちらは何度もフリーキックを得ましたが、いずれもハーフライン付近であったことと、やはり、雨のためにいつものよりはキックの距離が伸びず、得意のセットプレーからの得点には至りませんでした。
(もうこの辺からは雨の影響でメモが出来ず、メモした紙もボロボロで何が書いてあるかよくわかりません:笑)

残り2分で中盤でボールを奪取した相手のキャプテンの選手が左サイドを疾走し、DFが一瞬振り切られる大ピンチ(実は2年前にその選手に決められた「悪夢」が頭をよぎりました)になりましたが、佐久間、ユウタがまずカバーに戻り、後は戻ってきた数人が最後には合計4〜5人でこれを取り押さえました。
終始優勢に試合を進めつつこちらに大きなチャンスはなかったものの、決定的なチャンスを与えることなくタイムアップ。
予選からここまで1度も経験したことがないPK戦に突入です。

<PK戦>
PK戦に突入した両チームの様子を見ると、相手チームには「こんなはずじゃなかった」といった落胆の様子と、「負けたら大変だ」の緊張感がみなぎっていたように感じました。
アローズの方はと言えば、力を出し切り、互角以上に戦えたことへの満足感と清々しさと、やはり「大丈夫でしょう。勝てるよね」の不思議な(笑)自信のような雰囲気が流れていました。
実際には相手の2人目が失敗し、こちらも3人目が失敗し、サドンデスに突入しました。
ここまでで、相手のキックに対してキーパーのトシはすべて反応し、コースの読みはすべて当っていました。決勝トーナメントに入ってから、普段の練習でも試合前の練習でも浜コーチからマンツーマンの指導を受けてきた成果がかなり出ていました。
途中、アキムから「トシ!止めてくれよ!」の声に、「オッケー、任しとけ!」と明るく返す彼の表情が選手達に大きな安心感を与えているようでした。トシは6人目のキッカーとして、自ら決め、7人目のトミーが決めた後の相手チームの7人目のキックをしっかりと止め、勝負が決まりました。

<全体を通じて>
これまで大きく立ちはだかる壁だったチームにPK戦ながら勝利を収めたことは今後のチームにとって大きな自信になると思います。この横浜市大会で対戦する機会を得たことにも何か巡り合わせを感じます。その「関門」を突破し、更にチームは一皮向けることが出来ました。もう後は上を目指して1戦1戦力を出し切るのみです。
また、今日は自由参加だった8人制チームの選手たちも親御さんと共に大勢の方が応援に長浜グランドに来てくれました。とても嬉しかったです。このようなチームの団結こそがアローズの原動力だと思います。
前述の5月23日の親御さん宛連絡メールの最後はこう締めくくってあります。
『もう横浜市大会でのメダルも遠い夢のまた夢ではなく、すごく近いところに来ている、と私は思います。』
そうです、本当にもう近いところに来ています!



LL-11決勝トーナメント 準々決勝1 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/06/26(Mon) 13:15  No.146    [返信]
6/18 『横浜市大会LL-11 決勝トーナメント 準々決勝』結果報告

PK戦 ベスト4ならず。

vs 二俣川SC(1-0 0-1 ) PK 1-4 
アローズ(×○×)− 二俣川SC(○○○○)

準々決勝、勝てば準決勝となる決勝トーナメント3日目は、前日の晴れ間とは打って変わって、どんよりとした曇りが広がり時折雨が少しパラつく天気となりましたが、若干湿ったグランドはもともとの土質がいいこともあって、サッカーの試合を行う上では最高のグランドコンディションになりました。
先週の雨中のPK戦を制し、横浜市大会でどこまで上に行けるかの「未体験ゾーン」は更に進み、今日の試合を2つ取れば決勝進出です。今日の第1試合の様子などを見ても殆ど差がない4チームの中でどのチームが勝ち残ることが出来るか、それは神のみぞ知るところですが、やはり、技術・体力、そして、メンタル面の強さを一番持ったチームが最終的に残ることが出来るということだと思います。

二俣川SCさんとは昨年秋の大会で現5年生のチームが対戦し勝利を収めていますが、今大会の予選のスコアなどを見る限り、僅差の試合をすべてモノにしてきたチームであり、聞けば昨年から現4年生を中心としたチームだったようで、いろいろな面で(見た目以上に)地力のあるチームなのではないかと予想していました。

こちらの布陣としては、相手の様子を見るということもあって、やや守備的な4-5-1とし、試合展開によって変更を加える予定です。
試合前には、私からは先週同様に、先制しても喜びすぎない(勝った気になってはいけない)ということと、先制されてもへこんではいけないということを伝えました。

<試合内容>
立ち上がり直後にセンターサークル付近でボールを奪い合い、奪取したタケが右サイドへトミー、アキムを走らせるべく、DFの裏に流しました。これに反応しスピードで振り切ったアキムがセンタリング、ゴール前に上がって来ていたリョウタが合わせてゴール! あまりにもあっけなく、開始40秒で先制しました。
その後は、タテの広いグランドで双方ゴール及びペナルティエリアに迫るには至らず、中盤で押して戻してを繰り返しましたが、5分には非常にスピードのある相手の右サイドの選手がドリブルで疾走し、最後は辛うじてコーナーに逃れ、引き続き6分には同じように右サイドからドリブル突破を許してしまいました。幸いシュートまでには至らず、クロスを上げられる前に何とか逃れましたが、調子に乗せると怖い攻撃です。
アローズの方も責められてばかりという訳ではなく、10分過ぎから、先制したパターンと同様に12分、13分、14分とサイドを突いて反撃しましたが、これらもゴールに迫るまでには至りませんでした。

Re: LL-11決勝トーナメント 準々決勝2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/06/26(Mon) 13:16  No.147  
前半終了時の印象としては、全体的に非常に消耗度が大きいことを感じました。いつもよりもタテが広いグランドで、サイドを突いていく攻撃は得点できなかった場合の消耗が大きく、ただでさえ重圧のかかる準々決勝です、心身共に疲れて当然です。
一番気になったのは、先制してリードして折り返したことで、何か勝ったような気になってはいないかということでした。リードしているという「緩い」雰囲気と、もっと言えば「守ってこのまま勝ちたい」という、私が最も懸念していて、試合の前にも伝えた気の持ち方になっているように思いました。
言いにくい雰囲気ではありましたが、「日本対オーストラリアの試合を見たと思うけど、最後の最後まで、終了の笛がなるまで一生懸命走って全力を尽くさないと危ない!」と私は伝えました(でも、終わってみてもっと激しい口調で「こんな程度で疲れたなんて言ってるようなら、やめちまえ! そんなチームが勝ち上がれる訳ない。逃げ切ろうなんてみみっちいこと考えないで次の1点、2点を取りに行け!」と言えばよかったと今だに後悔してます)。

それでもハーフタイム明けの1分にツヨシのロングフィードにアキムが力を振り絞って追いつきセンタリングまで持っていった場面がありましたが得点には至らず、5分にスローインからタケがミドルシュート、そのシュートがゴールラインを割った後のゴールキックをカットしたタケがボレー気味にミドルシュートを打ち、少なくともここまでは何とか攻めようという気持ちが断片的ながらまだ出ていました。

8分を過ぎたあたりから、守りたいという気持ちを反映してか、中盤からDFラインにかけてが結果的にいつもよりも5〜6メートルは引いてしまったことで、グングン押し込まれてきてしまいました。
 ・9分→左サイドの突破からペナルティエリアまで迫られるも相手がハンド。
 ・10分→スローインのボールをキープした選手が右サイドをの突破し、ゴール前まで切れ込まれてセンタリング。
 ・11分→何度かつながれた後に中央でフリーになった選手がミドルシュート。
 ・12分→上記10分同様に右サイドからの突破を許して、ゴール前まで切れ込まれてセンタリング。

いずれもノーゴールでしたが、このように結果的に防戦一方となって更に消耗したところで13分にクリアミスなどが重なって中央をドリブルで突破され、同点ゴールを許してしまいました。

その後ズルズルと追加点を許さなかったものの、全体的に前に攻めていく勢いは既になく、得点できるような雰囲気がないままにタイムアップ。先週に引き続きPK戦に突入しました。

Re: LL-11決勝トーナメント 準々決勝3 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/06/26(Mon) 13:19  No.148  
<全体を通じて>
PK戦はこちらが2人はずし、相手チームは4人全員が決め勝負がつきました。
後半13分までは確かに勝っていましたが、追いつかれた時点で落胆し負けたような気になってしまって、気持ちを切り替えることが出来ないままにPK戦に突入してしまったことが原因です。

少し厳しいことを申し上げるようですが、この試合は金沢区大会の1回戦ではないのです。横浜市大会の決勝トーナメント準々決勝なのです。得点に一喜一憂し、開始直後の得点だけで逃げ切れると思うのは考えが甘過ぎます。先制折り返しでそのまま勝たせてくれるようなチームだったらここまで勝ち上がって来れる訳がありません。
私は前述の通り、「なぜもっと挑戦者の気持ちで臨むべきことを強く伝えることが出来なかったのか」と一日経った今も何度も何度も頭の中を駆け回ります。実は2年前の金沢区大会の準々決勝も全く同じだったのです。つまり勝負師として甘かったのです。特に今日は自分たちの持ち味である技術とスピードと展開力を自ら封印してしまったような試合になってしまいました。相手チームに封じられたのではありません、勝負どころで自ら放棄してしまったのです。

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いろいろな「ああすればよかった」「こうすればよかった」は、尽きることはありません。このようなチャンスを逃してしまったことも残念でなりませんが、詰まるところ我々指導陣を含めたチームとしての成熟度がまだ足りなかった、このような真剣勝負のなかでしか出来ない経験が足りなかったということだと思います。
試合後、子供たちには次のように伝えました。
「今日PK負けしたことは残念だけど、ここまで勝ち上がったことは初めてなのだから、勝ちあがってみないとわからないことがいろいろとわかったと思う。逃げ切ろうと思ってもそうはいかないし、逃げ切らせてくれる相手はここまで勝ちあがっては来ない。でも、そのことは公式戦でこんな風に悔しい思いをしなければわからない。いくら練習試合をやっても経験できないことだ。本当に強くなるためには、こんな風な悔しい経験をしていくことが必要だと思う。コーチはみんながサッカーを始めたときからずっと一緒にやっているから、ちゃんと進歩し続けていることはわかっている。進歩しているから大丈夫、心配しなくていい。今日の悔しさを忘れないで、次につなげることが出来れば今度は必ずもっと上に行けるから」

この経験を生かし、次には必ず雪辱です。



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7/8 練習試合結果〜 vs 瀬谷FC
4年生主体(1-0 0-2) 金澤
3年生主体(0-1 0-0)
4年生主体(0-2 0-2)
3年生主体(0-3 0-1)
4年生主体(1-1) 蒲谷
3年生主体(0-5)

(失礼しました。試合後のコメント作成まで、大分時間が経ってしまいましたので、簡単に振り返ります。)

瀬谷FCさんは、先の横浜市大会の決勝トーナメント1回戦で準優勝の黒滝SCさんにPK戦で惜しくも敗れた実力派チームで、各クラスで常に上位に進出している強豪チームです。

<4年生主体>
今日はいつもはボランチのツヨシとトップ下のタケを入れ替え、その他のポジションは横浜市大会と同様の形で臨みました。
第1試合は、試合開始2分に左サイドからの突破を許し、ゴールに迫られるなどしばらくはDFの第一線を何度か突破され、近目・遠目から何度かシュートを打たれましたが、プレッシャーをかけて何とか防ぎ、6分過ぎから反撃に転じました。
8分には、相手陣内に入った辺りのツヨシのフリーキックをアキムが合わせてシュート、キーパーがこぼしたところを最後はユウゴがおさえて先制しました。
その後10分には、コーナーキックやセンタリングなど何度か得意の攻撃がありましたが、追加点までにはいたらず前半を終了しました。
後半は、開始直後から何度か左右のサイドを突破され、3分に左サイドから細かくつながれて同点に追いつかれてしまいました。6分にはコーナーキックから先ほどの失点と似たような形で細かくつながれて追加点を許してしまいました。後半は7割方押された状態で、こちらは散発的な攻撃のみにとどまり、見せ場を作ることなく1-2のスコアで第1試合は終わりました。
第2試合は、大会での慣れたポジションをすべて変え、キーパーのトシをトップに、FWのトミーをDFに配置するなど大幅な変更を加えた「トライアル」の試合になりましたが、現時点でベストの布陣で四苦八苦している状態でしたので、成す術もなくあれよあれよという間に4失点を喫し、こちらは殆ど攻めることなく終了。遠路お越しいただいて失礼な試合になってしまったかもしれません(申し訳ありませんでした)。
第3試合は、流石にこのままでは失礼ということで再び慣れた布陣の「勝負モード」で臨み、そのような気持ちが伝わったのか、集中力を発揮して、全体的にかなりアクティブな試合が出来たと思いました。結果は、1-1のドローでしたが、短い時間の中で(15分1本)、いつもの通りグランドを広く使った展開なども出来ましたので、内容的には「合格」だったと思います。

<3年生主体>
11人制チームの大会が雨などで流れ続け、長期化してしまった結果、3年生主体の8人制の方は横浜市大会後、2ヶ月振りの対外試合になります。
第1試合に関してはお互い様子見でしたが、第2試合以降は、こちらの集中が全体として続かなかったことと、第2試合の途中までで相手チームの中心選手にドリブル抜いていける自信をつけさせてしまったことで、次々と突破されて失点を重ねてしまいました。
全体としては、11人制のチームとしてまだ連携などまったく取れていない状態なので結果については仕方ない部分もあり、今後チームとしてのまとまりを作っていかなければならないと思いました。

<全体を通じて>
・試合後、子供たちには伝えましたが、瀬谷FCさんは準備運動の段階から皆でまとまって大きな声を出し、その前にグランドに入ってきたときに、初めて会う私に選手全員が大きな声で「おはようございます!」と挨拶をしてくれました。このようなことを自然にしっかり出来るところが、やはり「名門」なのだと思います。強いチームは、自信と心の余裕がこのようなしっかりとした態度に現れます。サッカーの内容もさることながら、こういったところに目に見えないチームとしての大きな差を私は感じました(すごく反省しました)。

・今後は、今日の瀬谷FCさんをはじめ、決勝トーナメント上位クラスのチームにも試合を申し込んでいこうと思っています。何事も経験です。強いチームにも臆することなく落ち着いて粘り強く試合を進めていくことの出来る強さをチームとして身につけていくために、練習試合の「マッチメーカー」である私も断られても臆さない精神力をもって(笑)、いろいろなチームにお願いしていこうと思っています。



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7/17 練習試合結果 vs 六浦少年3年生
2-0 (2-0 0-0)金澤、金澤
2-0 (0-0 2-0)渡辺、鈴木
1-1 (0-0 1-1)金澤
0-6 (0-2 0-4)
3-3 (2-0 1-3)金澤、金澤、金澤
2-3 (1-2 1-1)坂本、金澤

(大分時間が経ってしまいました。失礼しました。簡単に振り返ります。)
前日のスポーツ広場の草刈り時に六浦少年さんにお願いして急遽練習試合を組ませていただきました。4年生は招待試合に呼ばれているとのことで、3年生のみ8人制での試合となりました。六浦少年さん、お受けいただきありがとうございました。

6試合のスコアが示す通り、最初はこちらのペースで進んでいましたが徐々に相手チームがペースをつかんできて、最後は拮抗といったところでしょうか。特に第3試合以降は、メンバーチェンジを頻繁に行ったので、本人はもちろん他のメンバーとのお互いの慣れなどという点でまとまりがなくバラバラのまま試合が過ぎていってしまった印象でした。
得点の大半は、キーパーのパントやクリアボール、あるいは、DFの裏に出したラストパスに運動量豊富なユウゴが機敏に反応しカウンター気味に持ち込んだパターンでした。

この日の試合では、3年生だけで曲がりなりにも6試合を消化した訳で6試合・半日の集中が続く子、続かない子の差が目立ったように感じました。試合に出たい子はとにかく自分が出さえすればいい、どっちでもいい子はどうでもいい(あるいはあきらめてしまっている?)、そんな状態でした。試合後に私は、「特定の選手だけが試合にたくさん出て、うまくなればいいとは全く思っていない。みんなが試合に出て、みんなが上手になってほしい」ということは強調して伝えました。試合の結果もさることながら、練習試合であっても、皆がそれぞれしっかりとした「心構え」で臨むべきということを非常に強く感じた1日でした。



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7/29 練習試合結果 vs FC深沢
4年生主体(0-0 1-0)金澤
3年生主体(0-0 2-0)金澤、渡辺
4年生主体(0-0 3-0)鈴木(健)、冨林、大須賀
3年生主体(0-0 2-1)小島(三)、佐久間
4年生主体(0-3)(15分1本)
3年生主体(1-0)(15分1本)金澤

今日は全クラスでFC深沢さんとの試合を組んでいただきました。

<4年生主体>
第1試合→前半はお互い様子見という感じで、あまり目立った展開はありませんでしたが、12分に中央突破からシュートを許すと、こちらも少し目が醒めたようで、15分に中央からトミーがドリブルで持ち込み角度のないところからシュート(ノーゴール)、更に引き続きタケのコーナーキックにリョウタが合わせてシュート(ノーゴール)と少し反撃に転じて前半を終了しました。
後半は、メモに残っているだけでも9本のシュートを放ちましたが、「13分のコーナーキック→ゴール前混戦→右サイドのアキムに振り→アキムのクロスにユウトが合わせ→こぼれ球をユウゴがシュート」の1点のみでした。

第2試合→第1試合を引きずった感じであまりはっきりしない前半でしたが、後半2分にツヨシの右コーナーキックにタケが頭で合わせた「ビューティフルゴール!」で先制すると、5分には中央からのツヨシのラストパスに反応したトミーがキーパーとの1対1を決めて2点目、11分には右コーナー付近に飛んだクリアボールに苦しいながらアキムが何とか追いつきこれを折り返してゴール前にクロスを上げ、これをリョウが合わせて3点目をあげ、効率よく得点して気持ちよく2試合目を終えました。

第3試合→試合までの時間が大分間隔があき、やはり心配していた通り、前の2試合で勝っている安心感と、最後の試合位は勝ちたいという相手チームの闘志がかなり上回って、先制されたあとに殆ど修正が効かないまま、0-3で15分1本の試合が終わってしまいました。

<3年生主体>
4年生主体の試合に比較して、DFラインの裏を突きやすかったこともあって、キーパーリョウヤのパントなどから、カウンター気味に何度もゴールに迫りました。第1試合の得点は、センターサークル付近の混戦から抜け出したユウゴが持ち込んだ1点目、同じような展開でユウトがドリブルで持ち込んだ2点目でした。
2試合目は、3年生同士の志向なのか、かなり細かいパスを次から次へとつなぐコンビネーションが見られました。「そんなに狭いところをわざわざつながなくても・・・(苦笑)」と一部に行き過ぎもあったものの(笑)、それはそれで声を掛け合いつないでいましたのでよかったとは思います。得点は、坂本のサイドチェンジのパスに反応したサブがドリブルで持ち込んでキーパーとの1対1を落ち着いて決めた1点目、右サイドから佐久間が一人でドリブルで持ち込んだ2点目でした。


<全体を通じて>
4年生に関しては、やはりペースをつかむまでの気持ちの持って行き方や、気持ちが切れた時からの修正に課題を残したと思います。とにかく勝てる試合に関しては、どんなことがあっても負けはいけません。それは練習試合でも忘れてはいけないことです。
3年生に関しては、久しぶり11人制の対外試合になりましたので、いろいろと勝手が違う部分もありましたがそれなりによくまとまった試合が出来たと思います。

最後に、少なくとも私はコーチになってからこのように全クラス一斉の練習試合は初めてで、とても楽しかったです。いろいろとご調整いただいた関係者の皆さま、ありがとうございました。



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8/6 練習試合結果 vs 二俣川SC

4年生主体(1-0 1-1)小島(豪)、小島(豪)
3年生主体(1-0 1-0)鹿島、渡辺
4年生主体(0-0 0-0)
3年生主体(0-1 1-0)
4年生主体(1-2)(15分1本) 蒲谷
3年生主体(1-0)(10分1本)金澤

今日は春の横浜市大会の準々決勝で対戦した二俣川SCさんとの練習試合です。
3年生チームは既にご予定が入っているということで、4年生チームと2年生チームでお越しくださいました。

<4年生主体>
前回対戦時に比較して、かなり狭いグランドであったことを反映して、お互いになかなかボールを思うようにキープできる時間を作ることが出来ず、すばやく処理できなければすぐに取られてしまうような「落ち着かない」展開となりました。また、スペースが出来ずらいため、つなぎもかなり細かいものとなり、「少し大きめのフットサル」というような試合内容になりました。
第1試合の得点は、前半9分に右サイドから細かくつないでゴールに迫り、ユウゴ・ユウトなど前線の選手が放った何本目かのシュートをキーパーがはじき、処理を焦ったDFの選手がゴールに転がり込もうとするボールを思わず手で防いでしまったプレーで得たPKをツヨシが決め、先制点を得ました。
後半も前半同様にお互い中盤でのボール奪取にかなりの労力を取られ、ゴールになかなか迫れませんでした。10分にセンターサークル付近でボールを奪ったタケがタテに突進しようとしたところ危険なタックルを受け、FKを得、やや長めの距離でしたがこれをツヨシが得意の「ナックルボール」で決めて追加点を得ました。
直後の11分には、給水タイム後でこちらがウカウカしている間に左サイドから見事につながれDFが完全に振り切られて失点してしまいましたが、セットプレーの2点で辛くも逃げ切りました。
第2試合は、第1試合同様にがっぷり四つという感じでお互いに譲らず、シュートもほとんどなく前後半を終了しました。
15分1本の第3試合は、キックオフのボールをそのままゴールまでツヨシが蹴り込みこれをキーパーが後逸し、ゴールかと思われましたが、ゴールラインを割ってコーナーキックになりました。このコーナーキックを素早くタケが蹴り、ゴール前で混戦になったところを最後はアキムが押さえて、速攻で先制しました。
ところがこの直後、攻め込まれ辛くも逃れたコーナーキックをすぐに決められて開始2分でお互い同じような形で取って取られての同点となりました。
やはりこのあたりから、どうしても「精神的スタミナ」が切れてきてしまったようで、13分に左サイドをあっけなく突破されて、何度か細かいパスをつながれて失点し、1-2のスコアでの敗戦となりました。

<3年生主体>
相手が2年生チーム(お聞きしたところによると1年生も若干名入っていたようでした)、であり、体力差は見た目でも随分とあるように感じましたが、相手チームの子達は特にDF面で非常に粘り強く、あきらめない姿勢やみんなでまとまって攻めてくる迫力など、非常にいいチームでした。そういった気迫あふれるプレー振りにこちらもタジタジといった感じでしたが、第1試合は、開始直後のリョウヤ見事なミドルシュートと、後半のユウトのドリブル突破からの2点で逃げ切り、第3試合は、佐久間のコーナーキックにユウゴが合わせた得点で、3試合で2勝1分。一応面目を保ちました。
全試合を通じて、最前線に最後尾にリョウヤが恵まれたキック力で役割を果たし、また、相当に豊富な運動量でよくボールに絡んだオッコの動きなどが目立ちました。

<全体を通じて>
二俣川SCさんは、横浜市大会後に引越しなどで主力選手が何人も抜け、厳しいチーム状況とお聞きしましたが、最後まで試合をあきらめず、全力を尽くす真摯な姿勢は同様であり、ウチのような「精神的スタミナ」が課題のチームにとってはとても勉強になりました。
また、今度は「是非アローズのSLともお願いします」ともお願いしましたが、2年生チームも非常に好感度の高いチームでした。

こちらの試合内容としては、前回の練習試合同様にやはり「勝てる試合をすべて取りこぼしなく勝つ」という部分について課題を残しました。現在の状態では1日2試合は何とかなるのですが3試合目の後半になるとどうしても集中がやや途切れ、散漫になってしまう傾向にあります。毎回の練習時に取り組んでいる「走れ、走れ」で基本的に体力はついてきているとは思いますが、やはり、つらくなってきた時のもうひとがんばりの気持ちがもっともっと必要だと思いました。

金沢区大会まであと1ヵ月弱、優勝のために必要な準備を引き続き進めていきます。



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金沢区大会1日目結果 LL-B

vs 並木B(0-0 0-1)

今日から金沢区大会です。
今年もLLは2チーム出場が出来、地区センターでA・Bの両チームの試合が出来るので、荷物の振り分け等の大きな混乱はなく、観戦の親御さんの方もA・B両チームの試合を見ることが出来たと思いますのでよかったです。
また、今年はアローズが金沢区大会の幹事チームになるため、地区センターは各クラスのコーチ幹事さん、親御さんに多大なご協力をいただき、1日目を無事終了することが出来ました。
ありがとうございました。

さて、試合の方ですが、開会式直後の第1試合は「アローズB vs 並木B」です。
先週の練習試合でいい結果を残し、いいイメージで今日の試合に臨むことが出来たと思います。
並木Bさんの試合前の練習などを見る限りは、3年生の中に4年生がチラホラという感じのチームであり、こちらと同じようなチーム編成かと思いました。

開始3分には、早くも相手陣内に攻め込みコーナーキックを得、これはゴールにはつながりませんでしたが、開始直後からこの時間帯まで、殆ど攻め込んだ状態で試合を進めることが出来たと思います。
4分には、相手陣の中盤からユウキ→リョウタの兄弟での息の合ったパス交換から、最後はペナルティエリア内のソウタへのパスが通りシュート! これは惜しくもノーゴールでしたが、普段もあまり見せないような(笑)、スムーズなパス回しでした。
その後、6分にはソウタのセンタリングからシュート、8分にはリョウのドリブル突破から得たコーナーキックでゴール前の混戦になりそれこそあと一歩のところまでゴールに迫りました。12分にはゴールキックをカットしたリョウがシュート、13分にはキーパーの前に転がっていくクリアボールにソウタがあと一歩のところまで詰めました。
前半を通じて、中盤でのつなぎに守備にキムがこれまで一番の動きで活躍しました。相手のシュートは、力のそれほどこもっていないもの3本でしたので、「この試合はいけるだろう」という感じを残して前半を終了しました。

後半に入ってからは、普段練習している攻撃パターンを何度も試すチャンスをつくりだしました。
・2分→ソウタの右サイドの突破から、最後は見事なセンタリング、ぴったりのタイミングでリョウタがあわせてシュート(ノーゴール)。
・3分→自陣で相手ボールを奪ったオッコがドリブルでハーフウエイラインまで運んで、右サイドへのスルーパス。ユウキとソウタが反応して最後はコーナーキックへ。コーナーキックからシュートまでいったもののノーゴール。
・5分→リョウが左サイドのドリブル突破からミドルシュート(ノーゴール)。
・8分→リョウタが右サイドを再び突破してセンタリング、リョウがゴール正面で合わせましたがノーゴール。

このように攻め続けましたが、「シュートをゴールに入れる」という最後の詰めの部分がうまくいかず、得点には至りませんでした。
そうこうしているうちにこちらが攻められる状態になり、ゴール前でクリアし切れなかったボールを拾われて先制点を許してしまいました。

先制された後も気落ちした様子もなく、同じようにパスをつなぎ、ドリブルを仕掛け、少しでもゴールに近付こうと頑張りましたが、惜しくもタイムアップ。
内容的には各人がいいところを充分に出し、質的には勝っていましたが、僅かな機微の部分で勝利には至りませんでした。

<全体を通じて>
この大会は2回戦を突破し、Aチームも勝ち上がればベスト8で「アローズB vs アローズA」ですので、チーム関係者としては、一昨年に十何年振りにSLで2チーム出場を果たして以来の「勝ち上がってのアローズ同士の対戦」の期待が高まりました。
選手達は、これまでにない動きと集中でみんなを驚かせたキムとユウキ、先制された後どうにか点を取ってやろうとすごい勢いでボールを奪取し前に進めて行ったオッコ、いつもと違ってチームを引っ張っていかなければならない立場でその役割を果たしたリョウタとリョウ、随所に素晴らしいスピードとカバーリングを見せた伊藤、このチームの守護神としてしっかり守ったリョウヤとオモ、FWとして常にボールとゴールに向かう姿勢を見せたソウタ、慣れないキーパーのポジションでも頑張った坂本、相手の攻撃に粘り強く守った梶本、途中交代の短い時間で自分の役割のDFをしっかり果たした池田など、皆がいい経験になったと思います。
やはり、どんな形であれ公式戦は多くのことを試し、気付き、学ぶことが出来る貴重な機会です。勝てばもっとよかったですが、10月からの横浜市大会でまた頑張りましょう。



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金沢区大会1日目結果 LL-A

vs 西柴A(2-0 1-1)オウン、鈴木(健)、冨林
vs 夏山C(2-0 2-0)渡辺(ユ)、蒲谷、冨林、蒲谷

この日まで私は一言もそのことに触れませんでしたが、実は今日対戦する西柴Aさんとは、2年前のSLの時の春の横浜市大会で同じブロックで対戦し、0-3で一蹴されています。
その後のこちらの成長振りと最近の試合の様子などを見れば、まず大丈夫だろうとは思いましたが、サッカーは何があるかわかりません。優勝を目指す大会の1回戦でいきなりの「試練」です。
開会式後の第1試合「アローズB vs 並木B」の次の2試合目、1回戦屈指の好カードとも言える試合が始まりました。

<vs 西柴A>
横が広い割にはタテが若干短いグランドだったこともあって、キックオフのボールをツヨシが無回転ボールでそのままゴールを狙う「恒例行事」で試合は始まりました。
直後に得た左コーナーキックでタケがニアポスト付近に絶妙のボールを上げ、これにタクが詰め相手DFと交錯した状態で結局はゴール。例によって得意の速攻で開始47秒の先制です。(タクのヘッドのように見えましたが、後で聞いたところ「オレ、触ってないよ」と正直に(笑)言っていました)
その後2分には、トシのパントがハーフラインをはるかに超え、相手DFの頭も超えてこれにトミーが追いつきキーパーと1対1になりましたが、惜しくもノーゴールでした。お互いキーパーのパントを長く出し、この処理をうまくできた方がシュートまで持っていくような流れになりました。4分には、パントに反応したユウトが完全にボールをキープしてキーパーと1対1になりましたが、この決定的な場面で相手DFが明らかに後ろからの押したためにかなり派手に転び、更には詰めてきていたキーパーとも激突し、お互いしばらく立てない位激しい事故になってしまいました。ユウトは、鼻血、腕と脚、腹の激しい強打でベンチに引き上げました(第2試合には元気に復帰できたのでよかったです)。
この「退場級」のプレーで得たペナルティアーク付近のFKをタケが落ち着いて決め、開始4分で早くも2点のリードを奪いました。
10分には、相手キーパーのパントから危うくDFが振り切られるピンチがありましたが、シュートが枠に行かずノーゴール。全体的にこちらのスピードとテクニックは相手チームを圧倒していましたが、やはりそういったチームとの対戦に慣れているようで「当りの強さ」で対抗してきたこともあって、なかなかこちらもいい形を作るまでには至りませんでした。

後半は、4分に相手のオフサイドからのリスタートで、ペナルティエリア付近からのかなりのロングキックを前線に待つトミーにツヨシが合せ、トミーはこのキーパーとの1対1を落ち着いて決めて、試合の大勢は殆ど決まった印象でした。

なかなかうまくつながらなかったので、ロングシュートやミドルシュート、コーナーなどのセットプレーから何度かゴールに迫りましたが、追加点には至らず、逆に7分には油断から殆どどうでもいいような失点もしてしまいました。

結果として、3対1の完勝でしたが、試合後には私を始めコーチ陣からは、「あと2点は間違いなく取れた」「失点する必要はなかった」と小言をもらってしまう試合になってしまいました。

<vs 夏山C>
この試合は、1回戦に比較して、たぶん相手チームは3年生チームだろうということで、子供なりに、「まず大丈夫だろう」と思ってしまったようで、全体的に締まりのない試合になってしまいました。
ゴールは、前半3分のタケのコーナーキックに合わせたユウトのループシュート、15分のアキムの山なりのクロスが入ってしまった(笑)2点目、後半2分にゴールキックをカットしたトミーの右45度からのシュート、後半12分のタケのコーナーキックにアキムが頭で合わせた4点目でした。
ハーフタイムには蒲谷コーチから、「しっかりと試合をしろ!」とかなりのゲキが飛んだりしましたが、何となくノラリクラリのペースは変わらず最後までいってしまいました。
ちなみに試合の前々日に腕をケガした某選手は、「来週に大事な試合があるので、ぶつかってケガが悪くならないように気をつけた」と「温存」のコメントをしていましたので、情けないのか頼もしいのか良くわかりませんが(苦笑)、とにかく準々決勝に進出です。

<全体を通じて>
1回戦は、この試合の大切さを選手達はよく理解していたようで、試合開始からギアをトップに入れた試合が出来たと思います。他の試合と比較すれば、準決勝レベルのスピードと当たりの強さ、技術が攻めぎ合う試合でしたが、危なげなく勝ち、まずはよかったというところです。
最近では、我々コーチ陣も勝敗に一喜一憂するようなことはなく、常に「優勝するレベル」の試合、「優勝するチーム」のプレーということを意識して、選手たちにいろいろなことを伝えるようになってきたように思います。
私自身は、今回の大会はもちろん「必ず勝つ」という気持ちで臨んでいます(一喜一憂しないように自分を戒めてます)。
次週は準々決勝・準決勝です。
優勝への階段を一つ一つ確実に登っていきましょう。




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金沢区大会2日目結果 LL-A

vs 文庫C(3-0 3-0)蒲谷、石塚、冨林、金澤、小島(豪)、石塚
vs 富岡A(0-0 0-0) 
  PK戦 アローズA(○○○)− 富岡A(×××)

先週の1日目(特に1回戦)を乗り越え、2日目の準々決勝・準決勝に進出です。
準々決勝に勝てば、準決勝では6月の横浜市大会決勝トーナメント2回戦で対戦した富岡Aさんです。こちらは(もちろん相手チームも)「今度こそ30分で決着」の決意で臨む2日目になりました。
今日は気温はかなりの高温、日差しは肌を突き刺すような強い日差し(私のアタマへの「直火」(笑)は相当に厳しかったです)で、時折強風が吹くコンディションで、夏の決戦にふさわしいムードの1日でした。

会場に到着してすぐに富岡さんの関係者の方とお話しする機会がありました。
「またですね。(笑)」
「そうですね。お手柔らかにお願いします」→オジマ
「西柴さんからは、スピードがかなりあるチームとお聞きしました。その前に西柴さんだってかなり強いチームなんですよ」
「たまたまいい出来でした。でも大分当たりが強いので苦労しました」→オジマ
「全部4年生なんですよね?」
「いや、3年生も2〜4人は入ってます。その前に4年生は全体で10人しかいません」→オジマ
「(大分驚いた様子で)それでこんなに強いチームが作れるものなんですか・・・」

何か腹の探り合いのような感じもしましたが(笑)、一応4年生にとってはSL時代含めて通算4度目の対戦に向けて、関係者も「火花パチパチ」という感じです。

ところで前日の練習では、Lクラスのご協力をいただき、4年生と5年生で練習試合をしていただきました。ありがとうございました。
LLのBチームについては、池上コーチが練習を見てくださいました。2チーム編成で1チームが公式戦、もう1チームが練習という、ちょっと前ではなかなか出来なかったようなことが出来ました。練習後のBチームの選手たち、親御さんも多数の方が応援に駆けつけてくれました。このように、アローズ全体をあげたバッアップ体制で今日の試合を迎えることが出来ました。ご協力ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・

それにしてもとにかく暑いので、私は会場に到着して選手達には「厳重注意!」という感じで以下の2点を伝えました。
 @立ってるだけで倒れそうになる位暑いのだから、ふざけたり遊んだりしてムダな体力を絶対に使わないように!(試合だけに集中しよう)
A最初の試合は技術的にしっかりした試合をしよう。2試合目は走り負けない試合をしよう。

特に@については、過去の経験を踏まえて、とにかくアップのやり過ぎなどの「入れ込みすぎ」で後半に失速することがないように注意しようと思いました。(1日終わってみて思いましたが、今日は特にこの『@』について皆がよく理解し、試合だけに集中できたと思います。やはり先週の1回戦同様に今日の2試合目の大切さと困難さを皆がよく理解していたのだと思いました)

実は、試合前は考えようによってはもっと緊迫してもおかしくないような事態が発生していました。
@先週の1回戦で相手選手と接触したタケがヒザのケガで前日の練習をセーブ(今日の1試合目も出来ればお休み予定)、A前日の練習でアキムが右足甲を痛める(これについては今日になって回復)、Bユウタ(佐)が昨日の練習で右足祖頸部を痛める。

攻撃のカナメであるタケと守備のカナメ(守護神)のユウタの負傷で相当に厳しい戦いが想像されましたが、試合は待ってくれません。こんな状況でも勝ち上がっていかなければなりません。

会場では第1試合の「富岡A vs 文庫A」が富岡Aの勝利に終わり、我々の準々決勝の時間が来ました。

<vs 文庫C>
この試合は、予定通りタケをベンチとし、ユウゴ、ユウトの2トップにトミーのトップ下で臨みました。
開始1分にアキムが右サイドを突破し自ら左足でシュートを放つ幸先よいスタートとなりましたが、その直後にDFの最終ラインに出たボールにケガで走れないので追いつかず、ドリブルで持ち込まれるピンチがありましたが、トシのスーパーセーブで何とか防ぎ事なきを得ました。
何となく先が思いやられるスタートではありましたが、その後は以下の通り着々と点を重ねました。
 前半
 ・3分→トミーが中央で左のユウトにつなぎ、ユウトが左からクロスを上げ、アキムが右45°からシュート
 ・5分→アキムの右クロスでゴール前の混戦になり、一旦戻したところをペナルティエリア外からタクがシュート
 ・6分→ユウトの左サイドのドリブル突破から、中央へ折り返し半身でトラップしたトミーがシュート
 後半
・7分→こちらのクリアボールが前線の待つユウゴに、ユウゴがダイレクトでユウトにつないでユウトが持ち込みシュート、キーパーが弾いたボールをユウゴがシュート
 ・13分→相手陣の中盤からのFKをツヨシがゴール。
 ・15分→13分と同じような位置からのFKをタケが放り込み、キーパーが大きく弾いたボールをタクがヘッドで押し込んでゴール

最後の4分は次の試合に備えてタケも出場し、やれば何とかなるところを確認して、準々決勝を終えることが出来ました。

(つづく)

9/12 ホームページへの書き込み
<vs富岡A>
試合開始前に私からは、
@相手のDFラインはタテに割れる傾向にあるので、スルーあるいは裏へのパスを出して勝負していこう、ADFラインと中盤にかなり大きなスペースが常にあるのでそこをしっかりと突いていこう、Bバックパス→DFのクリアミスというようなイージーミスも前の試合では見られたのでFWの選手は常に相手DFにプレッシャーをかけ続けよう、・・・・・・の3点を伝えました(珍しくテクニカルな指示をしました:笑)。

そして、@準々決勝はあれでいいが、この試合は終わったら倒れてしまう位の覚悟で走ろう、A最後の笛が鳴るまで一瞬も気を抜かず集中した試合をしよう、と呼びかけました。

相手ボールのキックオフで試合は始まりました。センターサークル付近でボール奪取に成功したアキムがいきなり右に展開して、シュートまで持っていきました。いつもの通り、開始40秒の「秒殺」かと思いましたが、これは惜しくもノーゴールでした。
ただ、ここからがいつもと違って、この試合にかける相手チームの気合は並ではなく、こちらの最終ラインにグングン迫ってきました。3分には左サイドのドリブル突破から、ゴールまでの長い距離を一気に走られて、キーパーのトシと1対1になりましたが、これにトシは出足よく反応し、辛うじて防ぐスーパーセーブで乗り切りました。
その後も攻撃そのものはカウンターあるいは中央ドリブル突破のパターンのみながら気迫あふれる突破にかなり押され気味になってしまいました。特に4分と13分のキャプテンの選手の鬼気迫るドリブルはかなり危なかったですが、佐久間がよくユウタをカバーし、ツヨシも戻り、中盤のアキム・タクも機敏に戻り、トシも落ち着いて処理し、何とか得点を与えませんでした。
8分にはアキムのロングスローに素早く反応したツヨシがバウンドしたボールをダイレクトでゴール前に上げましたが、惜しくもゴールにはならず、11分には、アキムのクロスがいい形でゴール前に上がりましたが合わせられませんでした。

前半を通じて、やはり相当に激しい当たりや手を使った競り合いなどが目立ち(実際に体当たりされてこちらは何人か「犠牲者」も出ました)、こちらはそういったプレーをしない(普段からさせない)ため、その点で不利を感じましたが、得点出来ないまでも質的にはいいサッカーをおり、何とか前半を無失点で乗り切りハーフタイムとなりました。

ハーフタイムでは、暑さと激しい当りで相当に消耗が激しく見えました。
でも、胸騒ぎのようなものを感じ、ここは心を鬼にして言うべきと思い、(普段のハーフタイムはあまり言わないのですが、)今日だけはシャシャリ出て以下のように伝えました。
「もうコーチはいつも同じことを言っているけど、あと15分走れるか? あと15分、最後の笛がなるまで走り続けよう。二俣川戦のように後悔したくなかったら、どんなに疲れていても最後の最後まで走り続けよう」
「相手が手を使うとか、反則を取ってくれないとか、そんなこと考えているうちに試合が終わってしまうぞ!そんなこと考えるヒマがあったら得点を取ろう。何があっても得点を相手よりも多く取った方が勝ちなんだぞ!」

タケのヒザは苦しいながらも、試合終了までは持ちそうでしたが、ユウタの脚の付け根はもはや限界という感じでしたので、後半は交代の決断をしなくてはならない雰囲気でした。

後半開始直後にこの日一番のピンチが来ました。
前半同様に中央からの突破で今度は後半交替した選手が、殆どフリーの状態で中央から強烈なシュートを放ちました。これがゴールポストの向かって左に当ってホッとしたあと、そのボールが最高のタイミングで再び同じ選手の前に弾んでいきました。待ち構えたその選手が全力で打ち込んだシュートはクロスバーに当たり、ゴールの裏に弾んでいきました。
「まだツキはこちらにある!」
「大丈夫、心配するな!」
いろいろな声がベンチから飛びましたが、選手の方も冷静さを失うことなく、この後6分過ぎまで続く自陣でのガマンの時間帯を乗り切りました。

5分には、ユウタとユウゴが交代。ユウゴ・ユウトの2トップ、トミーをトップ下、タケをボランチに、ツヨシをスイーパーに1段ずつ下げる緊急布陣に急遽変更しました。公式戦初の(練習試合を含めて初?)布陣になるため動揺するかと思いましたが、むしろ反撃に転じる流れになりました。
7分には、相手陣の中盤からトミーがドリブル突破でシュート。
9分過ぎから、DFのヒデの素晴らしいオーバーラップが何度も見られ、ユウゴ→ユウトの息のあったパス交換から何度もゴールに迫るチャンスをつくり、コーナーキック→コーナーキックでゴールに迫り、13分にはスローインのボールの競り合いに勝ったアキムが右サイドを突破し絶妙のセンタリング、ユウトがゴール前で合わせた超惜しいシーンがありましたが、シュートがクロスバーの上を超え、ノーゴールとなりました。

その後はやや押し戻されたところで、タイムアップ。
6月に引き続きPK戦となりました。

(つづく)



9/13 ホームページへの書き込み
(つづき)

PK戦の順番決めのために戻ってきた選手達には、6月同様に「勝てる勝てる」の雰囲気が出ていました。緊急布陣でも何とかなった。点はやらなかった、こっちもかなりチャンスを作った、そして、最後まで走り続けることができた、といった自信のオーラがチーム全体を覆っているように感じました。

1人目はタケ。これを簡単にセットして無造作に当然のごとく決めました。
相手チームの一人目の選手は、こちらから見ても何となくプレッシャーを感じているように見えました。それに付け加えて、キーパーのトシがこちらから見てもわかるくらいに自信のオーラを相手選手に放っていました。ベンチでも、「いいねえ、あの雰囲気なら相手はトシがすごく大きく見えているはずだよねえ」との声が上がりました。今日の厳しい試合をいい出足で何度も何度も防ぎ、得点を与えなかった自信がそんな力強い雰囲気をかもし出していたのでしょう。
予想通り、トシを避けたキックは、今日のこちらの大ピンチ同様にゴールポストに当りノーゴールとなりました。
2人目はツヨシ。やや緊張した面持ちでしたが、難なく決め、相手チームは、2人目もハズし、こちらの3人目のトミーは強いキックでゴールネットを揺らし、相手の3人目がハズして、勝利が決まりました。


<全体を通じて>
この試合に向けて、仕事で試合に来られない浜コーチから、子供たち一人一人に素晴らしいメッセージをいただきました。以下は、一部抜粋です。

『トシ…迷わずに積極的にプレーして、声を出していけ。
・・・・・・・・・・・・
ツヨシ…一番運動量が必要だけど、最後まで諦めずに、走り続けろ。遠くからドンドン狙っていけ。
ボランチは、攻撃の起点でもあるが、最前線の守備でもあるから、守備も忘れるな。
フリーキックの時は、必ずタケと話し合え。
・・・・・・・・・・・・
全員に…最後まで諦めずに走り続けろ!
何点リードしようが、勝った気でいると、流れをつかまれて逆転されるぞ!

二俣川との試合みたいに悔しい思いをしたくなければ、最後まで攻撃を忘れずに走り続けろ!
気を抜かず、全員で声を出して、カバーしていけ。』

みんなに一番慕われる「お兄さん」の一人一人への熱いメッセージは心に届いたことと思います。



今日の2試合は、普通に考えてもかなりの厳しい条件があったと思います。
@守備と攻撃の要の選手のケガ、Aそれに伴う緊急布陣、B暑さ、Cファウルの「?」・・・・・・、それでも選手たちは、状況をよく理解し、ただ試合に勝つことだけに集中して結果を残すことが出来ました。
「どんな状況になっても言い訳をしない」「不利な状況であっても文句を言う前にその中で全力を尽くす」「結果に言い訳をしない」といったことは大人の世界でもかなり難しいことです。
私はこのチームの選手達とは入団以来の付き合いですので、いろいろな経験をしてこのような点ですごく大人になったと感じました。以前であれば、主力選手が1人でも欠ければ「どうせ勝てる訳がない」と言って投げてしまうか、または、勝負を怖がり逃げてしまうようなところもあったと思います。
付け加えれば、私自身もこのように落ち着いて冷静な状態で試合に臨むことが何より大切であることを本当に学びそして実感しました。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

まだ終わった訳ではありませんので、総括はこの程度にしておきます。
いくら美しいつなぎをしても、最後にシュートを枠に入れなければ得点にはなりません。
最後の仕上げの決勝戦、今までで一番の試合で最後を飾りましょう!


「長文注意!」・・・ 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/09/13(Wed) 08:46  No.205    [返信]
・・・と今頃言われても間に合わないですね(笑)。

3日間の緊急連載にお付き合いいただきありがとうございました。
見ていることはビデオで残せますが、気持ちは文章でないと残せないですね。今日の試合は、残したいと思うたくさんの「気持ち」がありましたので、かなりの長文になりました(実は月曜日の段階で完成していたのですが、あまりにも長いので「緊急連載」とさせていただきました。ちなみに「あの人昼間何してるの?」と疑われている方が多いと思いますが、普通の(?)勤め人なのでちゃんと仕事もしてるんですよ:笑)

では、決勝戦もお楽しみに!



9/28 ホームページへの書き込み
→9/24 『金沢区大会決勝戦』結果報告

優勝!!

vs 隼(1-0 1-0)冨林、渡辺

金沢区大会の最終日。先行して行われたSLの3位決定戦で後半のマサキのフリーキック→リュウジのボレーのビューティフルゴール(2点目)が決まり銅メダルを獲得し、今度はLLの金メダルの期待がかかる決勝戦です。
ケガなどで苦しい布陣ながらしっかりとした戦い振りでここまで勝ち上がってきましたので、決勝戦はなるべく(普段にも増して)選手たちの自主性に任せて、横綱相撲で勝って欲しいと私は思っていました。中には緊張した子もいたようですが、むしろ周りのコーチ陣ほか大人の方が入れ込み、緊張した面持ちで、子供たちは比較的静かな気持ちで試合に臨んだようでした。

試合が始まってみると、開始2分には早くもいつもの通り、アキムの右サイドの持込からクロスを上げてチャンスをつかむと、3分にはハーフライン付近からのツヨシのタテパスからアキムにつなぎ、ミドルシュートを放ちました。
緊張してないとはいいながらもやはりまがりなりにも決勝戦です。心理的な微妙なブレからか、何かいつもよりはつなぎが悪く、連携の取れた攻撃、あるいは、攻撃のキレと表現した方がいいのでしょうか、今ひとつ冴えない試合展開でした。
それでも、4分にはユウトの左サイドの突破から、タケに短くつないで、最後はゴール前でトミーがシュートし先制しました。
その後は以下の通り、ほぼ一方的に攻め続けました。
 ・7分→タケのミドルシュート
 ・8分→DFの裏に出たボールへのアキムの詰め(最後は相手キーパーがおさえました)
 ・9分→相手のハンドで得たやや遠めからのFK
 ・12分→右サイドアキムのスローインからつない打シュート
 ・12分→タケのミドルシュート
このようにかなり優勢ながら、決定機をつくることは出来ず、追加点なく前半を終了しました。

後半についても、何かやや固めで冴えない状態は続きましたが、3分には中央でボールを奪取したトミーがDFの裏にアキムを走らせ、アキムはこれをセンタリングしましたがノーゴール。7分にはアキムが足をかけられて得たツヨシのFK、8分の中盤からのアキムのループシュート、11分にはゴール前にユウトが迫りシュート、こぼれ球をツヨシがシュート、更にこぼれたところをトミーがシュートと波状攻撃をかけましたがこれもゴールにはなりませんでした。
待望の追加点は14分に相手陣中盤でキープしたタクがフワリと浮かしたボールをゴール前に落としました。これに猛然と詰めて来たユウトがダイレクトボレーでゴ〜ル。
随分時間がかかりましたが、もうあと1分位でしたので、勝利を更に確定する追加点になりました。
その後、1分弱でタイムアップ。試合内容的には、100点満点で55点程度の出来ながら、相手チームというよりは決勝戦の重圧との戦いとなったこの1戦。それでも危なげなく勝利し、優勝を決めました。

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LL-A 金沢区大会結果報告2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/09/28(Thu) 10:04  No.213  
<大会を通じて>
子供たちには伝えましたが、私自身はこの大会の1回戦の最初の3分間に皆が示してくれた集中力を見て、感じて、優勝を確信しました。『これだけすべての面で圧倒できる技術・スピードと精神的パワーを持っているならこの大会のどんなチームが来ても負ける筈がない』と思いました。
それでもサッカーです。何が起こるかわかりません。以前であれば、相手チームと明らかに差があっても合わせて引き分けてしまうようなところもあったチームです。その点でどうかという部分はありましたが、もうそんなことを心配する必要もありませんでした。下の学年を中心としたチームとの対戦では、しっかりと確実に圧倒して勝ってきました。
事実上の決勝戦とも言えた準決勝では、さまざまなアクシデントがありましたが、これも集中し自分たちの力を信じ、仲間を信じる団結の力で堂々と乗り切りました。

実は抽選会が終わった後、ツヨシに「1回戦勝てると思う?」と意見を求められました(それなりの不安感があったのかも知れません)。
その時に私はこう答えました。
「横浜市でベスト8に入って、その途中で金沢区のチームにも勝ったのだから、今日の時点で、ウチのチームはランキングナンバーワンだ。勝てる自信はある。油断しなければ大丈夫」と自信をもって応えました。
この過信とも言えるような私の心理状態は最初から最後まで変わることはありませんでした。
今大会、優勝候補として臨み、優勝した子どもたちは最高に立派だったと思います。

これからはここで満足しないで、横浜市でも更に上を目指し、金沢区の冬の大会でも連覇するべく、今日から更に厳しく上のレベルを目指していきましょう。


最後に、今大会を通じて、いろいろな面でとご協力をいただきました関係者各方面の皆さま、ありがとうございました。Aチームの方は優勝で大会を終わることが出来ました。
次回大会はBチームの選手たちの奮起にも期待し、両チームのメダル争いを引き続き目指していきます。
Bチームのみんな、コーチと一緒にしっかり練習していこう! (悔しさを感じている人、サッカーのことは一生懸命練習して上手くなって強くなってピッチ上でシロクロつけるんだよ! 一緒に頑張ろう!)

Re: まってます 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/09/28(Thu) 10:16  No.215  
「アローズファン」さん、ありがとうございます。
大変ありがたきお言葉、「ライター」として、コーチとして感謝いたします。
実はここ数週間(&決勝戦当日朝から&後日)、チーム内で公の場でお伝えできないようなことがいろいろと起こりました。そのすべてがチャンピオンチームにふさわしくないようなものばかりだと感じました。
その結果、私個人としては目標とし何年もかけて達成できた結果を素直に喜ぶ気持ちがすっかりなくなってしまいました。従って、掲示板も自粛と思っておりました。

・・・・・・

でも、「アローズファン」さんの一言で気持ちが動き、気づきました。私の気持ちなどがどうあろうと、子どもたちが成し遂げた偉業は変わることがないということと、素直に称えてくださる方も多数いらっしゃるんだということに。

そんな心理状態でつくりましたので書き込みの「筆」は冴えてませんが、実は既に出来ていましたので書き込みします。

「アローズファン」さん、今後とも我々のチームをいつまでも見守ってください。
ありがとうございました。



10/3 ホームページへの書き込み
→LL-8 横浜市大会1日目 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/03(Tue) 11:01  No.221    [返信]
横浜市大会 LL-8 1日目結果
vs HIP(0-3 0-3 0-0)
vs 篠原つばめA(0-4 0-4 0-4)

「それにしてもすごいブロックに入ってしまいました」
いきなり言い訳がましいですが(笑)、今日から横浜市大会がスタートです。
3年生を主体としたアローズLL-8チームは、篠原西小学校での初戦に臨みました。移動途中のアクシデントでキーパーユニフォーム&グローブが間に合わず、会場責任チームの篠原つばめさんにお借りしてしまいました。篠原つばめチーム関係者の皆さん、ありがとうございました。

このブロックは、決勝トーナメントに進出できる実力派チームが少なくとも4チームは集まっており、更に1チームは春の大会で準優勝したチームが入っているようなブロックです。結果だけを求めるのならば大変な試練ですが、考え方を切り替えれば練習試合を組もうと思ってもなかなか出来ないようなチームと何試合も出来る訳ですので、我々LL-8チームにとってはいい経験になると思います。1試合もムダに出来ない貴重な機会です。

<vs HIP>
相手チームは、身体のサイズからすると3年生チームのようにも見えますが、ボールのキープ力やトラップの技術など個人の技術はかなり高いレベルにあるチームでした。
試合の方は開始2分にクリアミスから左サイドを突破され、それこそ「教科書通り」のセンタリングとこれを受けたFWの選手の落ち着いたシュートで先制を許すと、直後の3分に今度は逆の右サイドからのクロス中央の選手がポスト役になって、最後はやや長めの距離からシュートで2点目を取られてしまいました。
4分には、1本目(8人制では、最初の10分を「1本目」次を「2本目」、最後を「3本目」と言うのが一般的なようなので、今後これで統一します)唯一の見せ場になったリョウヤのミドルシュートがありましたが、9分に更に追加点を許し、0-3で折り返しです。
集中不足というよりは、まだむしろ試合に慣れないうちにあれよあれよと失点してしまいましたが、全体的には「よく頑張ってる」の印象で、これ以降試合を進めていく中でペースをつかんでくれればと思いました。
2本目も2分のセンターサークル付近からのロングシュートを早々に決められ、3分、7分と失点しましたが、この10分間では、8分にソウタがハーフライン付近で激しく食い下がってボール奪取し、そのまま右サイドを立てにドリブルで疾走、何とか折り返してゴール前の混戦になり最後はオッコがシュートした見せ場がありました。

3本目は、相手チームがメンバーを殆ど代えてきたことと、こちらが試合のペースをつかみ、「1点取ろう!」の強い気持ちで臨んだことが奏功して、比較的押した試合が出来たと思います。7分には、ソウタのスローインから、リョウヤが思い切ってかなり大きなロビングで狙ったシュートがありましたが、この難しいシュートの処理を相手キーパーはかなり落ち着いて的確に処理しました(この点でもかなり鍛えられていると思いました)。
結果は0-6ですが、3本目の0-0はなかなかの出来だったのではないかと思いました。

<vs 篠原つばめA>
見た感じはどう考えても4年生チームです。選手達からは、「5年生出してるんじゃないの? ズルイ」という声が上がるくらい大きい子が何人かいるチームでした。技術的にも、やはり4年生の、それもかなり上のレベルでした。開始30秒で右サイド突破→ピンポイントクロス→正確なボレーで先制されると殆ど攻められっ放しの状態で、次々と失点してしまいました。
1本目、2本目共に同じようなペースでほぼ2分おきに失点していましたので、諦めのムードがかなりありました。2本目が終わった時に、「わざわざ電車に乗ってきて、こんな強いチームと試合が出来るんだから、気持ちで腐ってしまったら勿体ない。1点でも取れれば自信になるし、今後のためにもこういうチームのどこが上手かよく勉強していこう」と呼びかけました。それが通じたのか、失点は同じでしたが、明らかに皆の動きが変わり、粘り強くボールに絡んでいったように感じました。

<全体を通じて>
技術的・体力的にかなりの差があるチームとの対戦でしたが、このような経験こそがこのチームには必要です、大敗も悲観する必要はまったくなく、子ども達も自分達の通用したプレーについては理解をしているように見えました。大敗が悔しくて大泣きしている選手もいました。
今後もこのような厳しい試合が続きますが、グランドで見る限り皆は精一杯のプレーをしていますので、暖かく見守っていきましょう。



10/12 ホームページへの書き込み
LL-8 横浜市大会3日目 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/12(Thu) 09:41  No.228    [返信]

vs 山王谷B(0-2 0-0 0-0)

前日は春の準優勝チームとの試練の対戦とあと少しで勝てた対戦と、額面の結果とは別の次元で池上コーチご指摘の通り、少しずつ進歩してきている8人制チームです。
今日はその中でも、多分同じようなチーム構成(3年生主体)のチームとの対戦です。
六浦駅では、「今日こそ勝つぞ!」の声と共に出発しました。

試合の方は、キックオフ直後のボールをそのままゴール前まで運ばれて、遠慮しているうちにゴールに迫られて辛うじてコーナーキックに逃れたものの、そのコーナーキックをこちらのマークが外れた選手に容易に通されてあっという間に先制を許してしまいました。
その後も何か試合に乗り切れないような、寝起きのような状態で、池上コーチがベンチから指示を出しても反応が鈍く、動きの悪いままに7分にコーナーキックから2点目を許してしまいました。
1本目が終わったところで、3分間のハーフタイムでマークやポジショニングなど再度確認し、次の1点を早く取って逆転しようとゲキを飛ばして送り出しました。

やっと目が覚めたのか、2本目はマークやDF時の当りなどに前日のいいイメージが帰ってきたところで、4分にはスローインのバウンドしたボールをオッコがそのままボレーで右サイドからゴール前のリョウにつなぎ、正面からシュートを放った決定的なシーンが生まれ、比較的優勢に試合を進めつつ、9分にはリョウのコーナーキックがゴール前で待つキムに合った場面もありましたが惜しくもノーゴール。
その間、キーパーのリョウヤの再三再四の好セーブなどもあって得点を許さず、2本目を終えました。

3本目は、調子が出てきたところで、3分にはオッコがタテにつないだパスがゴール前に走りこんでいたソウタにつながった場面、6分のソウタがゴール前に上げたロビングのようなパスがリョウに通り、キーパーと1対1になった決定的な場面もありましたがゴールには至らず、2本目、3本目としっかり守り、チャンスもつくりましたが、1本目の目覚めの2点のみによる敗戦となってしまいました。


やはり相手が同じような力のチームであれば、最初からスイッチを入れて臨まなければ、勝機を逸してしまうのも当然と言えば当然のことかと思います。特に2本目以降は非常にいい出来だっただけに悔やまれますが、これも経験です。くやしいと思って最後の試合に活かしてくれれば、それはそれでそれでいい勉強が出来たと言うこともできると思います。
今度の日曜日は最後の試合です。
今度こそ1勝するべく、この大会でいろいろ感じたこと、経験したことを最後の試合にぶつけていきましょう。



10/12 
LL-11 横浜市大会1日目 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/12(Thu) 09:45  No.229    [返信]
LL-11 横浜市大会1日目結果

vs たちばなKC(0-1 1-0)渡辺
vs 六浦少年(0-0 0-1)

金沢区大会の決勝戦が9/24にあり、先週末の練習が雨で中止になるなど、殆ど間がなく、タテ続けにそのまま大会に突入したような感じで今日を迎えました。8人制の方は既に10/1から大会がスタートしており、別の会場でほぼ同じ時間でLLの2チームが公式戦に出場している状態かつ11人制の方では会場の係になるなど、何かとやりくりの厳しい日程ですが、幹事さん・お母さん・お父さんほかの多くの皆様のご協力により、大会に臨むことができました。

今日は朝から10月とはとても思えないような、真夏を思わせる厳しい日差しと暑さになりました。
考えられないような暑さの中での「秋の大会」がスタートしました。

<vs たちばなKC>
メンバー表の交換時に先方のコーチの方が、「アローズさんは昨年2部で優勝されましたよね。野七里での雨の中での準々決勝で対戦しましたよね。あの時、こちらは1点しか取れませんでしたが、その後優勝されたとお聞きして、あそこでもう少し頑張れば優勝できたかもしれないと選手たちに奮起を促したりしたんですよ」とおっしゃっていました。
私同様に、期待を賭けた試合で負けたことはやはりよく憶えているものです。追われる立場というのはこんなものかと思ったりもしました。考えてみれば、このブロックの金沢区の3チームは、「アローズに勝てば金沢区の優勝と同じこと」と思ってぶつかって来るハズです。
こういったことをよく心得て臨まなければ痛い目に会う、これが勝負の世界です。

試合前の練習を見て、「!」と思いました。一人一人のドリブルにスピードがあり、シュートも平均的に強いシュートを打ち込んでいます。身体のサイズも程々に大きく、「苦戦するかも?」と頭をよぎりました。
開始1分に自陣からサブのクリアボールがトミーに通り、トミーはこれを浮かせてアキムを走らせると、いつもの通りアキムがスピードで振り切り中央に少し絞ってユウトにつなぎましたがこれは惜しくもオフサイドになりました。
その直後の2分にはFKからつながれてピンチを招き、4分には押し戻してすぐにカウンターで逆襲を受け、その流れでコーナーキックからクリアがやや小さかったところをフリーで処理されエリア内で細かくつながれて先制を許してしまいました。
全体的にこちらが受けてしまっている印象で、その上で先制をゆるしてしまったことで、心理的ダメージはかなり大きかったように思いました。

その後、8分には相手陣のペナルティアーク付近でトミーが倒されて絶好の位置でフリーキックを得ましたが、心理的ダメージからか、やや緊張気味のツヨシの「無回転ボール」はクロスバーの上を越えてしまいました。
「何か冴えない」「どんどん押し込まれる」、特に8分と10分にはこれまであまり許したことがないような中央でのつなぎ、中央からの突破からゴールに迫られてしまいました。
それでも9分にはタケのコーナーキックからアキムのヘッドで合わせたシュート、11分にはスローインから繋いだボールをアキムが辛うじて左足で上げたクロスをユウトがボレーで合わせるなど惜しい攻撃もいくつかありました。
前半に何とか追いつきたかったところですが、最後のツメがうまくいかずにゴールには至らず前半を終了しました。

ハーフタイムでの様子を見て、やはり何か集中力と闘争心が金沢区大会当時とはかなり違うように感じました。一言で言えば「散漫」です。それは、今日集まった時から時から感じていたことですが、「どうしても勝ちたい」「負けてたまるか」といった気持ちがある時は、私の言うことでも皆がこちらを見て聞いています。今日のハーフタイムの様子は、普段の練習時の練習に飽きた頃のものと変わりないように感じました。

後半はそれでも2分にアキムのスローインからタケがゴール前で待つユウトにクロスを合わせて、やっとですが追いつきました。
その後は一進一退、6分にセンターサークル付近でタケが倒されFKを得ましたがゴールには至らず、10分には自陣からユウタ(佐藤)のクリアボールが最前線のトミーに通り、DFと競りながらもキーパーと1対1になりましたが、バランスを崩し、相手キーパーの出足がよかったこともあってノーゴール。
終了間際の13分以降はFK→左サイドの突破→コーナーキックと何度もゴールに迫られるピンチを招きましたが、何とか防いでタイムアップ。

とにかく負けなくてよかったですが、先が思いやられる初戦になってしまいました。

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LL-11 横浜市大会1日目〜2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/12(Thu) 09:47  No.231  
<vs 六浦少年>
同じ金沢区のチームであり、これから何度も対戦する可能性のある相手ですので、今後のことを考えれば、絶対に負けてはいけない相手です。ただ、クラスメートなどお互い知っている同士であり、第1試合に向かう我々に対して、「アローズ頑張れ!」と声援を送ってくれたりしていましたので、子供たち同士はそのような「大人の思惑」とは別の次元で「紳士な」気持ちでこの試合に臨んだようでした。
第1試合の「どんよりムード」を解消するべく、今日新調されたサブユニフォームに着替えて、気分一新でこの試合に臨みました。

いつもの通り、キックオフのボールをツヨシがゴールに向けて蹴り込み、これが素晴らしい当りでキーパーの前でバウンドし、このボールをキーパーが弾いて幸先よくコーナーキックを得ました。
このコーナーキックをタケが蹴りゴール前からこぼれたところをサブがミドルレンジからシュートを放ち開始40秒で1本目のシュートを放ちました(ノーゴール)。
3分には、ツヨシの自陣からのクリアボールがタイミングよくDFの裏を突き、これに反応したトミーが上がってきたキーパーを見てやや遠目からシュートを放ちました(ノーゴール)。
この辺りまでは確かに押していましたが、相手チームも徐々にペースをつかんできたようで、両サイドへの大きなクリアボール→ウイングのタテ突進のパターンのみながら、何度か危ない場面もあり、こちらは普段よりもやや動きが緩慢な印象に対して、相手チームは第1試合とは別のチームのような鋭い出足と速攻で次々と攻め込んできました。
「何かおかしい」「何か思ったのと違う」といった感触を残しつつ、終了間際に中盤でボールをキープしたアキムを猛然と追い越してサブがオーバーラップをかけ、アキムからのパスをもらった後は相手選手と競り合いながらもコーナー付近からセンタリングを上げた好プレーを最後に前半を折り返しました。

(都合により「つづく」)

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LL-11 横浜市大会1日目〜3 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/12(Thu) 21:04  No.232  
(つづき)

後半は2分にアキムのロングスローがゴール前まで通ったところに上がってきたタクがヘッドで合わせたシュート、4分にはタケのロングシュートもありましたがその直後には、逆に押し戻されて左サイドを突破されゴールエリアの近くからシュートを打たれ、これを辛うじてトシが弾き、その弾いたボールもゴールラインを割りそうになるところをサブがラインギリギリでクリアした大ピンチがありました。
押し込まれた結果、5分にはスローインからロングフィードで逆サイドに展開され、タテのドリブル突破から失点してしまいました。
この時点であと10分残していましたが、前の試合に続いての先制点献上は心理的ダメージが大きかったように感じました。
10分過ぎから相手陣内でコーナーキックからのチャンスやアキムのロビングのシュートなどありましたが、攻撃にいつものスピードと勢いはなく得点には至らずそのままタイムアップ。
5月5日以来、PK負けを引き分けと考えれば実に5ヶ月振りの公式戦での敗戦となりました。

<全体を通じて>
この1敗1分で決勝トーナメント進出はかなり厳しくなりました。翌日の「六浦少年vsたちばな」の結果によっては、残り全勝しても予選敗退の可能性もあります。

今日は確かに何かが違っていました。金沢区大会の金メダル直後の試合でモチベーション維持がかなり困難であったことと、ホームグランドであるスポーツ広場の気安さなども微妙な影を落としたかもしれません。
でも、これが勝負の世界です。完全にターゲットとされているチームがそれを自覚せず、ウカウカ試合をしていれば、このような結果もあり得るということです。
相当に厳しくなりましたが、もちろん残りは必ず全勝し、可能性のある限り全力を尽くしていきます。



10/12
LL-11 横浜市大会2日目〜2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/12(Thu) 22:18  No.235    [返信]
vs 文庫(2-0 0-0)蒲谷、小島(豪)

<vs 文庫>
8人制の試合会場からスポーツ広場に移動する際に携帯電話で第1試合が六浦少年さんの勝利で終わったことを知り、「まだ運に見放されていなかった!」とホッとし、得失点差での決勝トーナメント進出への期待をかけて、これからの試合に臨んでいこうと思いました。残りの試合を大差で勝つことが、ここからの目標になります。第1試合では、1点しかつくれませんでしたので、この試合では5点位の差が必要だと思いました。
選手達には、時間を意識して1点でも多く得点することを呼びかけました。
聞けば第1試合も最初は非常にいい出来だったとかで、前半は以下のように殆ど攻められることなく一方的な試合となりました。

 ・3分→コーナーキックから短かった相手のクリアボールをトラップしてタケがミドルシュート(ノーゴール)
 ・4分→相手キーパーのパントをトラップしたアキムが右からロングシュート(ゴ〜〜ル!)
 ・7分→同じく相手キーパーのパントをタケがそのままシュート(ノーゴール)
 ・8分→中盤で大きくバウンドしたボールをアキムがダイレクトでロビングシュート(ノーゴール)
 ・8分→相手DFのクリアボールを胸トラップしたツヨシがミドルシュート(ゴ〜〜ル!)
 ・11分→相手DFのクリアボールをセンターサークル付近からツヨシがロングシュート(ノーゴール)

前半は、あともう1〜2点欲しかったところですが、まずまずの出来で折り返しました。

後半は、第1試合を見ていない私にも第1試合の後半の様子がわかるような残念な試合内容(得点差に安心して守りの気持ちからズルズルと引き、動きが止まる)なってしまいました。
決勝トーナメント進出のためには1秒を惜しんで相手ゴールに向かっていかなければならないのです。まだ運は我々に味方しているというのに・・・、その運を感じて奮起することなく試合を流してしまっているように見えました(私自身が焦っているのでよけいにそう見えたのかもしれません)。
そんな様子であまり攻められることはないものの得点できそうな攻撃もなく、2-0のまま試合が終わってしまいました。

<全体を通じて>
前日は「気分を入れ替えて明日頑張ろう」と試合終了後に解散しましたが、もう私もガマンできなくなったので、スポーツ広場でそのまま練習に突入しました。練習内容は、アホらしいかもしれませんが、リスタートをいかに早く機敏にするか、オンとオフをいかに早く切り替えるかということと、30分間走り続けるための「走る」練習です。
何とか「よかった試合での感覚を身体で思い出してくれ!」との気持ちでした。
選手達は少なくともその練習の中では、ラインの上げ下げのスピードやリスタートなど意識できたように感じました。
この大会のこの段階では、サッカーの技術はもちろんですが、まずは真摯な気持ちで試合でしっかり走り全力を尽くすという当たり前のことが最も大切だと思います。彼らにはもともと技術もスピードも走力もあるのです。ただ、それらを半分位しか出せていないのでこのような結果になっているのです。
最終日、少なくとも各試合で6点以上の得点が必要だと思います。いろいろな大会での良かった時の出来であれば、皆が一致団結できれば不可能な数字ではありません。

ひとえに「時間を大切にして、出来る範囲で全力と最善を尽くすこと」→人生で一番大切といっていいことかも知れません。今大会残り1日の今、我々に課された課題です。  



LL-11 横浜市大会2日目 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/12(Thu) 21:12  No.233    [返信]
私が午前中は8人制の方の試合に引率しましたので、千葉コーチが試合のレポートを書いてくださいました。ありがとうございました。
以下になります。

『LL国チビ2日目第1試合結果
10月9日(祝)スポーツ広場での第1試合は小島コーチは8人制の試合へ行かれており不在でしたので,千葉が報告いたします。

【アローズvs帷子】3−2(2−0,1−2)(得点:冨林2,鈴木)
・・・・・・・・・



10/17 ホームページへの書き込み
LL-11 横浜市大会3日目 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/17(Tue) 17:09  No.240    [返信]
LL-11 横浜市大会3日目結果

勝ち点13 で2位に並ぶも得失点差で決勝トーナメント進出ならず。

vs 八つ橋SC(1-0 1-0)鈴木、冨林
vs 夏山SC(1-0 2-0)蒲谷、冨林、冨林

決勝トーナメント進出がかかった最終日。我々に課された課題は、2試合で12点程度の得失点差をつくることです。もともと大量点の大差勝ちをするチームではないのでかなり厳しい要求になりますが、対象となるチームが負けるかまたは引き分けでもしない限りは、それが条件になります。
前日から私は、「2試合合計60分で12点、つまり5分で1点のペース」ということを何度も選手に告げて、時間との戦いであることを強調して伝えました。
これまで経験したことのない、単純な試合の勝ち負けとは別の次元の勝負の1日がスタートしました。

<vs 八つ橋SC>
前日から何度も伝えた時間の大切さを意識してくれたのか、開始直後からキビキビと動き、2分にはアキムのロングスローをペナルティエリア内でキープしたタケが左足で最初のシュートを放ちました。
その後は次のように殆どすべての時間帯を相手陣内で展開しました。

・4分→センターサークル付近からタクが左前で待つタケにボールを預け、これをタケは右に大きくサイドチェンジし、全速力で上がってきたアキムがトラップしてドリブルし相手DFと競ってコーナーキック。そのコーナーキックをタケが素晴らしい当りでゴール前に上げましたがそのまま抜けてペナルティエリアの外からヒデがシュート(ノーゴール)。
・6分→タクがハーフライン付近からタテに通し、これにトミーが追いついてシュート(ノーゴール)
・8分→タクのスローインをツヨシが短く浮かせてタケがミドルシュート(ノーゴール)。
・9分→ペナルティアーク付近からドリブルで右に展開したタケがやや角度のないところからシュート(ゴ〜ル)

先制までに10分を費やしてしまいましたので、「課題」に関しては厳しくなりましたが、あと1歩でしたので諦めることなく、引き続き攻め続けました。


・10分→トミーが中央から放ったシュートにアキムが詰め、ユウトに落としてシュート(ノーゴール)
・14分→ハーフライン付近で得たフリーキックを追い風に乗ってツヨシが直接シュート(ノーゴール)
・15分→タケが中盤でキープしてロングシュート(ノーゴール)

よく動きシュートもいつになく枠に行っているのですが、キーパーの正面だったり、力がなかったりで前半終了して結局得点は1点で終わってしまいました。

後半は、開始直後にアキムが倒されて得たフリーキックをツヨシがゴール前にいい軌道で上げましたがタイミングが合わず、その後も前半同様に攻め続けましたが得点は13分にトシのパントを中央で細かくつないで最後はDFの裏に出し、これに反応したトミーがキーパーとの1対1を決めた1点にとどまりました。

2日目の試合に比較して、全員が最後までしっかり走り、何とか点を1点でも多く取ろうという気持ちは見ていていてもよくわかりましたが、結果として得点は2点。この時点で得失点差による予選突破は相当に厳しくなりました。

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LL-11 横浜市大会3日目〜2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/17(Tue) 17:10  No.241  
<vs 夏山SC>
計算上はこの試合に12〜15点取ればいい訳ですが、何か普段求めていないことをそこまで今日だけ求めるのは難しいのでとにかく悔いの残らないようにもちろん勝って、気持ちのいい試合が出来ればそれで仕方ないと私は思うことにしました。
試合経過はメモした分だけですが以下になります。
 
 ・40秒→キックオフ直後のボールをツヨシが奪取して右に展開、アキムがこれを受け取ってドリブル突破でタテに進めて長い距離のシュートを放ちゴ〜〜〜ル。
 ・1分→再びキックオフ直後のボールをタケがキープしたのを見て、右サイドに猛然とオーバーラップをかけたツヨシが精度の高いセンタリングをするもタイミング合わず(ノーゴール)。
 ・2分→中盤でキープしたタケがミドルシュート(ノーゴール)。
 ・4分→相手DFのクリアボールをトラップしたタケがミドルシュート(ノーゴール)。
 ・5分→アキムの右の展開でセンタリング、相手DFとの競り合いでコーナーキックへ、タケのコーナーキックにジャストのタイミングでアキムがボレーシュート(ノーゴール)。
 ・7分→ペナルティエリア右隅付近からタケが中央に走りこんだアキムに浮かせパス、アキムはこれを左足でシュート(ノーゴール)。
 ・9分→中盤で得たフリーキックをツヨシが前線のユウトに合せ、ユウトはこれを落としてタケがシュート(ノーゴール)。


 ・9分→アキムのスローインをトミーがトラップしてドリブル・シュート(ノーゴール)。
 ・11分→タケのコーナーキックにタクが頭で合わせるもタイミング合わず、抜けたボールを佐久間がシュート(ノーゴール)。
 ・12分→アキムのスローインをトミーが後ろ向きでDFを寄せてタケに渡し、タケは勢いに乗ってシュート(ノーゴール)。
 ・14分→タケのコーナーキックにタクが合わせたものの惜しくもクロスバー直撃(ノーゴール)。

前半はこれほどまでにチャンスを作り、自陣に殆ど攻め込まれることはありませんでしたが結局1点にとどまりました。
後半は以下です。

 ・1分→タケが相手DFを避けて右に展開、折り返したクロスをトミーがシュート(ゴ〜〜〜ル)。
 ・3分→ユウトが左サイドを突破してセンタリング、中央のタケがシュート(ノーゴール)。
 ・6分→アキムが右サイドに展開すると見せて、そのまま45度の角度でドリブルで絞り込んでシュート(ノーゴール)
 ・6分→中盤からツヨシがジャストのタイミングでミドルシュートを放つもクロスバー直撃(ノーゴール)
 ・8分→中央の混戦で何度かシュートを放つもノーゴール。
 ・10分→ユウトがドリブルでペナルティエリアに入った辺りで相手DFと競り合い粘って、ツヨシに戻してミドルシュート、これにアキムが詰めてシュート(ノーゴール)
 ・13分→相手陣中央で細かくつないで最後はトミーがシュート(ノーゴール)。
 ・14分→自陣でボールをキープした佐久間が自分の前に誰もいないのを見てタテにスピードに乗ってドリブルを仕掛け、相手との距離が詰まったところで前線のトミーに絶妙のタイミングで預け、トミーはこれを落ち着いてシュート(ゴ〜〜〜ル)

最終的には3-0の文句なしの完勝でした。でも今日は別の次元の勝負があったので、いつもとは違う試合後の雰囲気でした。

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LL-11 横浜市大会3日目〜3 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/10/17(Tue) 17:14  No.243  
<全体を通じて>
この試合の後の「たちばなKC vs 帷子」の前半12分で3点目が入った時点で、僅かに残っていた決勝トーナメント進出の目がなくなり、予選敗退が確定しました。
春のベスト8、直前の金沢区大会で優勝したチームが予選敗退です。力を充分に持ちながら、その日その試合だけに発揮できなかった、気持ちが切り替えられなかった、そんなことで厳しい結果となってしまいました。
勝負に「たら」「れば」は禁物ですが、初日の対戦チームが最終日になり、その日に上位進出がかかるような日程ならばどうにかなったような気もします。


でも、これが勝負の世界、何があっても強いチームは必ずいつでも強いのです。我々は、春の大会の準々決勝でPK負けした時に最後の最後まで走り続け全力を尽くすことの大切さを大きな後悔と共に学びました。そして夏の練習で、走り続け、皆でボールをつないでいくことを徹底的に練習して、ある意味で「満を持して」金沢区大会に臨みました。
今回の大会に当り、それほどの準備があったか、技術面の準備が出来ないとしても心の準備は出来たのではないか、自分自身が一番「油断」し「慢心」していたのではないか、チームが一致団結できていなかったのではないか・・・・・・・・・・・・、そんなことが頭から離れません。

次回大会は、年明けの神奈川県大会になります。そして、このチームでの最終の公式戦が2月の金沢区大会になります。公式戦の引き分け挟んだ連勝と各大会での好成績がここで一旦留まったところで、再び次の大会に向けていろいろな面でもっともっと強く逞しいチームとなるべく、練習に励んでいきます。

各方面でご協力いただきました関係者の皆さまありがとうございました。次に頑張ります。



11/6 HPへの書き込み
練習試合結果 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/06(Mon) 15:15  No.255    [返信]
11/3 練習試合結果

vs 鴨居SC

3年生主体(0-1 0-4) 
4年生主体(0-0 2-0)蒲谷、オウン
3年生主体(0-0 0-0)
4年生主体(0-0 1-0)蒲谷

今日は浦賀の先のかもめ団地の光明小学校で、鴨居SCさんにお招きいただきました。
校庭から海と浦賀の灯台が見えるロケーションはとてものどかな印象でした。こういったことも遠征ならではの「経験」です。

<4年生主体>
今日は、4年生3名、3年生1名がお休み、更にツヨシが故障で走れない状態だったため、オッコ、リョウヤをこちらのチームに「招聘」して、いつもとは違うメンバー・ポジションで臨みました。
鴨居SCさんは、3年生チーム、4年生チームを問わず、みんながボールにしっかりつめて両サイドに大きく振ってしっかりセンタリングを上げてくるチームでした。
こちらは、いつもと違ってタケやアキムが欠場の人の分をカバーする強い気込みを見せて、守備に攻撃にかなり広範囲に動き回りました。オッコやリョウヤはいつもとは違うスピード感にもすぐに慣れて、上の学年相手に果敢にボールに絡んでいく気迫を見せてくれました。
あと、今日はこのチームの不動の守護神のトシがいつものキーパーではなくスイーパーのポジションにつきました。これが実に安定感があり、更にキック力を活かして積極的に何本も遠目からのシュートを放つなど、こちらのポジションでも守護神ぶりを発揮しました。

試合の方は、第1試合・第2試合共にお互い何度もゴールに迫り、シュートがクロスバーに当たり、キーパーの好セーブに阻まれるなど最後の決めがうまくいかない内容でした。
得点は、第1試合は後半17分(今日の試合はすべてが20分ハーフ)にタケのコーナーキックにアキムがヘッドで合わせた先制点、19分に相手陣の中盤からリョウヤの放ったフリーキックが相手DFの頭に当たった2点目(殆どフリーキックがそのまま入った感じでした)、2試合目は後半18分にドリブル突破でペナルティエリアに切れ込んだアキムが相手DFに倒されて得たPKを自身で決めた先制点など、すべての得点がセットプレーからのものでした。

試合全体にポジションを確認しながらお互いのタイミングなどを計りつつ、なかなか最後まではつなぎきれなかった印象でした。ただ、全員がボールに集中し、うまくカバーしながらやろうとする意思は十分に感じられ、このメンバーで何度も経験を積んでいけばいいチームになる予感がしました。

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練習試合結果〜2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/06(Mon) 15:15  No.256  
<3年生主体>
こちらのチームの方は、新入部の2人を加えた純粋な3年生チームで臨みました。
第1試合は、相手チームの非常に鋭い出足と基本に忠実なプレー、更には、両サイドに振り→スピード乗ったドリブルでタテ突進→センタリングに終始翻弄されながら、前半はまだ様子見の状態で、コーナーキックからの1失点で収まりましたが、後半はこちらの集中が切れてしまったこともあって、9分、10分、12分、14分と立て続けにサイドから中央からセンタリング、ドリブル、細かいパスのつなぎなどで失点してしまいました。
第2試合開始前には私から、@これほどまでに戦う気持ちがないなら、交代選手がいればさっきの試合は殆どの選手を交代したと思うこと、A相手とボールを怖がってしまうならサッカーは出来ないこと、B相手との間合いをしっかり詰めればもっといい試合が出来るはずであること、などを「大説教」して送り出しましたが、危機感を感じたのか、2試合目は第1試合とは見違えるような出足で人とボールに詰める試合が出来ましたので、こちらにチャンスもなかったものの、何とかドローに持ち込みました。

新入部の2人は、栗原は今日が初陣とは思えないようなプレー振り、特に池上コーチから指示を受けたマークをしっかりこなし、更にボールに何度も絡むなど、逸材振りを発揮しました。
畠山に関しては、戸惑っているような様子も最初は見られましたが、2試合目に攻め込まれキーパーと1対1となってキーパーを交わして打ち込まれたシュートに対して、猛然とカバーしてゴールライン上で追いつきクリアした場面がありました。2試合目の引き分けは彼のこのプレーに負うところ非常に大です。
このようにこれから期待できる新入部の2人は初陣で早くも魅せてくれました!

<全体を通じて>
試合の方もさることながら電車とバスを乗り継いでの遠征もすべてが勉強です。移動途中に私から何度も注意を受けたこともありましたが、これも経験です。
また、試合終了後に先方チームが4年生vs 3年生の試合をしていましたが、特に3年生が非常に高い技術レベルにあり4年生も圧倒する場面も数多くあることを見て、何かを感じた3年生もいたと思います。
試合中のことだけでなくいろいろと勉強になる1日でした。
鴨居SCさん、お招きいただきありがとうございました。



練習試合結果 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/06(Mon) 15:17  No.257    [返信]
11/5 3年生チーム練習試合結果

vs 高坂(1-6 2-3 2-2)鹿嶋、鈴木、金澤、大川、渡辺
vs HIP(1-0 1-3 3-2)金澤、鈴木、金澤、金澤、鈴木
vs 六浦毎日( - - - ) (←私が午後の4年生の方の練習試合に行きましたので、どなたか結果だけでもアップをお願いいたします)

今日は、横浜市大第二グランドにて、1〜3年生をお招きいただき、学年毎に8人制の試合を組んでいただきました。
3年生は新戦力加入で16人になり、8人制ならば2チームつくれるほどですので、このような大変にありがたい機会をいただきましたことを感謝いたします。
六浦毎日SSの関係者の皆さま、ありがとうございました。

キレイな人工芝のグランドを半分に分けて、Aコートは1〜2年生、Bコートは3年生の試合が組まれました。子ども用のゴールが1セットだけしかなかったので、3年生の方は大人用の普段よりかなり大きなゴールでの試合となりました。

<vs 高坂>
この試合は前回横浜市大会の8人制チームのメンバーを中心に編成しました。
やはりゴールが大きかったため、得点の多い試合になりました。
開始2分にゴールキックをカットされてそのまま失点した直後には、キックオフをそのままリョウヤがゴールに蹴りこんで同点に追いつきました。
その後の展開は以下になります(メモそのままです)
(1本目)
 ・(失点)3分→左サイドから斜めに突破されてペナルティエリア内からシュート。
 ・(失点)4分→コーナーキックをクリアミスでオウンゴール。
 ・(失点)7分→左コーナー付近でのクリアミスをそのまま打ち込まれて失点。
 ・(失点)8分→左サイドのドリブル突破から中央まで細かくつながれて最後は正面からシュート。
(2本目)
 ・(失点)0分→キックオフをそのまま蹴りこまれてクリアミスでオウンゴール。
 ・(失点)1分→右サイドをドリブル突破されて、センタリングと思われるボールがそのままゴール
 ・(失点)3分→ゴールキックをカットされてそのままシュート。
 ・(やっと(苦笑)、得点)→キャッチされたと思われたミドルシュートをキーパーが弾き、これにユウゴが詰めて奪取し、戻したボールをオッコが左足でゴール。


 ・(得点)6分→オッコのコーナーキックにユウゴが頭で合わせてゴール。
(3本目)
 ・(得点)4分→ユウゴが左サイドからゴロでセンタリング、これにつめてきたユウキが合わせてゴール。
 ・(得点)8分→相手陣でのスローインのボールをユウトがループで浮かしてシュート。
 ・(失点)7分→中盤からのロングシュート。
 ・(失点)9分→ペナルティアーク付近で細かくつながれて、最後はフリーでシュート。

最後は5―10のスコアで終わりました。
やはり、全体的には基本技術の差、特にトラップやインサイドキックなどの差がスコアの差になって表れた印象でした。

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練習試合結果〜2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/06(Mon) 15:18  No.258  
<vs HIP>
この試合に関しては、勝負優先の公式戦並みの布陣で臨みました。
相手チームは個人の技術レベルが非常に高いチームで、よくつないでサイドからの切り崩しなどの決め手も持っており、3年生では横浜市でも屈指のチームだと思います。
お互い「打てば入る」という大きなゴールであることを充分に意識し、早めの潰しを仕掛け相当に中盤で激しいボール奪取のし合いになりました。
5分には、左サイドの突破からゴールまで迫られて、至近距離からシュートを打たれましたが、伊藤が背中に当てて何とかこれを防ぐ大ピンチがありました。
その後、7分には、サブが自陣からDFの裏に浮かしたボールにユウトが素早く反応しこれをキープして、更に上がってきたソウタにつなぎ、ソウタはDFをひきつけてこれを前で待つユウゴに渡してシュート! 鮮やかな連携で先制しました。

2本目に入って、開始1分にユウトが左から折り返したクロスにオッコがつめてシュートし追加点。このままいくかとも思いましたが、3分(左サイドの突破)、7分(中央からのドリブル突破)と次々と失点し、8分にはセンターサークル付近からのロングシュートで遂に逆転を許してしまいました。

気を取り直した3本目は開始直後に得たコーナーキックをユウトが機転を効かしてショートコーナーでオッコにつなぎ、オッコはこれをゴール前で待つユウゴに合せ、同点に追いつきました。
1分には、左からのユウゴのミドルシュートで逆転し、6分にはユウト→ユウゴとつないでシュート、これをキーパーが弾き、それをオッコが決めて突き放しました。
流石にこれでどうにかなったかと思いましたが、得点直後のキックオフゴールで1点差、8分にも中央のペナルティエリアに入った辺りからのシュートで同点に追いつかれてしまいました。;

まさに「シーソーゲーム」となり、最後はドローで終わりました。

<2試合を通じて>
8人制はもともと点が入りやすいので、ましてや大人用のゴールでは、差は更に大きく、展開はめまぐるしく変わるような試合になってしまうのも仕方のないことかもしれません。
そんな中で勝ちに行った2試合目に関しては、トップクラスのチームにこのような善戦が出来たことは、経験値を上げるという点で非常によかったと思います。
1試合目に関しては、いつもの通りエンジンがかかるまでに6点も取られてしまったので、最初から集中するというある意味当たり前のことをしっかりとしなければ、試合にならないということを再び痛感する試合となってしまいました。
まだまだすべてが経験です。こういったことをこれからに活かしてくれればと思います。
いずれにしても、きれいなグランドでみんなノビノビできてとてもよかったです。


11/7 HPへの書き込み
練習試合結果 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/07(Tue) 08:46  No.259    [返信]
ここのところ練習試合が続いたので、試合結果のアップも溜まってしまって大変と思っていたところ、千葉さん(幹事&コーチ)が頼む前から準備してくださって、詳細に亘るレポートを作ってくださいました。ありがとうございました。
以下になります。

『 ・・・・・・。』

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Re: 練習試合結果 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/07(Tue) 09:39  No.262  
千葉さんありがとうございました。
本当に助かります。

最後のコメントで言い尽くされていますので、敢えて私からコメントする必要はないかも知れませんが、一応試合後には以下の通り私は選手達に「大説教」しました。

・今日の試合内容と「勝っても負けてもどうでもいいじゃん」の姿勢をみて、私自身はサッカーをやめたくなるような情けない試合だったこと。

・瀬ヶ崎さんは決勝トーナメント前の大事な調整時期に、かつ前日にお願いしたにもかかわらず、快く来ていただいたのにこのような内容ではもう試合を受けていただけなくなる可能性もあること。

・練習試合は天から降って来るようなものではなく、お互いのチームがいろいろと手配をしてやっと出来るもの。だから、お互いが内容のあるものにしないといけないこと(全勝または全敗では、全勝した方はあまり勉強できた感じがしない)。

・同じ金沢区のチームにこのような試合をして、全敗すれば冬の大会では、他のチームも「アローズって大したことないじゃん」で向かってくる(更にホームページで結果を公開すれば試合を申し込んでも練習にならないと思って、受けてもらえなくなる)。

・「しっかりボールを止めて、空いている人に丁寧につなぐ」相手チームはこれがしっかり出来ていた。「疲れた」とこちらは大騒ぎしているが相手チームは9人で来て最後までしっかりと走ってきちんとやるべきことをやっていた。技術の問題ではなく、姿勢という点でかなりの差がある。

・休みやケガがあったとしても、そんなことを言い訳にするようなチームは弱いチーム。誰が出ても強いチームは強い。


私自身は3連休の「フル稼働」の最後がこれで、大変に疲れを感じてしまいました。
このままでは神奈川県大会も金沢区大会も危ないとの危機感を強くした1日でした。(やはり、基本、姿勢、態度は何事においても重要です。もう一度立直します)



連載 「めざせベストサポーター」 vol.1 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/12(Sun) 22:07  No.266    [返信]
日本サッカー協会が作成した小冊子『めざせベストサポーター 〜サッカーに夢中な子供たちのケアのためのハンドブック』というものがあります。
これは、サッカーをするお子さんの親御さん向けに「保護者のみなさまへ」というサブタイトルもついている通り、チームや指導陣、親御さんのために子どもたちにどのように接するべきかについて整理されたものです。日本サッカー協会キャプテンの川渕三郎氏の巻頭の言葉から抜粋しますと、『・・・・・・みなさんの子供たちに対する接し方は、最も重要な要素です。このハンドブックは日本サッカー協会の考え方を、サッカーをしている、あるいは、これからしようとしている子供たちの保護者のみなさんにぜひご理解いただきたいと思い、制作いたしました。・・・・・・』とあります。

以前にアローズでもお配りしたことがあるかもしれませんが、改めて読んでみますといいこと、というより「守るべき大人のルール」と言い換えてもいいかも知れないことばかりだと思いました。
冊子でお配りしてもいいのですが、それよりもこちらで解説しながら「小出し」にした方が読んでいただく可能性が高くなると思いましたので、連載の形を採ることにしました。
まずは、その小冊子をそのまま章立てに沿って書き込みます。その内容について必要と思った部分については「問題提起」をします。たぶん不定期の長期連載になると思いますが、1回1回の中身をよくお読みいただいて、出来ればお母さんとお父さんで、親御さん同士で話し合っていただければと思います。

最初は、『Navi.1 サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする』です。「Navi.1」は、「第1章」と思っていただいていいと思います。扉の部分には次の言葉があります。

『みなさんは、子供のために一生懸命、

応援したり尽くしたりしています。

子供のためによかれと思う、

強い気持ち、

大きなエネルギー。

それが子どものためにより良いものとなるように、

ちょっと振り返ってみましょう。』

Navi.1の最初は『自立の第一歩  子どもなりに、自分で思うことを自分でやることが大事』です。
次回はこの『自立の第一歩』を取り上げます。
(つづく)

連載 「めざせベストサポーター」 vol.2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/15(Wed) 08:57  No.287    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第1章(Navi.1)『サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする』第1項は『自立の第一歩』です。
以下ご覧ください。

『自立の第一歩  子どもなりに、自分で思うことを自分でやることが大事

サッカーの試合に行くと、よく見かける光景があります。
試合場でのチームの場所取り、飲み物も着替えも、何から何まで親が準備、子どもはただ単に用意されたものを飲み、言われるままに着替えるだけです。いつも必ずそろっているから、「ありがとう」とさえ言わない選手もいます。

お手伝いいただくのは大変ありがたいことです。でも多くは子供たち自身で十分にできること。あるいは、子供たち自身がしたほうがいい、する必要があるとわかることです。むしろ、子どもなりに、必要なことは必要だと思って、自分でやるということこそ大事。
足りなかったり不要だったりしたら、自分で考えて、工夫したり相談したりで何とかする。そして次にはそうならないようにすることです。

私たちは、サッカーでは自立が大切であると考え、自立した選手を育成しようとしています。自立しているというのは、自分自身で判断して、責任を持って行動する、ということです。
誰かにやれと言われたから、ではなく自分自身がやりたい、やったほうがいいと思うからやる。
失敗も自分の判断によるもの。誰かのせいにはできません。

また、何から何まで大人がそろえてくれるという環境に子どもたちが「あって当然」と思うことは間違いです。
 用意してもらえない環境では何も出来ない、適応できない子供になってしまうでしょう。
 何から何まで常に用意されている環境を与えることがマイナスになることもあるのです。

サッカーの合宿に集合した時に、スパイクシューズを忘れてきてしまった子がいました。その子に聞くと、いつも自分ではなく母親が用意をしているので自分のせいではない、とのこと。親が電話をしてきて、届けに来ると言います。「運動靴でやらせるから結構です」とお断りしました。3日間の合宿で、その子はすべりやすくてやりにくそうにしてはいましたが、運動靴で最後まで練習をしました。その後、その子は決して忘れ物をしないようになりました。お母さんによると、それ以来、必ず自分自身で用意をするようになったとのことでした。』


<問題提起by オジマ>
今年の合宿でのことです。
「コーチ、お風呂にいくから着替えを出して!」と大真面目に言ってきた子がいました。
「家ではすべてお母さんがやってくれるかもしれないけど、ここではみんな自分でやるんだよ。みんなやってるよ。1年生も2年生も。3年生ができないことはないよね」
と応えましたが、家での様子が感じられる一コマではありました。

着替えがないと言えば出してくれて、お腹が空いたと言えば食べ物が出てきて、のどが渇いたといえば飲み物が出てきて、脱いだものは脱いだそばからたたんでくれて・・・・・・、これは極端なことを言っているのではありません。普段の練習時・試合時の日常の光景です

大人の「何かしてあげたい」という自然な感情が、子どもの自立にとって好ましくないことになっていることはないでしょうか?
我々コーチ陣を含めて常に考えていかなければいけない課題であると私は思います。

(私の思う「仮説」です。→ 

「チーム力=
  (子どもの自立心・努力 × 親の協力 × 指導陣の熱意) ÷ 親と指導陣の過干渉or過保護」 
(注1)掛け算は、いずれかの要素がひとつでもマイナスになれば、全部がマイナスになるという意味です(但し他のマイナスと掛け算してもプラスにはなりません。念のため)。
(注2)割り算は、1を超えると好ましくありません、程々か多少少ない位がいいという意味です。 

あくまで仮説です。?????)



連載 「めざせベストサポーター」 vol.3 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/19(Sun) 01:35  No.290    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第1章(Navi.1)『サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする』第2項は『クラブへの協力』です。
以下ご覧ください。

『クラブへの協力  子供のサポートであることを忘れずに

一般的に少年団やクラブの活動には皆さんの協力が不可欠です。
 皆さんの一生懸命な応援や献身的な協力のお気持ちはたいへんありがたく、子供たちにも励ましになります。
 練習の送り迎え、また、特に遠征や試合等では、年齢が低いほど、引率やお世話の必要が生じます。
 実際、そういった協力なくして運営が成り立たないクラブもあります。

 何から何まで、やれる限りなんでも、ではなくクラブの考え、指導方針と合うようにしましょう。クラブとよく相談して、求められていることを確認しましょう。
 一番重要なのは「子ども達の成長に一番いいこと」をすることです。みなさんのやりがいや満足、あるいは大人同士のつながりを保つためではないのです。
 本当はクラブに積極的にかかわりたいと思っていても、いろいろな事情でできないばかりにいたたまれず子どもにクラブをやめさせてしまうのも残念なことです。子どもが犠牲になるようなことがあっては本末転倒です。
 あくまで子どもの活動のサポートであることを忘れずに、大人同士で考え、話し合い、カバーしあっていくことが大切です。

 ただし、無関心は子どもにとって非常にさびしいことです。
 忙しい、余裕がない、といった事情はあるかもしれませんが、気にかけ、関心を持ち、機会をつかまえてそれを表現するには、いろいろな方法があると思います。出来るやり方からやってみてはいかがでしょうか。気にかけてもらっていることは、子どもにとって喜び、励み、勇気になります』


<問題提起 by オジマ>
アローズSCのホームページの「クラブ紹介」では、チームの運営は、「部員・父母・指導者の皆が育てるクラブが基本であり、運営費は入会金500円会費1ヶ月2000円(兄弟で在籍中は、2人目からは1500円)です。運営費は常に部員還元を基本としております。」となっています。
また、指導陣は、「全員がボランティア活動で、サッカーと子供大好きなサッカー経験者と、サッカーは未経験だが子供の応援に参加しているうちにサッカーの魅力とクラブの雰囲気に魅せられて参加するお父さんコーチで構成しております。近年OB達がコーチ補佐役として参画してくれているのがとても心強く思っております。」となっています。

 「何を今さら?」と思われる方も多いと思いますが、敢えてもう一度確認してみてください。

・上記の通り、運営費は月謝ではありません。
 
・上記の通り、「部員、父母、指導者の皆が育てるクラブが基本」です。
 
・上記の通り、指導陣は、全員がボランティアです。

 そして、日本サッカー協会も言っている通り、一番大切なことは、

「子どもが主役」ということです。

選択と行動の規範は、コーチ陣を含めて、大人の自己満足のためではなく、「子どもたちの成長に一番いいこと」です。


(仮説1.1(前回分が「1」です)です。
あらゆることは「子どものたちの成長に一番いいこと」が前提になります。
そして、それを前提とした上で「チーム力」があるということだと思います。
前回の算式にこの前提条件と変数の「自己満足」を加えると
「チーム力(子どもたちの成長等)
=(子どもの自立心・努力 × 親の協力 × 指導陣の熱意) 
÷ 親と指導陣の過干渉or過保護&自己満足 」 となります。)

(つづく)



連載 「めざせベストサポーター」 vol.4 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/21(Tue) 17:20  No.314    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第2章(Navi.2)『スポーツ・サッカー大好きっ子を育てよう』です。
第1項『子ども自身の夢  あなたの夢ではありません』の前に、扉のところに『キッズゾーン 大人立ち入り禁止!』というお話が出ていますので、以下に引用します。
ご覧ください。

『アメリカ キッズゾーン

アメリカには、ユース関連の加盟団体が複数存在しますが、その中の一つが American Youth Soccer Organization(AYSO)です。AYSOでは、「キッズゾーン」と呼ばれるプログラムを展開しています。これは、近年、ユーススポーツに関わるプレーヤーやコーチ、親のネガティブな行動、暴力、行動がメディアに取り上げられることが増えてきたことを受けて、この傾向に歯止めをかけるために開発されたプログラムです。
 「キッズゾーン」は、サイドライン上のネガティブな行動を排除することを目的とし、ポスターやサインを使ってキャンペーンを行っています。サインには、「注意! あなたはキッズゾーンに立ち入ろうとしています」とあります。
 以下の注意書きに従うのであればウエルカム、従えないのであれば、お引取り願いたい、という内容になっています。

 ・キッズがNO.1
 ・勝つことでなく楽しみがすべて
 ・ファンは応援するのみ、コーチはコーチに任せる
 ・怒りにまかせてどならない
 ・ボランティアのレフェリーを尊重する
 ・ののしらない
 ・禁煙
 ・帰りにゴミを残さない。
 ・子どもによい見本となる

大人のための誓約書や行動規範、また、指導やサポートのためのさまざまな情報が用意されています。
 YSOでは、U-6(6歳以下)ゲームのガイドラインには、「順位を記録しないこと、結果を記録しないこと」と明記されています。また、各試合のはじめと終わりに、プレーヤーだけでなく、コーチ、親も握手すること、とされています。JFA(日本サッカー協会)のガイドラインでもこの考え方を採用しています。』


<問題提起 byオジマ>
試合会場に行くと、選手だけでなく、コーチも親もヒートアップします。一つでも多く勝ちたい、少しでも有利に試合を進めたいという気持ちが先行してしまって、冷静な判断なり行動なりが取れなくなってしまうこともしばしばです。実際には、プレーする子ども達よりも、大人の方がすっかり頭に血が上ってしまうことが目立ったりします。
 
ここまで読んでくださった方は、是非ご自身の試合会場での振る舞いを振り返ってみてください。

上記「キッズゾーン」の「キッズがNO.1」以降の9項目をすべてクリアできる方はどの位いらっしゃるでしょうか? 
(私などは、自制して行動しなければこの9項目のうち、禁煙を除くすべての項目について反対の行動をとってしまいそうです:苦笑)

いろいろなチームを見ていると思い当たるフシはかなりあります。
強いチーム、しっかりしたチームはこういったことが本当に大人にまで浸透・徹底しています。
毎年横浜市で常に上位に残るようなチームで、試合中にレフェリーに文句をつけるような大人が多かったり、ベンチあるいは応援席からけじめなくコーチングをしたり、試合中に自チーム・相手チームの選手をどなってののしったりするようなチームを見たことはありません。

我々のチームのコーチ陣含めた「サポーター」はどうでしょうか?

(少なくとも私自身は反省し、上記9項目を肝に銘じた行動を取ろうと思います。)


(つづく)



練習試合結果 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/27(Mon) 13:43  No.364    [返信]
11/25 練習試合結果
vs かもめSC
4年生主体(11人制) (1-0 1-0)蒲谷、鈴木(健)
3年生主体(8人制) (0-2 0-2)
4年生主体(11人制) (2-0 1-0)金澤、鈴木(健)、佐藤
3年生主体(8人制) (0-2 0-2)
4年生主体(11人制・20分1本) (0-1)
3年生主体(8人制・15分1本) (0-1)

今日は今月末までで引越し先のチームに移籍するユウタの壮行試合をとなります。神奈川区のかもめSCさんに来ていただきました。

<4年生主体>
第1試合は、ユウタをスイーパーに置いたいつもの布陣で臨みました。4年生にとっては、11人制では11/3以来の対外試合になりましたので、大会続きの頃と若干違って、新たな気持ちで臨めていたように感じました。朝一番であることが影響してか、最初からプレッシャーをガンガンかけられなかったため、中盤で奪ってすばやく両サイドに大きく振る攻撃が上手く機能し、ゲームをコントロールできていたように思います。
得点は前半6分にタケがタテに流したボールにアキムが反応して右斜めからシュートした先制点と、後半1分にゴール正面へ放り込んだボールにユウゴ、ユウトが詰め落としたボールを走りこんできたタケが左足で決めた追加点の2点でした。

第2試合以降は、これまで殆ど不動のDFだったユウタにFWやボランチなどの別のポジションにもついてもらって、3バックのテストなども試行してみました。失点は2試合で1点でしたが、ユウタの抜けた穴を修正するにはそれなりの時間をかける必要があると感じました。
2試合目の得点は、6分にセンターサークル近辺からタテにDFの裏に出したボールにユウゴが詰めた1点目、13分にアキムのスローインからタケにつないで、そのままドリブル突破・シュートした2点目、相手キーパーのミスから得た間接フリーキックを正面からユウタが決めた3点目の合計3点でした。
3試合目は、これも残念ながらいつもの「苦手の3試合目」で集中がやや切れてきたところで、バック(3バック)の連動がやや乱れたところのスキを突かれて失点し、そのまま終わってしまいました。

<3年生主体>
相手チームが4年生のBチームということで、やはり基本技術の違いが目立ち殆どの時間帯を攻められ続けながら、時折ソウタなどがカウンターからシュートを放ちましたが、3試合で得点にはいたりませんでした。
広いグランドでの8人制は体力的にかなり厳しかったと思いますが、両チーム共に元気に3試合をしっかりとこなしました。

<全体を通じて>
今日試してみた3−5−2の新布陣は次の大会に向けて、レベルを上げていかなければならない課題になります。これまでより難易度は高くなりますがしっかり練習していきたいと思います。

昨日の練習でユウタはアローズを「卒団」し、引越し先のチームに移籍します。聞けば移籍先は一学年3チーム作ることも可能な人数がいるということで競争は厳しいですが、しっかりした基本技術を持ち、非常にクレバーな彼のことですので、必ずステップアップしてくれることと思います。
彼にも皆にも何度も言いましたが、今度は横浜市大会で対戦する日を夢見てお互い努力していきましょう。
今までも、これからも皆んな同じサッカー仲間です!



連載 「めざせベストサポーター」 vol.5 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/28(Tue) 11:05  No.366    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第2章(Navi.2)『スポーツ・サッカー大好きっ子を育てよう』です。第1項は、『子ども自身の夢  あなたの夢ではありません』です。
以下ご覧ください。

『子ども自身の夢  〜あなたの夢ではありません。

 自分の子どもに大きな期待をしてしまうのは誰でも当たり前です。
 また、自分にできなかった夢を託してしまうようなこともあります。
 自分が苦労したから、自分のようになってほしくないから、せめて子どもには・・・、といった、子どもを思う気持ちからかもしれませんが、それでついつい子どもにプレッシャーをかけてしまうこともあります。
 「身代わりアスリート」という言葉があります。
 自分が果たせなかった夢を子どもに託し、過剰に期待するあまり、子どもにプレッシャーをかけてしまうことを指します。その結果、子どもは親を喜ばせるため、親をがっかりさせないために、プレーするようになってしまうのです。
 しかし、子どもには子どもの夢があります。
 周囲から期待をされることは、大きな励みにもなります。期待されなければ、頑張る気持ちも起きなくなってしまうかもしれません。
 でも、「期待にこたえる」ことを目標にしてしまうと、子どもは時としてつらくなります。自信満々がんばれるときは、周囲の期待は力となるでしょう。しかし、往々にして、過度の期待はプレッシャーになります。自分に期待される像と、現実の自分とのギャップに苦しむことになります。

 元気に集中している子どもたちにも、気持ちの波はあります。時には「やりたくない」「休みたい」と思うこともあります。それをなかなか言い出せずに悩んで無理する子どもも多いのです。子どもが大人の期待や気持ちを思って無理をすることは、お互いのために良いことではありません。
 気持ちが弱っているときに励ますことは大切です。少しがんばって乗り越えることも大切です。しかし、無理なひずみとなり、結局ドロップアウト(←いやになって途中でやめてしまうこと)につながるようなことになっては残念です。
 余裕を持って見てあげてください。またやりたくなるまで休んでもいい。他にやりたいことができたらやってみてもいい。戻ってきたくなったら戻ってくればいい。そこで休むことは、罪悪感を感じるようなことではありません。
 最終的に楽しく長く続けていけることが大切です。
 生涯サッカーを楽しみかかわり続ける人を増やしたい。それは私たちの大きな願いです。』

<問題提起 byオジマ>
私自身もそうでしたが、「お父さん」が「コーチ」になるために通らなければならない大きな関門が一つあります。それは、非常に単純なことですが、「わが子をばかりを見て、わが子だけを叱らない」ということです。
コーチになる人ももちろん人の子です、いや、人の親です。そもそもわが子と過ごす時間を人一倍持ちたいから毎週末のグランドに行く部分もあると思います。そんな人が、その関門を「克服」出来ていないと、いきおいわが子ばかりを叱ることに・・・・・・。
コーチでない方もここでもう一度振り返ってみてください。
練習時、試合時にわが子以外の子、あるいは、練習や試合の内容にどれだけ目が行っているでしょうか?
コーチを引き受けるような人が相当に努力しなければ身に付かないようなことです。いわんやコーチでない方をや、です。わが子ばかりに目が行って当然です。そしてその「わが子ばかり」の視線だけで子どもと接するとどうなるかと言えば、両者にとって好ましくない心理状態に往々にしてなってしまいます。
 親→結果を急ぎ、あるいは他の子と比較して小言ばかり・・・
 子ども→何をやっても親からは小言ばかりでやる気が失せる・・・・・・

また、「身代わりアスリート」まではいかなくても、子どもは親の言動に大きな影響を受けます。
例えば、ある選手は、誰と同じチーム、誰と別のチームということにいつもものすごくナーバスです。これは、もしかするとご家庭での会話の中で他の選手の論評をいつもしているのでは? と想像しています。
勝ち負けにこだわりすぎ、手段を選ばない(フェアプレーが身に付かない)、時間や期限を守れない、・・・・・・、良かれ悪しかれ子どもは親の鑑です。思っていること、やっていることは、自然に子どもに浸透します(してしまいます)。

この連載のvol.3でお示しした算式を思い出してください。

「チーム力(子どもたちの成長等)
=(子どもの自立心・努力 × 親の協力 × 指導陣の熱意) 
÷ 親と指導陣の過干渉or過保護&自己満足 」

特に「〜÷ 親と指導陣の過干渉or過保護&自己満足」は大変に重要な部分です。
但し、我々コーチからのものに比較して、影響は親から見聞きし日々受けているもの(こと)の方が圧倒的に大きいのです。

※(注)そう言いながら親としての自分にはもちろん全く自信はありませんが・・・(苦笑)。
※この「問題提起」の「親」の部分を「コーチ」と置き換えてみると、どうなるでしょうか・・・? 
そうですね、「サッカーチーム」ということでみれば、「選手はコーチの鏡」です。やっぱり反省です(更に苦笑)。
(つづく)


11/23  vol..48/2006
おはようございます。
アローズのオジマです。

重要なお知らせが2点ありますので、以下ご確認ください。

@佐藤祐太クンの移籍の件
7月に引越し後、毎回の練習に引越し先から参加していた佐藤祐太クンが今月いっぱいで退団し、黒滝SCに移籍することになりました。黒滝SCはご存知の通り、春の大会では11人制の部で銀メダルを獲得したチームです。彼の移籍は我々のチームにとってはとても残念なことですが、やはり学校の友達と自然にサッカーが出来る環境が一番いいと思います。
私自身は、彼が入部してきた初日のことをよく憶えていて、確か地区センターの半面だったと思いますが、「すごく一生懸命にボールを追いかける子だなあ」とか「既にしっかり蹴れている」と驚いた記憶があります。1年生の時も2年生の時もレギュラー選手として、そして今年のチームでも不動の守護神としていつも活躍しました。共に歩んだたくさんの記憶が頭の中を駆け巡ります(・・・涙)。
これからは、お互い努力して横浜市大会で対戦できるように頑張っていきましょう。

A練習試合の件
・日時→11/25(土)、8:50〜12:30
・場所→スポーツ広場
・対戦相手→かもめSC
・留意事項など→@元々の予定は午後・六浦南小ですが、午前中・スポーツ広場に変更で、かつ、集合時間を10分早めましたのでご注意ください、A午後の六浦南小の練習はなくなります、Bユニフォーム着用、サブユニ・ビブス持参などいつもの通り、練習試合の準備をお願いいたします。

以上、よろしくお願いいたします。
祐太のアローズでの最後の対外試合になります。みんなでいい試合で送り出しましょう!



連載 「めざせベストサポーター」 vol.5 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/28(Tue) 11:05  No.366    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第2章(Navi.2)『スポーツ・サッカー大好きっ子を育てよう』です。第1項は、『子ども自身の夢  あなたの夢ではありません』です。
以下ご覧ください。

『子ども自身の夢  〜あなたの夢ではありません。

 自分の子どもに大きな期待をしてしまうのは誰でも当たり前です。
 また、自分にできなかった夢を託してしまうようなこともあります。
 自分が苦労したから、自分のようになってほしくないから、せめて子どもには・・・、といった、子どもを思う気持ちからかもしれませんが、それでついつい子どもにプレッシャーをかけてしまうこともあります。
 「身代わりアスリート」という言葉があります。
 自分が果たせなかった夢を子どもに託し、過剰に期待するあまり、子どもにプレッシャーをかけてしまうことを指します。その結果、子どもは親を喜ばせるため、親をがっかりさせないために、プレーするようになってしまうのです。
 しかし、子どもには子どもの夢があります。
 周囲から期待をされることは、大きな励みにもなります。期待されなければ、頑張る気持ちも起きなくなってしまうかもしれません。
 でも、「期待にこたえる」ことを目標にしてしまうと、子どもは時としてつらくなります。自信満々がんばれるときは、周囲の期待は力となるでしょう。しかし、往々にして、過度の期待はプレッシャーになります。自分に期待される像と、現実の自分とのギャップに苦しむことになります。

 元気に集中している子どもたちにも、気持ちの波はあります。時には「やりたくない」「休みたい」と思うこともあります。それをなかなか言い出せずに悩んで無理する子どもも多いのです。子どもが大人の期待や気持ちを思って無理をすることは、お互いのために良いことではありません。
 気持ちが弱っているときに励ますことは大切です。少しがんばって乗り越えることも大切です。しかし、無理なひずみとなり、結局ドロップアウト(←いやになって途中でやめてしまうこと)につながるようなことになっては残念です。
 余裕を持って見てあげてください。またやりたくなるまで休んでもいい。他にやりたいことができたらやってみてもいい。戻ってきたくなったら戻ってくればいい。そこで休むことは、罪悪感を感じるようなことではありません。
 最終的に楽しく長く続けていけることが大切です。
 生涯サッカーを楽しみかかわり続ける人を増やしたい。それは私たちの大きな願いです。』

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.5 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/11/28(Tue) 11:26  No.368  

<問題提起 byオジマ>
私自身もそうでしたが、「お父さん」が「コーチ」になるために通らなければならない大きな関門が一つあります。それは、非常に単純なことですが、「わが子をばかりを見て、わが子だけを叱らない」ということです。
コーチになる人ももちろん人の子です、いや、人の親です。そもそもわが子と過ごす時間を人一倍持ちたいから毎週末のグランドに行く部分もあると思います。そんな人が、その関門を「克服」出来ていないと、いきおいわが子ばかりを叱ることに・・・・・・。
コーチでない方もここでもう一度振り返ってみてください。
練習時、試合時にわが子以外の子、あるいは、練習や試合の内容にどれだけ目が行っているでしょうか?
コーチを引き受けるような人が相当に努力しなければ身に付かないようなことです。いわんやコーチでない方をや、です。わが子ばかりに目が行って当然です。そしてその「わが子ばかり」の視線だけで子どもと接するとどうなるかと言えば、両者にとって好ましくない心理状態に往々にしてなってしまいます。
 親→結果を急ぎ、あるいは他の子と比較して小言ばかり・・・
 子ども→何をやっても親からは小言ばかりでやる気が失せる・・・・・・

また、「身代わりアスリート」まではいかなくても、子どもは親の言動に大きな影響を受けます。
例えば、ある選手は、誰と同じチーム、誰と別のチームということにいつもものすごくナーバスです。これは、もしかするとご家庭での会話の中で他の選手の論評をいつもしているのでは? と想像しています。
勝ち負けにこだわりすぎ、手段を選ばない(フェアプレーが身に付かない)、時間や期限を守れない、・・・・・・、良かれ悪しかれ子どもは親の鑑です。思っていること、やっていることは、自然に子どもに浸透します(してしまいます)。

この連載のvol.3でお示しした算式を思い出してください。

「チーム力(子どもたちの成長等)
=(子どもの自立心・努力 × 親の協力 × 指導陣の熱意) 
÷ 親と指導陣の過干渉or過保護&自己満足 」

特に「〜÷ 親と指導陣の過干渉or過保護&自己満足」は大変に重要な部分です。
但し、我々コーチからのものに比較して、影響は親から見聞きし日々受けているもの(こと)の方が圧倒的に大きいのです。


※(注)そう言いながら親としての自分にはもちろん全く自信はありませんが・・・(苦笑)。
※この「問題提起」の「親」の部分を「コーチ」と置き換えてみると、どうなるでしょうか・・・? 
そうですね、「サッカーチーム」ということでみれば、「選手はコーチの鏡」です。やっぱり反省です(更に苦笑)。

(つづく)



連載 「めざせベストサポーター」 vol.6 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/04(Mon) 12:44  No.378    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第2章(Navi.2)『スポーツ・サッカー大好きっ子を育てよう』です。第2項は『ゆっくり見守りましょう  子どもたちはサッカーが楽しく、大好きです』です。
以下ご覧ください。

『 スポーツをしていると、いろいろな場面で勝ったり負けたり選ばれたり選ばれなかったりすることがあります。それがスポーツの特徴です。
 ちょっとしたセレクションで選ばれると、あたかも将来がすべて保障されたように思うのは大きな勘違いです。
 親や指導者ばかりではなく、場合によってはメディアまでが過剰に反応し大騒ぎをしてしまうケースがあります。そのことが子どもにとって大きなプレッシャーになりえます。
 またその反対に「うちの子には見込みがない」と見切りをつけて、さっさとサッカーをやめさせて他のことを始めさせるような極端な反応をするケースもあります。
 自分の子どもがどうなのか、見込みがあるのかないのか、気になる気持ちは当然です。
 また、早く確実な道をつくってあげたい、という親心もあるかもしれません。実際のところは、大人が早く安心したいのかもしれません。しかし、低い年齢であればその先の可能性は不確定。早いうちには何も決めつけることなど決してできません。
 それを大人が勝手に見切って、やめさせてしまうなんて、無茶なことではありませんか?
 やるのは子ども、主役は子ども。大人が決めつけることではありません。
 
 また、低い年代のうちには、可能性のある子どもは実にたくさんいます。そのような子どもたちに良い指導や良い環境を与えたいと考えています。だから、私たちは、小学校年代までは、なるべく多くの子供たちに良い環境を与えることを考えています。

 トップにいくかいかないかだけが価値ではありません。
 子ども自身がサッカーをしたいという純粋な気持ちが一番大切であり、そこには実にいろいろな価値があります。一喜一憂しないで、ゆっくり見守りましょう。私たちは、子供たちがサッカーを楽しみ、生涯にわたってサッカーを好きであってほしいと思っています。』

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.6 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/04(Mon) 12:47  No.380  

<問題提起 by オジマ>

私が親御さんからお聞きして一番悲しい言葉があります。
それは、「ウチの子には向いてない」「ウチの子には無理」という言葉です。
子どもにはいろいろなタイプの子がいます。初日に驚くほどのいいものを見せてくれる子もいれば、ボールを足で操ることに四苦八苦する子もいます。脚が速い、キック力がある、天性のものがある・・・・・・、いろいろな「素質」といわれる要素があると思います。

それら「素質」のいくつかを満たしているからそのまま順調に伸びていくものなのでしょうか? あるいは、それら「素質」の殆ど満たしていないから伸びないものなのでしょうか?

答えはいずれも否です。
少なくとも子どもの先行きはそんな簡単に見える、または、決められるようなものではありません。実際に私が経験した他のスポーツでも、サッカーでも、最初に多少目立った選手が最後の最後まで同じ勢いで伸びていくのを見たことがありません。どんな選手でも、プロの選手であっても、いつも壁にぶつかりそれを克服して強くなっていくものです。逆に少しくらい天分に恵まれている位でいつも上にいられるほど甘い世界はどんな世界でもあり得ないと思います。

そういった表面的に見える「素質」とは別に私が思っている伸びる選手の要件を独断と偏見であげてみましょう(順不同)。

 ・(サッカーが好きなので)練習を休まない。練習に早く来てボールを自主的に蹴っている。ウイークデーにもサッカーに親しんでいる。
 ・人の話を素直によく聞き、過去に聞いたことを確実に自分自身に積み重ねている。
 ・一定時間の集中が出来る。
 ・目の前の課題に一生懸命になれる。
 ・仲間を大事にする。仲間から好かれている。仲間から信頼されている。
 ・人のせいにしない。言い訳をしない。
   ・・・・・・
 
頭の中や性格、姿勢などは表面的にはわかりません。
でも、こういった「能力」を持っている子は、脚が遅くてもフィジカルに恵まれなくても、時間の早い・遅いはあっても必ず伸びていきます。そして、一定時期を過ぎると「素質」のみの子を一気に抜き去って行きます。
何もしないで何でも自然に出来るような才能は殆どの人が持ち合わせていません。何をするにしても、「向き・不向き」だけで言えば、すべてのことに皆が向いていません。自分でやってみたいと思い、やってみようと思い、やらなければと思うから、だんだん「向いてくる」のではないでしょうか? 

子どもには先入観はありません。本人次第ですべてのことに「向いている」ようになります。サッカーにも特別の素質は必要ありません。サッカーが好きで上手くなりたい気持ちが強ければ、その分だけ確実に「向いて」います。

(注)「サッカー」を「勉強」と置き換えてみてください・・・・・・。
そうですね、物事の本質は同じです。ちなみに、「仕事」と置き換えても同様だと思います(ちなみに私は未だにサラリーマンには不向きだと思ったりします←努力不足です:笑)。

(つづく)



連載 「めざせベストサポーター」 vol.7 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/07(Thu) 09:39  No.382    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第2章(Navi.2)『スポーツ・サッカー大好きっ子を育てよう』です。第3項は『サッカーと学校や生活のバランス  さまざまな仲間とのさまざまな経験が幅を広げます。』です。
以下ご覧ください。

『子どものうちからいろいろな習い事を専門的に行い、そればかりに打ち込むような親子の姿を良く見かけます。それも本人ばかりでなく、大人の期待から、過度に早期に専門化させ、大成させようという傾向が強まってきています。
サッカーでも、勉強や学校の当番その他の活動を無視してサッカーだけに打ち込む子どもがいます。
大成するためにはそれだけ二兆時間取り組まなくてはいけない、人のやる以上の努力をしないとライバルに置いていかれると感じてしまう、そんな気持ちがあるのかもしれません。

バランスが第一。
子どもの場合、サッカーの練習はせいぜい1〜2時間、週2〜3回です。小さな子どもの場合は週1回で十分。それ以上は身心の負担になり、けがや精神の負担、ドロップアウトの原因となってしまう場合があります。大好きだったはずのサッカーにうんざりして、もうやりたくなくなってしまうかもしれません。「燃え尽き症候群」と言われる状態です。それはとても残念なことです。

勉強は苦手でも、クラスの運動会や球技会ではスター、それもいいですね。しかし、それだけしかやらなくていい、ということではありません。代表選手、プロ選手は、決してサッカーばかりをしてきたわけではありません。
子どもが「サッカーだけしていればいい」と他のことをしようとしなかったら、それは正してください。ましてや、大人がそう仕向けるのは論外です。「うちの子はサッカーだけやっていればいい」「あなたはサッカーだけしていればいいのよ」なんて、決して言わないでください。
他の遊びをはじめ、様々な経験も大切。学校の当番も係もしっかりやる。町や子供会の行事にも参加する。家の手伝いもしっかりやる。そうすればみんながその子を応援してくれるでしょう』

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.7 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/07(Thu) 09:54  No.385  

<問題提起 by オジマ>

私は高校→大学とバレーボールをしておりましたが、高校2年生の春に上の学年が引退してからは、仲間から選ばれてキャプテンでした(大学生の時はコーチ)。
その時に顧問の先生から言われたことと中に、当時の私にとってものすごい無理難題に思えた「お言葉」があります。
その「お言葉」は以下の内容でした。

「キャプテンは、コートの中では誰よりも大きな声を出し、周りに目を配り、仲間に声をかけ、試合でも練習でもプレーでは絶対に気の抜けたプレーをしてはいけない。
コートの外でも、クラブ活動が毎日あることを理由にして勉強しないのはダメだ。勉強でも1番を取るつもりで取り組め。全部の科目に1番が取れないなら一部の科目でも1番をとるつもりで勉強しろ。
学校行事でも積極的にかかわってクラスを正しく引っ張っていかなければならない。
キャプテンであれば、すべての面で完璧を常に目指さなければならないし、完璧であるべきだ」

これを実践できる高校2年生が一つの学校に何人いるでしょうか?(苦笑) 念のため申し上げておきますが、私はもちろんこれらを実践できそうな生徒では到底ありませんでした。
先生がおっしゃりたかったことは、『バレーボールに限らず、元々もっている可能性を自分から狭めてはいけない。一生に一度しかない高校生活だから、そのときにしか出来ないことについて自分から狭めるような考え方や行動をとってしまっては自分のためにならない』ということだったのかと後々思いました。

前回のこの連載でもお伝えしましたが、子供たちの可能性は大人が貧弱な発想で決めつけた通りになるような小さなものではありません。また、一人前の大人になるために必要なことはサッカーからだけではなく、いろいろなことから広範囲に清濁織り交ぜて学び、そして経験する必要があると思います。このことは、中学生になっても、高校生になっても、大学生になっても、その後も実は同じではないかと思います。

私が顧問の先生から言われたことを、「キャプテン」ではなく、「アローズSCの選手」と置き換えてみてください。全部が無理でしたら、一部でもいいと思います。結果の問題ではなく姿勢、あるいは目標設定の問題です。
最近の部員数の増加を考えると、もう既に実践できている子も実は多いのではないかと思っています。
そんな子が多ければ、必ずや多くの人がいつも集まってきて、試合の結果にかかわらず高く評価され、回りの方々から応援されるチームになることでしょう。


追伸:子どもに求めるだけでなく、コーチである私もそうでなければいけないですね。
すべてに完璧を目指す??? 
・・・まずは普通の社会人としてちゃんとして・・・・・・、やっぱり今の私にとってもかなりの難題です(笑)。



連載 「めざせベストサポーター」 vol.8 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/12(Tue) 15:43  No.411    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第2章(Navi.2)『スポーツ・サッカー大好きっ子を育てよう』です。第4項は『トライ&エラー 勝ち負け以外に大切なことがあります。』です。
以下ご覧ください。

『トライ&エラー 〜 勝ち負け以外に大切なことがあります。〜

スポーツにおいては、勝敗が一番わかりやすい価値です。
自分の子どものチームに勝ってほしい、応援にすっかり熱が入り子どもたち以上に勝てば大喜び負ければがっかり、これは自然な姿です。でも悔しさのあまり、自分のチームに声をかけるばかりでなく、相手チームに野次や文句を言う大人の姿はまれではありません。子どもたちも決まりの悪い思いをしているようなことさえ見受けられます。
ある大会で、こんな光景を見かけました。あるチームが試合にリードしていましたが、追い上げられ、負けそうになってきました。コーチが「ボールを外に蹴り出せ!」と指示を始めました。子どもたちは言われたとおりにボールを外にけり出します。ボールが外に飛び出したら、そのチームの親たちはわざとボールをよけ、相手チームの子どもに遠くまで取りに行かせて時間を稼ぐという徹底振りでした。

スポーツではベストを尽くすことが大切。子ども達は勝ってうれしい、負けてくやしいという気持ちは大いに持って欲しい。負けん気をもって、目標をもって、がんばってほしいと思います。しかし、大人は冷静に、コントロールされた気持ちでいるべきです。
勝ちはもちろん成功体験につながります。成功体験は子どもが育つ力となります。
しかし、成功体験は試合での勝利だけからしか得られないものではありません。いろいろなことから得ることができます。そして負けて学ぶこともたくさんあるのです。

サッカーは、ルールは単純ですが、たくさんの要素がからみあった、複雑なスポーツです。勝敗には偶然も運もかかわります。そんなサッカーだからこそ、プロセスや内容が大切になります。

勝利至上主義になって手段を選ばず勝とうと思えば、いろいろなやり方があるかもしれません。よく、「おまえはただけっておけばいい」「おまえはそこにいればいい」などといった指示が聞こえてきます。自分の子どもが持ったときに、ミスが怖くて「早くけって〜!」などと悲鳴のような声をあげるお母さんもいます。子どもがせっかく日頃練習してきたことを試そうとしているのに、それはないですよね?
私たちは、「トライ&エラー」という言葉を使っています。まずトライ。失敗したら次には成功するように。その積み重ねです。負けや失敗を恐れるあまり、トライをしない。これは子どもたちのサッカーには無用です。

勝ってうれしい、負けてくやしい。
子どもが勝敗をうまく自分の中で消化し処理できるように、勝ち負けも、次に向かってポジティブに自分の糧にできるように、大人はその手助けをしてあげるべきです。大人の方がムキになって、勝敗を受け入れられないようでは困ります。
「勝たないと部員が入らない」「親がやめさせてしまうので、心ならずも勝ちを重視する考え方をとらざるを得ない」というクラブもあります。
指導者は、トータルでいろいろ考えて指導をしています。子どもが最終的に成長することこそが大切なのです。
ただし、指導者やクラブが勝利至上主義で勝ち負けだけの尺度いる場合も残念ながらあります。
みなさんが考え方をしっかり持って、ぜひ、そのような指導者やクラブをチェックする機能となってください。』

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.8 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/12(Tue) 15:45  No.412  

<問題提起 by オジマ>

本稿はいろいろな問題提起が可能です。本題である「トライ&エラー 〜 勝ち負け以外に大切なことがあります。〜」以外にも、例えば、観戦マナーの問題、「おまえはそこにいればいい」という指導の問題など、それ単独で1回以上を費やしてもいいようなテーマがいくつもあります。ただ、それらのことをお話しする前にすべてのベースとなる「大人はコントロールされた気持ちでいるべきです」ということについて、(くどいかも知れませんが)問題提起したいと思います。

「大人はコントロールされた気持ちでいるべきです」と本文にはありますが、「親」となると、あるいは「コーチ」となるとなかなか冷静ではいられないものです。一般で言う「親バカ」も、「身びいき」も子どもが大切だと思う気持ちが大きければ大きいほど、本能のようなもので避けられないものかもしれません。
でも、そこは本当にガマンするところはガマンし、気持ちを抑えるべきところはいつでも抑えられるようでなければなりません。なぜならそれが、子どもたちのプレーに直接影響するからです。

例えば、人は動揺し、不安になるとそれを紛らわせようとして多弁になります。コーチや親が不安を感じ、動揺して多弁になっている状態で、次から次へと話をすればその様子は必ず子どもたちに伝わります。
また、逆に「どうせこの試合は大丈夫だろう」と緩んだ雰囲気であればそれは子どもたちに間違いなく伝染します。ついでに言えば、相手チームに敬意を払わない態度も伝染します。
私もどちらかといえば感情が揺れる方です(それにわかりやすい方です:笑)。特にコーチになりたての頃は、何事についても大きく一喜一憂する方でした(いわゆる「感情ムキ出し」です)。その結果何度も取れる試合を落としてきたように今となっては思います。
コーチを何年か経験し、やっと最近「コントロールされた気持ち」ということの意味がわかってきたように思います(もちろんまだいつもそうできるとは限りませんが・・)。

この連載のvol.4「キッズゾーン」というお話をもう一度思い出してください。
『 ・キッズがNO.1
 ・勝つことでなく楽しみがすべて
 ・ファンは応援するのみ、コーチはコーチに任せる
 ・怒りにまかせてどならない
 ・ボランティアのレフェリーを尊重する
 ・ののしらない
 ・禁煙
 ・帰りにゴミを残さない。
 ・子どもによい見本となる 』

これらは、大人が「コントロールされた気持ち」を身につけていなければ出来ないことばかりです。もちろん努力や心がけがかなり伴いますが、子どもたちのための「ベストサポーター」となるために、みんなで身につけていきましょう。

(つづく)

追伸→ 「煩悩」を辞書で引くと、「仏語。身心を悩まし苦しめ、煩わせ、けがす精神作用。貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)は根元的な煩悩として三毒という。」とあります。
「子煩悩」は同じく辞書で引くと、「自分の子を大変かわいがるさま。また、その人。」です。
身心を悩まし苦しめ、煩わせ、けがすほどに子どものことを思ってしまう気持ち?
それをコントロールするのは確かにかなり大変なことです。大変な努力が必要です。



連載 「めざせベストサポーター」 vol.9 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/15(Fri) 08:40  No.417    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第3章(Navi.2)『みんな大切なサッカーの仲間です』です。
第1項『クラブの考えを聞いてみて  信頼関係があれば解決できることがたくさんあります』の前に、扉のところに『こんなクラブ こんな指導者に出会っていますか?』というチェックリストが出ていますので、以下に引用します。

『【こんなクラブ こんな指導者に出会っていますか?】

クラブ
 01 クラブの指導理念がしっかりとしている。
 02 クラブの指導方針をもっている。
 03 クラブ運営の基本がプレーヤーズファースト(プレーヤーを第一に考えること)である。
 04 クラブ・選手・指導者との間でコミュニケーションがとれている。
 05 子どもたちが楽しくプレーできる場がある。
 06 指導者間で考え方が一致している。

コーチ
 01 子どもが好き
 02 情熱がある(研究熱心・向上心)
 03 明るくさわやか(言葉使い・服装・礼儀正しい・あいさつ)
 04 忍耐力がある(指導には時間がかかる)
 05 子どものレベルに自分をコントロールできる。
 06 モラルがある。
 07 デモンストレーション(実際にやってみせることができる)
 08 オープンマインド(心を開いて人の意見を聞き入れられること)である。 』


<問題提起 by オジマ>

これは実際に評価してみることが一番わかりやすいと思いますので、「自己評価」してみたいと思います。
評価は各項目5段階で、「大変よく出来ている」→5点、「よく出来ている」→4点、「普通」→3点、「あまり出来ていない」→2点、「全く出来ていない」→1点、とします。
こういった評価の際には何を以って「普通」とするかといった基準が問題になりますが、あくまで主観で評価し、更に自己評価なので、「ここが目標」というところを5点と考えて採点してみます。
私の自己採点は以下でした。

 クラブ→30点満点で15点(平均点2.5点)
 コーチ(自分)→40点満点で23点(平均点2.875点)

採点が辛いか甘いかよくわかりませんが、やはり自分自身にはやや甘めです(笑)。ただ、これからよりよいチームになっていくという期待含みで考えれば、現在をあまりにも高評価するのも明日がないような気がしました。
みなさんもお試しいただき、いろいろな「気付き」がありましたら、是非私の方にお知らせください。ちょっと怖いですが(笑)、採点表をお知らせいただくのもいいと思います。そういった「気付き」や評価を今後につなげることが出来ればきっとチームを良い方向に向けてくれるハズです。


(つづく)  



連載 「めざせベストサポーター」 vol.10 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/18(Mon) 09:58  No.419    [返信]
日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第3章(Navi.2)『みんな大切なサッカーの仲間です』です。第1項は、『クラブの考えを聞いてみて  信頼関係があれば解決できることがたくさんあります』です。
以下ご覧ください。

『【クラブの考えを聞いてみて】  信頼関係があれば解決できることがたくさんあります。

自分の子どもが試合に出られない。選ばれない。思ったように評価されないことに対し、クラブの考え方や判断の基準がおかしいと思うことがあります。自分の子どもの可能性を信じるからこそ、そういった気持ちになるのでしょう。
クラブを選ぶ際に、まず初めにクラブの方針や考え方を確認しましょう。クラブの側もそういった機会をもつべきであると思います。
クラブにはさまざまな考え方、方針があります。それを確認し、納得したうえで選ぶのがよいでしょう。その上で疑問や不安があれば、必要に応じてコミュニケーションをしっかりとりましょう。指導者には指導者の考えがあるはずです。それに耳を傾けてみましょう。

「なんだか知らないけど鬼ごっことかいろいろなゲーム、活動をやっていて、いつまでたってもサッカーらしいサッカーを教えてくれない」とクラブを移っていった親子がありました。
実はサッカーにはいろいろな要素があり、それを身に付けさせるために、いろいろな方法があります。特に子どものころには、身体の使い方や敏捷性、判断といったことを身につけさせるのに、さまざまな鬼ごっこは最適な練習なのです。
あるいは、11人制でプロのようなフォーメーションで戦術的なサッカーを隣のクラブではやっているのに、4人ずつのゲームばかりやっているクラブもあります。それはなぜでしょう?
子どもにサッカーを効果的に学ばせるためには、まずボールがたくさん触れることが大切です。11人制でやればボールはほんの数回しか触れない子どもも、4対4でやれば誰でもたくさんボールに触ることができ、シュートすることができます。しかも状況はシンプル。走る距離もける距離も子どもの身体に無理がありません。だから意図的にやらせるのです。

このように、一見サッカーに直結していないことをしている指導者でも、長い目で見て、子ども時代により大切なことに時間をかけているのかもしれません。
そういった意図も、不思議に思ったら聞いてみてはいかがですか?』

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.10 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/18(Mon) 10:00  No.420  

<問題提起 by オジマ>

私が試合後のコメントに力を入れ始めたのは、今から3年前、SLの代表コーチになったときからです。コーチとしては、その前から(名目上は)なっていましたが、代表となると全部が自分にかかってきますので、まずは「気持ちを共有したい」というところから、ホームページを有効活用しようと思いました。
「気持ちの共有」から、次は「今どのようなことにチームとして取り組み、その試合にどんな意義があるか」といったことも伝えるようになりました。それが昂じて(笑)現在に至っています。

どのような組織であっても、「情報公開」ということは非常に重要な課題です。ましてや、子どものこととなればより多くのことを知りたいというのは当たり前です。チームの運営などにも関心を持っていただくためには、公開できるものはみんな公開するべきという考え方は今も少しも変わりません。

2年目からは、親御さんみなさんにお願いしてメールアドレスをいただき、各種のご連絡などを私から直接に一斉配信するようになりました。これも、「何か言いたいことがあればいつでも直接おっしゃってください」ということと、電話連絡網を回す方法のわずらわしさを少しでも軽減し、みなさんが平等かつ同時に情報を得られる方法を取りたいと思ったからでした。このメール連絡は、現在も続いています。LLの本年度の私からのメール連絡は本日現在で51本になっています。
 
これからも、「情報公開」は出来る限り進めていきますので、まずはこのホームページを「お気に入りに追加」していただき(もちろんもうしてますよね:笑)、いろいろとご覧いただくと共に、有効活用していただければと思います(掲示板にもどんどん書き込んでください!)。

そして、ホームページの管理人さんであるWEBMASTERの篠原さん、息子さんが他のチームに移られても継続していただき本当にありがとうございます。いつも感謝しております。


(つづく)

追伸→タブーの領域かもしれませんが、本文のテーマからすると触れた方がいいと思いますので一応触れます。以下ご覧ください。

本文にあるような試合の際の「選ぶ」「選ばない」といったことは、そもそも非常に微妙な問題です。
例えば今年のLLは2チーム編成で大会に参加しているため、4年生中心のチームか3年生中心のチームに入るのか、といったことはいろいろな面から検討し、その時点で本人とチームにとって最適と思われる選択をします。単純な上手い下手ということだけではありません。Aチームの控えに入るよりもBチームで全試合に出た方が私が選手だったらいいと思います。気づかない子にいろいろなことを気づかせるために4年生中心のチーム、あるいは3年生中心のチームとすることもあります。単純にポジション的に重なっていれば、出場機会が限られてしまうこともあるでしょう。そういったいろいろなことに、例えば定量的に説明を求められてもかなり難しいです。定量的にというのは、例えば、出席率が何%とかといったことです。これも実は、出席率+練習で集中しているか(+進歩しているか)、ということであり、更には、では集中度(&進歩度)は何で測るの? ということになりますので、単純な話ではないです。もちろん説明はできますが、特に「なぜ選ばれないのか?」ということに関しては、耳障りのよくない厳しい内容も含まれていることも多々あります。
何しろこの「選別」やら「評価」やらといったことはコーチにとって最も辛いことです(選ぶ側も相当に精神的エネルギーを消耗する辛いことなのです)。

もし敢えて「オジマの評価基準」というものが求められるのであれば、総論ベースではこの連載の6回目でご案内した「伸びる選手の要件」が該当します。
『・(サッカーが好きなので)練習を休まない。練習に早く来てボールを自主的に蹴っている。ウイークデーにもサッカーに親しんでいる。
・人の話を素直によく聞き、過去に聞いたことを確実に自分自身に積み重ねている。
・一定時間の集中が出来る。
・目の前の課題に一生懸命になれる。
・仲間を大事にする。仲間から好かれている。仲間から信頼されている。
・人のせいにしない。言い訳をしない。  ・・・・・・・・・・・・』

ちなみにこういった要件を満たしている選手は、殆ど間違いなく中心選手になっていますので、選別問題は何も起こりません。いずれのチームでも自身の出場するチームで常に全力を尽くした素晴らしいプレーを見せてくれます。
みんなにそんな選手になって欲しい、というのが私がいつも思っていることです。


(つづく)



連載 「めざせベストサポーター」 vol.11 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/25(Mon) 09:28  No.431    [返信]

日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第3章(Navi.2)『みんな大切なサッカーの仲間です』です。第2項は、『【みんな大切な仲間】 サッカーに敵はいません。』です。
以下ご覧ください。

『【みんな大切な仲間】 サッカーに敵はいません。

サッカーの試合でも、チーム競技であるにもかかわらず、自分の子どもの一挙手一投足に必死の声援を送り続ける大人はたくさん見かけられます。それが昂じて、相手チームに罵声を飛ばし、勢いあまって味方の子どもにまで怒鳴ってしまう大人もいます。自分の子どもかわいさとはいえ、これは子どものスポーツの場にそぐわない光景です。

サッカーは仲間がいなくてはできません。仲間の大切さに気づきましょう。仲間と助け合うことこそサッカーの大きな特徴の一つです。それはチームメイトだけではありません。相手チームもそうですし、レフェリーもそうです。みんながそろって試合が成り立つのです。みんなサッカーを愛する仲間です。みんな子どもにすばらしいサッカー環境を与えようとして努力している仲間です。
もちろんみなさんも大切な私たちのサッカー仲間です。

私たちは相手チームを「敵」という言い方はせず、「相手」と呼びます。それはサッカーをするための大切な仲間だからです。
自分のこどもばかりではなく、チームメイト、そして、相手チームにも、みんなの良いプレーに拍手をしましょう。』


<問題提起 by オジマ>

本年度の私は、失効していた4級審判を試験を受けて再取得しました。また、D級コーチの資格も取らせていただきました。更に最近ではチームの代表などが集まる会合などにも時に参加する機会などもいただいております。
そういった場に参加する度に思うことですが、少年サッカーの世界は実に多くの大人の方がボランティアでご尽力されているのだなあと驚かされます。私が小学生時代に所属していた野球チームでは、監督一人で3つの学年を見ていました。コーチングの内容についても監督独自のものであり、少なくともサッカーのように協会をあげて裾野を広げていくような活動があったようには思えません。そんな経験から思うことは、「サッカーはすごい」、「みんながサッカーを支えている」ということです。

ここで連載している「めざせベストサポーター」の小冊子もそうですが、これ以外にもU6(6歳以下)向けの指導者向けハンドブックなども日本サッカー協会から出ており、競技人口の裾野を広げ、正しく少年達にサッカーの指導をしていこうということが、10年、20年、30年・・・・の単位で実施されています。
めざすところは、現在の幼稚園児が大人になり、親となり、子どもたちにサッカーを指導する立場になったときに、「サッカーが大好きで」「フェアプレーの精神を持ち」「子どもにサッカーが大好きになる指導が出来るように」我々大人を方向付けようとしているように私は思っています。すごく息の長い話ですが、日本サッカー協会(JFA)の「JFA2005年宣言」にはそのビジョンが示されています。
以下、引用します。

『【JFA 2005年宣言】
<JFAの理念>
サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

<JFAのビジョン>
サッカーの普及に努め、スポーツをより身近にすることで、人々が幸せになれる環境を作り上げる。
サッカーの強化に努め、日本代表が世界で活躍することで、人々に勇気と希望と感動を与える。
常にフェアプレーの精神を持ち、国内の、さらには世界の人々と友好を深め、国際社会に貢献する。

<JFAの約束2015>
2015年には、世界でトップ10の組織となり、ふたつの目標を達成する。
 1.サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーが500万人になる。
 2.日本代表チームは世界でトップ10のチームとなる。

<JFAの約束2050>
2050年までに、すべての人々と喜びを分かちあうために、ふたつの目標を達成する。
 1.サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーが1000万人になる。
 2.FIFAワールドカップを日本で開催し、日本代表チームはその大会で優勝チームとなる。

DREAM  夢があるから強くなる』

本文にある通り、みんなが大きな夢をもつ大切な仲間です。サッカーに敵はいません。

(原本と説明はこちらへ http://www.jfa.or.jp/jfa/2005/  )

(つづく)



交流試合結果 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/28(Thu) 14:49  No.435    [返信]
12/23(祝) 六浦南小学校

vs 大崎SC
<午前中>
3年生A(1-0 2-2 1-1) 鹿嶋、伊藤、金澤、金澤
3年生B(0-1 0-1 1-1)
3年生A(2-0 2-0 3-1) 金澤×6、渡辺(ユ)
3年生B(0-1 1-0 3-0) 渡辺(ソ)、木村、池田、渡辺(ソ)
3年生A(1-1) 佐久間 ※10分1本
3年生B(1-2) 池田 ※10分1本
<午後>
4年生(3-2 1-1 0-2) 冨林、蒲谷、冨林、鈴木(タ)
4年生(1-0 1-0 1-0) 冨林、蒲谷、蒲谷
4年生(5-0 0-1 2-1) 冨林、蒲谷、冨林、大川(リ)、鈴木(タ)、蒲谷、冨林
4年生(2-2 1-0) 小島(ツ)×3 ※10分2本


今日は、ここ数年何度も交流試合をさせていただいております大崎SCさんをお招きしました。
試合をお願いする際に、@午前を3年生、午後を4年生でお願いします、A人数の関係ですべて8人制でお願いします、B駐車スペースがないので電車でお越しください、といった無理なお願いをたくさんさせていただきましたが、殆ど即決でOKしていただきました。
横山コーチはじめ関係者の皆さま、ありがとうございました。

試合は、8人制、10分→3分→10分→3分の横浜市大会方式で組ませていただきました。一人当たりフル出場で3試合以上でしたので、かなり体力的に厳しかったかもしれませんが、公式戦では出来ない「機会均等」ができたのでとてもよかったです。

また、今日の私は、殆どの試合を審判をしながら全試合をすべてアタマの中に記憶するのは厳しいと思ったので、得点経過などを金澤さん、蒲谷さんに無理にお願いしてメモしていただきました。ありがとうございました。かなり助かりました。


<3年生(午前)>
8人制の試合は、11人制と比較して人数が少ない分、スペースが出来やすく、プレスが緩くなるのであっという間に大量得点・失点という試合になりやすいのですが、今日の試合も第1試合のユウゴの左サイド突破から折り返したボールをリョウヤがゴール前で合わせた得点を皮切りに、午前中だけで17得点&11失点のシーソーゲームの試合内容になりました。
そんな中でAチームでは、ユウゴ、ユウト、リョウヤ、伊藤のFW&MF陣がよくつないで息のあった攻撃を見せ、佐久間、サブ、オッコのDF陣も攻め込まれた際にはそれぞれが声をかけてカバーをし、ボール奪取した後は状況を見てパスを前線によく送り、時には大胆なオーバーラップをかけるなど全体としてバランスの取れた試合振りだったと思います。
Bチームの方も、第1試合こそややペースがつかめませんでしたが、池田や坂本、梶本のDFからの押し上げで徐々にペースをつかみ、それに応えてソウタやキムが得点につなげるなど各人が練習してきたことをよく出していたように思いました。やはり、試合にフル出場してペースをつかんでくれば、みんなが前向きに試合に集中することができると思いました。

<4年生(午後)>
第1試合に石塚→トミーのつなぎで開始3分位で先制し、その3分後にタケのコーナーキックをアキムが頭で合わせた「ビューティフルな」ゴールでポンポンと簡単に点数が入りましたが、その直後にツヨシが相手選手と交錯して足の裏を痛めて退場し、DFの中心を欠いてしまったことでペースが大きく乱れ、その後2本目、3本目と蒲谷さんのメモでは「いいとこなし(怒)」の内容で第1試合を落としてしまいました。
2試合目の3本目以降はツヨシも痛みをこらえて復帰し、お互いスタミナが切れてきたところで、3試合目は一方的、4試合目は最終的な点差は1点でしたが、それぞれが役割を果たした安定した試合ができたと思います。

<全体を通じて>
今日は参加した全員が楽しくサッカーができたと思います。同じようなチーム構成の大崎さんと拮抗した試合が出来たことはとてもよかったです。午前・午後で学年別というパターンは新しい試みですが、いい形でできましたので、今後もグランドが確保できたときは、柔軟な考え方を持って今日のようにみんなが試合を経験できる機会をつくっていきたいと思います。



連載 「めざせベストサポーター」 vol.12 投稿者:LL オジマ 投稿日:2006/12/29(Fri) 08:41  No.437    [返信]

日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第3章(Navi.2)『みんな大切なサッカーの仲間です』です。第3項は、『【サッカーを知っているお父さんへ】 余裕をもってやさしい気持ちで見守ってください。』です。
以下ご覧ください。

『【サッカーを知っているお父さんへ】 余裕をもってやさしい気持ちで見守ってください。

若い頃に自分でもサッカーをやっていて、ついつい子どもがやっていることが気になって、口を出してしまうお父さんがいます。「走れ!」「そうじゃない! 何でお前は・・・」。
また、チームやコーチに対しても、「おれが若い頃にはもっと・・・」「そんなことをやっていては駄目だ!」「もっと厳しく練習しないと」「戦術練習が足りない」などと、歯がゆさを抑えきれないお父さんもいます。
サッカーが好きで、つい黙っていられないのでしょう。

サッカーも年々進歩し、大きく変化しています。世界のサッカーはどんどんレベルアップしています。また、サッカーには非常にいろいろな要素があり、一面的には処理できないことがたくさんあります。いろいろな考え方があり、いろいろなやり方があります。
コーチは、一生懸命勉強して、良い指導をしようとしています。指導者養成講習を受けてライセンスを取ったり、その後も更に研修を受けて勉強したりしています。それを尊重しましょう。
コーチはコーチに任せましょう。

でも、良いものは伝えてください。ご自分がやってきて、良かった経験をぜひお子さんに伝えてください。ご自分が良い経験、楽しかった経験、充実し満足した経験をしてきたからこそ今でもサッカーが好きなんですよね?
そんな人がたくさんいることがサッカーのもつ力、サッカーの財産です。
お父さんのように、サッカーが好きで、一生サッカーを楽しみ続けるような子どもに育てましょう。一緒に楽しみ続けるのは、とてもすてきなことではないですか? 』


<問題提起 by オジマ>

既にこちらでもお知らせしましたが、私は小・中学校は野球、高校・大学はバレーボール(大学はコーチ)をいずれもそれなりに本格的にやってきました。その中で本当にいやだったことがいくつかあるのですが、一つが「必要以上の監督の指示と精神的プレッシャー」です。
野球は監督のサイン通りに動かないと即交代です。更にエラーや空振りのたびに、「何やってんだ!(怒)」の罵声をいつも浴びていました。そうするとそれが更にミスを呼んで・・・・・・(苦笑)。
バレーボールは監督がコートに近いところにいていろいろとうるさいのが本当にいやでした。何のプレッシャーもないところで自然体で楽しく出来たらいいなあといつも思っていました(現実に高校3年の6月、名目上の「引退」からが一番伸びました。プレッシャーから開放されて自分のイマジネーションに忠実な自由なプレーが出来るようになったからです)。

私の場合は、もちろんもともと小心者であることがいけないのですが、そのような経験をしてきたので、とにかく子どもたちには私のようになって欲しくないと思っています。楽しんで欲しい、開放された自然体の気持ちの状態でやって欲しいといつも思っています。私はプレーのミスには怒りません。怒るのは殆どが「規律」と「けじめ」と「しつけ」に関することだけです。プレー中や試合中は褒めることと応援することだけと心がけています。

人にはいろいろなタイプがあり、コーチも親も、「自分の意のままに動かしたい」「自分の考えを通したい」あるいは「自分はいつも正しい」といった気持ちの強い人は、「指示過多」「圧迫指導」になりやすいのではないかと思います(こう言っている私自身も気付かないところで圧迫をしていることもあるかもしれません)。この連載のvol.8でも問題提起しましたが、「大人はコントロールされた気持ちでいるべきです」ということがとても大事です。更に今回のタイトルにある「余裕をもってやさしい気持ちで見守ってください」は努力しないとできないことなのかなとつくづく思います。

みんなにサッカーを好きになって欲しい。
みんなにサッカーを楽しんで欲しい。
サッカーを通じて他ではできない経験をして欲しい。
サッカーを通じて、仲間の大切さや奉仕の精神、フェアプレーの精神を学んで欲しい。
サッカーで結果を出すことで自分に自信を持って生きていけるようになって欲しい。
・・・・・・
そんなことをいつも思っていますが、やはり一番は「サッカーを好きになって、楽しんで欲しい」です。
決して「苦行」あるいは「修行」にはしてはいけないと思っています。

(つづく)



連載 「めざせベストサポーター」 vol.13 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/05(Fri) 10:23  No.441    [返信]
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
連載はまだまだ続きます。

今回は年頭にあたり、少しページを進めまして、第3章(Navi.3)『みんな大切なサッカーの仲間です』の最後のページの『【フェアプレーにはグリーンカード】』を先にご紹介します。
以下ご覧ください。

『【フェアプレーにはグリーンカード】

サッカーでは警告はイエローカード、退場はレッドカード。
やってはいけない行動ばかりを捜してはいませんか?
 子どもたちの素敵な行動を見てあげてください。良いことをしたときにポジティブなフィードバックがあることで、子どものフェアプレー精神は育っていきます。
 最後まで一生懸命がんばった子、素直に自分から正しいことが言えた子、転んだ友だちを助けてあげた子・・・。
 そんな気持ちを大事に育ててあげたいから、すてきな行動にはグリーンカード。私たち大人から、「フェアプレーをありがとう!」の気持ちを伝えましょう。

グリーンカードの使い方の例
●ピッチ内:サッカーの原点、スポーツマンシップへ
レフェリーがたとえ見切れなくても真実のとおり
→判定は違っても自分が外に出したボールであれば、同じ条件で正々堂々とプレーするもの
→一人多いことに乗じて攻め込んだりしない。
→ケガをして苦しんでいるプレーヤーがいて、ゲームが続いてしまっていたら、レフェリーに伝える。
※その誠実な気持ちに外から決してプレッシャーをかけないでください。

●ピッチ外
施設や用具を大切にする。
困っている人を助ける。
「誰かがやるからいい」ではなく見て見ぬふりをせずに自分から率先して行動する。
例えば:落し物を拾って届けてあげた。ゴミを拾った。

●家
目標を決めて、今までできなかったことに挑戦してみよう。
例えば:挨拶をしっかりする。忘れ物をしなくなった。家事の手伝いをした。朝ひとりで起きられるようになった。


※JFAはU-12以下の試合でグリーンカードの使用を推奨しています。』

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.13 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/05(Fri) 10:28  No.443  

<問題提起 by オジマ>

「集合!」
練習開始の合図でみんなが集まり、整列をして挨拶をします。
まず、集まりが遅い、まっすぐ並べない、中心の置き方がズレている、しっかり挨拶が出来ない・・・・・・、練習開始早々から、いきなりカミナリを落としたくなります(苦笑)。
でもこういったことは言い続けなければあっという間に元に戻ってしまうものなので、放置しておく訳にはいきません。
ある時、集合や整列がなぜ必要か、これらがしっかりできないチームはどうなるかといったことを少し長めに説明しました。

 ・サッカーはボールが動いているうちはいちいち止まらないしやり直しもきかないのだから、音や声に反応してすぐに判断して行動に移すことが必要。だから、「集合」が機敏に出来るということはそのままプレーに直結する。
 ・まず、練習が何時に始まり、最初に何をして、次に何をしてという手順は決まっているのだから、「先読み」は出来るはず。
 ・集合の声がかからなくても、笛が鳴らなくても、コーチが時間になって真ん中に来れば練習が始まることは「先読み」出来るはず。
 ・サッカーでは、次に味方が何をしたいか、相手チームがどこを突いてくるか、そういった「先読み」が出来ることがとても大切なこと。
 ・集まったらどのような陣形を取るべきか、味方の選手はどこにいてどのように配置すればいいか、「目配り」が必要。陣形が乱れていればお互いに注意しあって整えるべき。試合中はこれを瞬時にしなければならない。試合中に比べれば、練習開始時の集合は簡単なことのはず。
 ・いつもそのように「先読み」と「目配り」をしているチームは当然ながら、集合も整列も自然にしっかりと出来る。
 ・3〜4年生になったら、幼稚園児とは違うのだから、コーチから何か言われるのを待って、言われたことをやるだけではなく、コーチが言いそうなことを「先読み」して欲しい。言われたことを正しくすることはまず最初に必要だが、その次のレベルに早く行って欲しい。

そして、「コーチ(私)は、練習の30分前位には必ず来て、練習の準備をしているので、早く来て準備をしたい人はその位の時間に来ても大丈夫。これから9:00に練習開始といったら絶対に9:00にスタートするので、「先読み」「目配り」して、そんな気持ちで練習に来て欲しい」と約束しました。

すると、次の練習で練習開始時にセンターサークルに私が行ったら、早く来て心の準備が出来た何人かが集まってきました。翌日には、集合の笛を鳴らさなくても(遅れてきた子を除いて)みんなが集まり整列しました。
このときは本当にグリーンカードをみんなに配りたいと思いました。練習開始早々に「素晴らしい!」と褒め、気持ちよく練習をスタートすることができました。

当たり前のことですが、意味や意義を丁寧に伝え、かつ、大人も襟を正せば子どもたちは即座に反応するものだということを実感しました。


(つづく)



1/7 LL 神奈川県大会報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/09(Tue) 11:11  No.447    [返信]
神奈川県大会結果報告1/7(日) 

1回戦 vs 緑の広場FC 4-0(1-0 3-0)

昨日の初蹴りが雨で中止になったため、冬休み明けの初日がいきなりの大会です。しかも第1試合で会場が厚木市のため、6:10集合の早起きとなり、かなり厳しい条件ではありました。まだ暗いうちに南川公園に集合して、クルマでの移動です。早朝からクルマ出しなどにご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
会場には予想に反してスイスイと行けたので7:25には到着しました。そのとき既に会場提供されている鳶尾ジュニアサッカークラブの皆さんはライン引きや駐車場など準備で多くの方がいらっしゃっていました。こういった早朝からの多くの方のご協力があって大会が成り立っているのですね。関係者の皆さまありがとうございます。

早く到着したのでゆっくりと準備をして第1試合に臨むことが出来ました。
相手チームは、藤沢市の緑の広場FCさんです。
今日は、ツヨシ、佐久間、サブの3バックに、ヒデ、タクのボランチ、右ハーフにアキム、左ハーフにオッコ、トップ下にタケ、FWはトミーとユウトの新布陣です。
新布陣のポイントは、@(あまり練習を積む時間がありませんでしたが、)公式戦初の3バックでどの位のラインコントロールが出来るか、A今まで攻撃は右サイド中心でしたが、左サイドの3年生ライン(佐久間→オッコ→ユウト)がどの位効果的に機能できるか、といったところになります。

早朝の第1試合の1回戦ということもあって、滑り出しはお互い様子見の一進一退でした。最初の大きなチャンスは、7分にハーフライン付近でボールを奪取したアキムがそのまま右サイドを40メートルほどドリブルで疾走し、ゴール前で待つトミーとユウトに合わせた惜しいシーンからでした。
その後は以下の通り殆どが相手陣内の試合展開となりました。

 ・8分→DFの佐久間が前線で待つユウトにピンポイントで見事にパスを通し、これをユウトがタイミングよく上がってきたオッコに預け、オッコがそのままスピードに乗ってゴール前に折り返しこれをタケがシュート(ノーゴール、でも素晴らしい連携でした)。
 ・10分→右コーナー付近でアキム→タケと細かくつないで最後はユウトがシュート(ノーゴール)。
 ・11分→中央からタケがミドルシュート(ノーゴール)。
 ・12分→右サイドからアキムの絶妙のクロスが上がるもタイミング合わず(ノーゴール)。
 ・16分→ペナルティエリア付近でキープしたオッコがショートパスでタケに渡して、タケがシュート(ノーゴール)。
 ・17分→左サイドをユウトが突破してトミーに合わせてシュート(ノーゴール)。

このように一方的に攻め込みどう見ても2点位は取れた感じでしたが、なかなかシュートが枠に行かず、タイミングが合わず無得点でした。「もうそろそろ点を入れてくれ(苦笑)」と思っていたところ、やっと17分に先制しました。

 ・17分→相手陣やや左中盤からタケがドリブル突破を仕掛けて、これにトミーが併走し、狭いところで2人ですばやくワンツー気味にパス交換して最後はタケがシュート(ゴ〜〜ル)。

その後は、

 ・18分→タケが中盤からオープンスペースに流し、走りこんできたアキムが合わせてセンタリング(ノーゴール)
 ・19分→自陣でフリーで持ったサブがドリブルで相手陣まで進めて前線のアキムにパス、これをアキムがセンタリング(ノーゴール)。

といったことで、終始攻め続け、左サイドからの攻撃も上手く連携して機能しているように感じました。

ただ、DF面では9分、12分にオフサイドトラップのタイミングのズレや、カバーリングの人数不足などから「スルスル」と最終ラインを抜かれてしまうシーンもあり、キーパーのトシの好セーブで何とか無失点でしのいだものの「相手チームのFWがもっと落ち着いてボールをさばいていたら・・・」と心配も感じてしまう試合内容ではありました。

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1/7 LL 神奈川県大会報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/09(Tue) 11:13  No.448  
後半は、開始早々にユウトのドリブル突破→折り返しにトミーが合わせて追加点、その1分後にタケが自陣から右サイドのDFの裏にサイドチェンジのロングフィード、受け取ったアキムが狙い済ましてシュートして3点目を立て続けに奪取し試合の大勢は決まりました。

その後も、9分(タクの折り返しにトミーがシュート)、11分(タケのミドルシュート)、12分(トミーのポストプレーでタケがシュート)、14分(ゴール前でタケ→トミとつないでシュート)、15分(オッコとユウトのパス交換でDFを外してゴール前のトミーが最後はシュート)と攻め続けました。
16分にトシのパントを相手DFと競り合ったトミーがそのままドリブルで持ち込んでキーパーと1対1、落ち着いて流し込み、ダメ押しのダメ押しで4-0の快勝となりました。

<全体を通じて>
相手チームのプレッシャーがやや少ない中での攻撃に関しては、両サイドの攻撃が充分に機能することを確認できました。特に左サイドの連携の取れた攻撃は今後の大きな武器になる予感がしました。

DFラインについては、危ないシーンもありましたが、その後は慣れも出てきて殆ど危なげなく乗り切ることが出来たと思います。
2回戦の相手は、攻撃・守備共に更に大きなプレッシャーが予想されますので(たぶん、金沢区の準決勝以上レベルが要求される試合になります)、最初に掲げた新布陣のテーマ「@」「A」が上手くいくかどうかの最初の試練になります。

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Re: 1/7 LL 神奈川県大会報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/09(Tue) 16:19  No.449  
得点者は以下でした。

vs 緑の広場FC 4-0(1-0 3-0) 鈴木(タ)、冨林、蒲谷、冨林



1/8 LL 神奈川県大会報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/10(Wed) 10:36  No.450    [返信]
神奈川県大会結果報告

1/8(祝) 2回戦 vs FCコラソン 1-2(1-1 0-1)蒲谷

2日目も初日同様に第1試合でしたが、若干集合時間を遅らせて6:30として、7:25には現地入りしました。
対戦相手は詳細わからないまでも、相模原市では上位のチームですのでかなり厳しい試合になることは予想できました。
コーチの方が非常に礼儀正しい方で、わざわざこちらまでご挨拶に来ていただきましたので、お聞きしたところ、全員が4年生で28人、ベンチ入りできない子が多く出てしまうので、その子たちのケアにかなり気を使っているとのこと。「クラブチーム」「多人数から選ばれた4年生のみの精鋭」・・・・・・、ある意味予想通り、金沢区の準決勝以上レベルが求められる試合になることは間違いないと思いました。

開始早々から、突出した選手はいないまでも(というより全員が例外なく一定レベル以上なので個人が目立たない)、キープ力やキック力は相当なレベルにあり、こちらがチャンスをつかめそうなパスなどは好位置に立ちことごとくカットし逆に攻めに転じてくるため、押し戻してはゴール前に迫られを繰り返しました。
4分には、センターサークル付近で競り合っていたボールがこちらのDFラインの裏に出る瞬間にオフサイドトラップをかけましたが、2列目の選手の飛び出しでオフサイドならず、そのままゴールまで持ち込まれてあっさりと先制されてしまいました。

このような守備陣形では、ペースをつかむまで(相手の出方が読めるまで)はこのようなことも充分に起こりうるので、20分ハーフで時間も充分にあるためそれほど落胆はしませんでしたが、スキを見せるとこうなることはよくわかりました。
但し、この得点でオフサイドトラップ自体を恐れ、その後の守備が萎縮してしまうことはなく、むしろ厳密にラインをコントロールする方向に気持ちを切り替え、その後何度も相手の1列の選手をオフサイドの網に掛け続けました。

その後もこちらが攻め込まれた状態は同様であり、9分には中央からドリブル突破で抜かれ、キーパーと1対1になる場面もありましたが、トシが上手く身体を倒して防いだスーパーセーブで追加点を許しませんでした。

12分には、何とか相手陣内にボールを運んだ後のゴールキックをアキムがカットして、45度から斜めに低い弾道のミドルシュートを鮮やかに決め同点に追いつきました。

この同点でにわかにこちらは勢いづきましたが、再び左からのスピードのある攻撃を中心に次々とゴールに迫られてしまいました。17分には右からのセンタリングに思わず手が出てPKを献上。これもトシが素晴らしい反応で防ぎ、先制されたもののその後の守備陣の大健闘振りは後半の逆転劇を予感させるに充分な展開でした。

ハーフタイムでは、相手の選手は例外なくキープして出てきたところを抜いていくので絶対に自分から仕掛けないことが伝えられました。絶体絶命のピンチを2度防いだことで、皆の表情も明るく、これは行けると私は思いました。

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1/8 LL 神奈川県大会報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/10(Wed) 10:41  No.452  

後半開始1分には、相手のスピードに慣れてきたユウトが左サイドをドリブルで突破しコーナーキックを得るなど、積極的な姿勢がみられました。

ただ、2分にペナルティエリアのすぐ外側でハンドの反則を取られ、この直接FKはクロスバーに当った後にバウンドして最後にはゴールラインを割ってしまいました。
後半も最初に点を取られて追いかける展開になりました。
7分には再びユウトがドリブル突破を仕掛けるものの、9分には逆に中央からドリブル突破→シュートを放たれましたがこれもトシの必死のセーブでゴールを許しませんでした。

11分過ぎからは、相手チームには「守り切りたい」という気持ちが出てきたのでしょうか、何とか追いつこうというこちらの動きが徐々に局面局面で上回るようになって来ました。この辺りから、タケを起点にしたアキムへのパスが相手DFにとって厳しいところを次々と突いていく展開になりました。アキムのスピードは「精鋭」の相手チームにも負けません。最後には、後ろからチャージされたりで大変でしたが、そのような手段で止めるしかないと相手に思わせる位の迫力ある攻撃がこの時間帯から何度も仕掛けることが出来ました。
コーナーキック、フリーキック、コーナーキック、左サイドからの連携した攻撃、右サイドのスピード勝負・・・・・・、いずれももう少しでゴールが決められそうなところまでいきましたが、相手も必死です、ゴールまでには至りませんでした。

そうこうしているうちに時間は20分を経過、ペナルティアークの左側の絶好の位置でタケが危険なタックルで倒されてフリーキックを得ました。
「決まれば同点、PK戦」の願いのこもったフリーキックをツヨシが「変化球」で放ちましたが、惜しくもキーパーの正面(本人弁「ちょっと距離が短かったから変化が足りなかった・・・」)。最後の10分弱は確かにこちらがペースをつかみ、試合全体としても相手に形を殆ど作らせませんでしたが、僅かなところで再び追いつくにはいたりませんでした。


<全体を通じて>

今日の2失点はミスからの2失点でしたので、その点では残念でしたが、キーパーとDF陣、更には中盤の選手を含めた守備については、大健闘だったと思います。特にミスの後も果敢にオフサイドトラップを掛け続け、その網から漏れた時にはキーパーが身体を張って防ぐというチームとしての意識の共有は見ていて感動的でもありました。(たぶんこの頑張りがなければ・・・、普通のチームが相手であれば・・・、軽く5点位は取れる力を相手チームは持っていると思います。)急造「フラット3」ではありましたが、短い期間でよくここまで習得できたと思いました。

また、後半の10分過ぎの攻撃陣の前に行く意識も素晴らしいものがありました。やはり、人数の多い競争を勝ち抜いた選手で構成されたチームは殆ど例外なく基本的にフィジカル面で恵まれ、精神面でも強いものをもっていますので、アローズのように「少ない選手を大事に育てる」チームは基本的に当り負け、競り合い負けしてしまうことが多いです(ちなみに、今日も当たられて泣いてしまう子も出ました、いつもの通りですが・・・(笑))。でもそんなチームに対して、正面から技術や持っている個性(持ち味)で勝負し堂々と渡り合った攻撃陣も立派だったと思います。相手のスピードになれた後半は、左右の攻撃は確かに優っていました。
(これは結果論的な私自身の反省ですが、後半13分を過ぎたあたりでセンターバックのツヨシをもう少し攻撃または中盤の攻防に参加させられる余裕あるいは柔軟性がチームにあれば、左右のサイドを広く使って翻弄する攻撃が更に出来たのではないかとも思いました(但し、ギャンブルになってしまうことはもちろんですので、かなり結果論的ですが・・・)。)

いろいろな成果と課題がでてきたところであと1ヶ月、金沢区大会の夏冬連覇に向けて本年度の残された時間を有効に使っていきたいと思います。

2日間、クルマ出しなどで朝早くからご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
また、遠路・早朝の公式戦で出場機会に恵まれなくても参加して応援してくれた選手たちは本当に偉かったと思います。感謝、感謝です。
次の金沢区大会は再び2チームで出場できるので、みんなで頑張りましょう!



連載 「めざせベストサポーター」 vol.14 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/11(Thu) 11:04  No.455    [返信]

日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第3章(Navi.2)『みんな大切なサッカーの仲間です』です。第4項は、『【レフェリーの判定を尊重しましょう】 子どものときにこそフェアプレーを伝えたい。』です。
以下ご覧ください。

『【レフェリーの判定を尊重しましょう】 子どものときにこそフェアプレー伝えたい。

「オフサイド〜!」「レフェリーちゃんと反則とれよ」「相手の反則じゃないか〜」といった罵声が応援席から聞こえてきます。一生懸命にそして必死にプレーしている自分の子どもやその仲間がレフェリーに誤審をされてゲームに負けでもしたらかわいそう、見ていられない、といった気持ちが良く伝わってきます。
 何としても勝ちたいと思っている2つのチームのゲームが公平に安全に進行するために、レフェリーの存在は欠かせません。レフェリーを信頼してください。レフェリーはみなさんよりも近くで、みなさんが応援でサッカーを見ているのとはぜんぜん違う見方でゲームを見ているのです。
 レフェリーの判定を尊重しましょう。もちろんときには間違った判定がなされるかもしれません。同じサッカーを愛する仲間としてそのミスを次に生かしてもらうようにしましょう。

 サッカーがうまくなること、勝負に勝つことだけでなく、子どもたちに教えていかなければならない大切なことの一つがフェアプレーです。
 JFAでは8人制サッカーを審判一人で行っています。判定が常に完璧にされるものではないということや、自分たち自身でルールを守ることの大切さ等を子どもたちにわかってもらいたいと考えているからです。
 子どもは大人の態度を見て学びます。みなさんのフェアプレーの精神がそのまま子どもたちのフェアプレーに現れてくるのです。』



<問題提起 by オジマ>

私が普段の仕事で聞きたくないセリフというのがいくつかありまして、それを聞くと「この人は何か信用できないなあ」と思ってしまいます。次のようなセリフです。(  )内は私の独り言です(怒りの顔文字付きです:笑)。

「○○と言われたら、××と言って逃げればいいですよね」
 (→言い訳とか言い逃ればっかり考えてどうする (;`O´)o コラーッ!!)

「○○は、△△さんに振っておけばリスクはないですよね」
 (→じゃあリスク振られた方はどうなるんだよ ( `o)ノノ ┫ ちゃぶ台返し!)

「聞いてない(から私には責任がない)」
 (→「すいません、忘れました」または「私は無責任です」と正直に言え \(`o'") コラーッ! )

「ルールはそうかも知れないけどそんなのどうでもいいじゃん、特別にやってくれない?」
 (→どうして同じ条件の中で正々堂々とやろうとしないの?  ( ̄∩ ̄#) )
・・・・・・

いずれも責任逃れや言い訳やウソや自分だけ得をしたい(or損したくない)といった身勝手など、その人の物事の進め方・考え方を疑いたくなるようなセリフです。
こういったセリフを聞くとその人の仕事を進める上での「フェアプレーの精神」を疑いたくなります。
実社会でも『公明正大』『正々堂々』『言い訳しない』『責任逃れしない』『ウソつかない』・・・はとても大切なことだと思います。

本文から引用しますと→『子どもは大人の態度を見て学びます。みなさんのフェアプレーの精神がそのまま子どもたちのフェアプレーに現れてくるのです。』

私たち大人の「フェアプレーの精神」は、どうでしょうか?


(つづく)  



連載 「めざせベストサポーター」 vol.15 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/15(Mon) 09:06  No.457    [返信]

日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第3章(Navi.3)『みんな大切なサッカーの仲間です』です。第4項は、『【○○の子ども】 その子はその子自身です。』です。
以下ご覧ください。

『【○○の子ども】 その子はその子自身です。

二世選手、いわゆる有名選手の子どもが同じ競技をしていることがあり、しばしば話題に上ります。
 親がある競技の選手であれば、生まれたときから環境の面でその競技が身近にあり、親が必ずしも強制しなくても子どもが同じ競技に親しむケースは多くあります。サッカーでもそれは同様であり、親が選手をしていたというプレーヤーはたくさんいます。

 しかし、そういったときに、周囲からとかく「○○の子どもだから」と見られることが多いようです。
 うまくいってもうまくいかなくても、そういった見られ方をしてしまう。周囲は何の気なしに言う言葉かもしれませんがそれが本人を大いに傷つけることがあるということを知っておくべきです。
 成功しても、「○○が親だから」当たり前、教えてもらっている、等々。うまくいかないと、年中親と比較される。自分自身でがんばったのに、そんな一言で片付けられたら、自分を否定された気持ちになります。
それが苦痛となり重荷となって、サッカーが楽しめなくなってしまうような子どももたくさんいるのです。そんなことをいっさい言われず、自分を単に一人の人間として認めてくれる場で、何か全然関係のない別のことがしたいと思えてしまうのです。
その子はその子本人であり、自分で好きで、自分でがんばって努力して、楽しくサッカーをしています。それを親との関連で見られること、自分自身が何をどれくらいできようとできまいと、親との関係でしか見てもらえないことは、精神的に苦痛なことです。特に、多感な時期に、本来は誇るべき親を恨むようなことにもなりかねません。

これは何もサッカーに限ったことではありません。何の気なしに無神経に言うことが及ぼす影響を、少し心に留めておいてください。』



<問題提起 by オジマ>

本文の【○○の子ども】ということと同様に【○○のパパ】ということも「コーチ」ということで考えると全く同様の状況が起こります。上記の「子ども」の部分をパパと入れ替えて読んでみると殆ど違和感がないくらい同じです。同じチームに親と子がいれば、本人、そしてお互い、そして回りもそれなりの配慮などをしないと心を痛めてしまうようなことが起こってしまうということでしょうか?

ただ、私はこの連載で再三指摘してきました「自分の子どもばかりを、厳しい目で見ないで!」という部分を克服できれば、パパがコーチあるいは練習のお手伝いでサッカーの時間を共有できることはとても素晴らしいことだと思っています。
私などは普段の仕事で息子たちが寝ているうちに家を出て、帰ってくれば息子たちはみんな寝ています。ウイークデーは会話も殆どありません(というより会えません)。子どもたちにとって、父親と接することが出来るのは休日だけです。そんななかで、サッカーという場を利用して喜怒哀楽を共に出来ることは幸せなことです。サッカーを始める前には、私は子どもと遊んであげるよりも「休みの日くらいは休ませてくれ〜」のゴロ寝・テレビのパパでした(苦笑)。
また、コーチをしていなければ、近所のお母さんと知り合うことも、息子の友だちを知ることも、地域の活動に興味を持つこともおそらくなかったでしょうから、前向きに考えればいいことの方がかなり多いと思っています。また、対外的にも多くのコーチの中に一定数のお父さんコーチがいて、「○○クンのパパもコーチをしているチーム」というのは、しっかりと運営していれば評判も伝わりやすくお母さん方の安心感も大きいように感じています。

お父さんも、もちろんお母さんもお時間ありましたら、是非グランドにいらっしゃってください。そして一緒にボールを追いかけてみてください。嬉しいことも、楽しいことも、悲しいことも、悔しいことも、子どもたちとサッカーを通じてグランドで共有できる「今」は貴重な時だと私は思います。


(つづく)

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Re: 連載 「めざせベストサポーター」 vol.15 投稿者:L 上田 投稿日:2007/01/16(Tue) 00:29  No.458  
小島コーチの連載は、毎回深く考えさせられる内容ですが、今回は心に沁みました。
「子どもたちとサッカーを通じてグランドで共有できる『今』は貴重な時だと私は思います。」・・・同感です。
私も小島コーチ同様、アローズがなければ息子+その年代の子どもたちとこれほど濃密な時間を共有することはなかっただろうし、保護者の皆さんや他のコーチと親しくなることもなかったと思います。
最近では、活動を通じて実は子どもたちから教わることも案外多いのではないか、とも感じています。

そんなことでアローズ保護者の皆様、春になったらトレシュー買ってグランドへGOです。
一緒に体脂肪率を減らしましょう。


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Re: 連載 「めざせベストサポーター」 vol.15 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/17(Wed) 09:16  No.459  
上田コーチ、レスありがとうございます。
読んでくださっている方からの反応は、ライターとしても素直に嬉しいです。私はこの連載で「教えている」のではなく「呼びかけている」つもりです(その結果として気持ちを共有したいと思っています)。これらメッセージのうちいくつかでも印象に残っていただければ幸いです。
ありがとうございました。



金沢区大会組み合わせ速報 投稿者:副代表 オジマ 投稿日:2007/01/19(Fri) 09:20  No.461    [返信]
昨日、金沢区大会の組み合わせ抽選会が金沢区役所の会議室で行われました。
本年度のアローズは12年に1度の幹事チームですので、お母さま方、お父さま方、コーチの皆さまに大変にご協力をいただきました。
本当にありがとうございました。
お疲れさまでした。(かなり疲れましたよね。私も何度か(;`O´)o でした:苦笑)。

以下、ご覧ください。

SLの部

第1ブロック
西柴A×(隼×瀬ヶ崎)・・・・・・@
(富岡C×六浦少年B)×フレンドB・・・・・・A
@×A・・・・・・A


第2ブロック
夏山A×(富岡B×西柴B)・・・・・・B
(富岡D×六浦毎日)×西柴C・・・・・・C
B×C・・・・・・B

第3ブロック
富岡A×(夏山C×フレンドA)・・・・・・D
(並木×西柴D)×フレンドC・・・・・・E
D×E・・・・・・C

第4ブロック
アローズ×(六浦少年A×夏山B)・・・・・・F
(富岡E×文庫)×六浦少年C・・・・・・G
F×G・・・・・・D


準決勝  
A×B・・・T
C×D・・・U

三位決定戦
Tの敗者×Uの敗者

決勝
Tの勝者×Uの勝者  

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金沢区大会組み合わせ速報 投稿者:副代表 オジマ 投稿日:2007/01/19(Fri) 09:21  No.462  

LLの部

第1ブロック
アローズA×(文庫C×並木A)・・・・・・@
(文庫B×富岡C)×(西柴A×六浦少年C)・・・・・・A
@×A・・・・・・A


第2ブロック
富岡A×(夏山B×西柴B)・・・・・・B
(六浦少年A×富岡B)×(西柴C×夏山A)・・・・・・C
B×C・・・・・・B

第3ブロック
隼×(富岡E×六浦少年B)・・・・・・D
(西柴D×六浦少年D)×(富岡D×並木B)・・・・・・E
D×E・・・・・・C

第4ブロック
瀬ヶ崎×(文庫A×夏山C)・・・・・・F
(アローズB×六浦毎日)×フレンド・・・・・・G
F×G・・・・・・D


準決勝  
A×B・・・T
C×D・・・U

三位決定戦
Tの敗者×Uの敗者

決勝
Tの勝者×Uの勝者

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金沢区大会組み合わせ速報 投稿者:副代表 オジマ 投稿日:2007/01/19(Fri) 09:21  No.463  
Lの部

第1ブロック
隼×(富岡A×六浦少年D)・・・・・・@
(夏山B×富岡D)×(並木A×アローズ)・・・・・・A
@×A・・・・・・A


第2ブロック
文庫C×(六浦少年B×文庫A)・・・・・・B
(富岡B×六浦少年C)×文庫B・・・・・・C
B×C・・・・・・B

第3ブロック
六浦少年A×(富岡C×夏山A)・・・・・・D
(西柴C×瀬ヶ崎)×フレンドA・・・・・・E
D×E・・・・・・C

第4ブロック
六浦毎日A×(西柴B×六浦毎日B)・・・・・・F
(西柴A×並木B)×フレンドB・・・・・・G
F×G・・・・・・D


準決勝  
A×B・・・T
C×D・・・U

三位決定戦
Tの敗者×Uの敗者

決勝
Tの勝者×Uの勝者



連載 「めざせベストサポーター」 vol.16 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/23(Tue) 09:08  No.465    [返信]

日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第4章(Navi.4)『いつでもどこでも常に子どもをサポート』です。サブタイトルは、『【根本的な部分へのアプローチ】 サッカーの練習だけでは変わらないこと』です。
以下ご覧ください。

『【根本的な部分へのアプローチ】 サッカーの練習だけでは変わらないこと

私たちは、日本のサッカーを強くするために何をどのように教えていったらいいのかをずっと考えてきました。
 初めのうちは、サッカーのプレー自体のことばかりに目を向けてきました。どういうプレーをどういうふうにトレーニングしていったらいいのだろうか。そういうことを中心に考えてきました。
 しかし、最近になって、「判断」が足りないことに気づきました。日本の選手は言われたことを言われたとおりにやることは非常に優れていますが、とっさのとき、状況が変わったときに、自分自身で的確な判断を下して行動することが苦手です。
 サッカーは広いピッチで11人の味方が協力し合って11人の相手に対し、1つのボールをめぐってプレーするスポーツです。しかも、ボールを足で扱うものなので、手を使うほど正確にはいかず、さまざまな状況が起こります。いつもコーチが指示したとおりのことばかりが起こるわけではありませんし、仲間と相談しながらやれるわけでもありません。そんな中で、いつも自分自身で状況を把握して、最善と思う判断をし、それに基づいて行動をしなくてはならないのです。決められたとおり、指示されたとおり、言われたとおり、だけでは、とても対応しきれないのです。
 自分で判断をする。その判断に責任を持つ。そしてみんなで協力して状況を解決していくために、自分の考えたことを相手に伝える。当たり前のようで、なかなかできないことです。

 私たちは、こどもたちの自立を促したいと思っています。しかしそれは、ピッチ上、すなわちサッカーの試合やトレーニングの場の中だけで心がけていても決して身につかないことです。サッカーの場だけ、コーチに言われたときだけでは、決して真の自立にはいたりません。学校や家庭、皆さんの協力が不可欠です。』

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.16 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/01/23(Tue) 09:09  No.466  

<問題提起 by オジマ>

2〜3年ほど前から、「カリスマ体育教師」として、企業経営者などからも注目されている原田 隆史氏の著作、「カリスマ体育教師の常勝教育」(日経BP出版社)という本があります。原田氏の「原田メソッド」は、現在でも教育界だけでなく、ビジネス界でもその手法を取り入れようという動きが盛んです。
少し長くなりますが、その本のamazon.com書評を引用します。

『・・・・・・「究極の荒れた学校」とまで言われた大阪市立松虫中学校に赴任し、学校再生のため、「陸上部の子どもたちを2年後に日本一にする」と宣言して実現させた体育教師がいる。原田隆史だ。赴任後7年の間に、陸上競技の個人種目で13回の日本一を達成するなど輝かしい実績を残し、「松虫の奇跡」と驚嘆された。だがそれは、「奇跡ではない」と原田は言ってのける。どうしてそのようなことが可能となったのか。その指導法を明らかにしたのが本書だ。
原田は生徒たちを変えるため、経営者の勉強会でマネジメントの発想を学ぶとともに、強い選手の徹底研究を行った。その結果、成功者に共通しているのは強い勝利意識と高い目標設定であり、強い選手ほど「心」を大切にしていることを知る。そこで、心づくりの指導として、靴をそろえる、挨拶(あいさつ)するなどの「態度教育」と、独自の長期目標設定用紙を使った「目標設定」を実践した。紙に書き込むことで目標を鮮明にし、態度教育で心を磨き、継続によって心を強くし、日誌を書いて心を整理する――。心を鍛えて、他人に頼らない「自立型人間」を育てていく原田メソッドは、子どもの教育やしつけに自信を失っている教師や親に、いま何が大切かを教えてくれる。
経営ノウハウを取り入れた原田隆史の教育法は、ベンチャー企業経営者にも高く評価されているという。教育関係者だけでなく、企業の経営者や人材育成を担っている担当者、自己を高めたい社会人も一読の価値は十分ある。』


陸上競技のようにもって生まれた才能が大きく左右しそうな分野で、選手を集めることなく入部してきた生徒だけで何度も日本一になったその手法、手法というよりその基本的な考え方は非常に参考になりますので、ご興味のある方は是非ご一読ください(ちなみに私はその本には、子どもたちへの指導というよりは自分の人生について考えさせられてしまいました)。

我々はサッカークラブなので、もちろんサッカーの技術などは最重要なことのうちの一つです。
ただ、それだけではなく「心」の部分ができた「自立型人間」を一人でも多く育てなければ、常勝チームになることは難しいと私は思っています(上の学年に行けば行くほどその傾向は強くなるように感じています)。また、逆に「心」の部分を多少でも育てなければ、せっかく培ったサッカーの技術も発揮しきれないのではないかとも思います。
更に言えば、少年時代のサッカーの試合でいい結果を残すことももちろんですが、その後の人生で夢や希望を大きく持って生きていける「自立型人間」となることが、一番大切なことなのではないかと常々思っています。


追伸
コーチの立場では、『決められたとおり、指示されたとおり、言われたとおり』を確実に出来る選手はもちろん魅力的ですが、『決められたとおり、指示されたとおり、言われたとおり』しか出来ない選手は、何でも指示をしなければならなくなってしまいますので、大事なときに頼りにならなりません(と言うよりその前に本人が誰のためにサッカーをしているのかよくわからなくなってしまいます:苦笑)。
そうは言っても、考えて行動できる選手を育てるためには指導する側は、大変なガマンが必要になります。
言いたくてもガマン、ガマン、ガマン、気がつくまでガマン、ガマン、ガマン、目覚めるまでガマン、ガマン、ガマン・・・・・・・・・・・・。

「自立型人間」を育てるためには、大人の側にも相当の努力が伴います。



2/5 ホームページへの書き込み
Re: 戸塚FC主催 幼稚園児杯 投稿者:副代表 オジマ 投稿日:2007/02/05(Mon) 10:22  No.477  
角谷コーチ、書き込みありがとうございます。

私はこの大会が大好きです。
この大会に最初に参加させていただいた学年はもう既に2年生になり、みんな立派にチームの代表として大活躍しています。
この大会をきっかけに「サッカーやるぞ」と自分で決意を固めてくれる子が多いこともとても嬉しいことです。

みんな最初は四苦八苦しながら足でボールを操るのですが、1年2年3年・・・・と経過するともう立派なサッカー選手に成長していきます。そんな子どもたちの大きな可能性の原点を感じられるこの大会は、こういった活動に携わる我々の大きな楽しみです。
主催の戸塚FCさん、この貴重な機会を毎年いただきまして、本当にありがとうございます。

あと、今日参加したみんな、お試しの子も、また練習に来てね。仲間もコーチもみんないつでも待ってるよ。




金沢区大会1日目結果報告〜LL−A 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/05(Mon) 17:44  No.480    [返信]
金沢区大会1日目結果報告〜LL−A

vs 文庫C(0-1 1-0)渡辺 
PK戦 文庫C(○×○×) ― アローズA(○○○○)


金沢区大会初日、開会式では前回優勝チームが係になる選手宣誓をアキムが緊張しつつも堂々と果たしました(とても上手く宣誓できました)。
また、準備その他でアローズの全クラスのコーチ、幹事さんほか多くの方にご協力いただきました。ありがとうございました。

試合の方は、シードになるため、最初の試合が12:00〜で、待ち時間が2時間半にもなってしまうので大分間延びした感がありました。並木A vs 文庫Cの試合が、3年生チームの文庫Cの勝利に終わり、連覇のかかった最初の試合は夏にも対戦したチーム(スコアは、前半3-0、後半3-0の6-0)との対戦になりました。

既に2試合目となる相手チームは、最初の試合のいい雰囲気をそのまま持ってきた感じで、全員がキレのある動きだったように思いました(そして、この動きは最後まで変わりませんでした)。
こちらは、@冬の1回戦、A間延びした時間、B夏の大差勝ちなどといった勝負の上では怖い要素を抱えたまま本調子になかなか至れない状態で試合が過ぎていきました。
全体的には、以下の通り圧倒していましたが、ミスが多く、連携も取れないため、ゴールにはいたりませんでした。

 ・2分→センターサークルからタクがDFの裏に浮かしパス、トミーが走りこむもののノーゴール。
 ・3分→相手陣中盤でボールをキープしたユウゴがトミーに流してシュート(ノーゴール)
 ・3分→タケのコーナーキックがゴール正面に上がるもヘッドは届かずノーゴール。
 ・4分→ペナルティエリアに入った辺りでの混戦から、一旦ユウゴがサイドに持ち出して折り返したボールをタケがボレーシュート(ノーゴール)
 ・10分→タケのコーナーキックにアキムが頭で合わせるもののノーゴール。
 ・11分→ゴールキックをカットしたアキムがドリブルで進めて、トミーに渡し、後ろで待つタケに落としてシュート(ノーゴール)

このように殆ど決定的といえるようなチャンスをことごとく逃してしまえば、どうなるかと言えば、相手に流れが行ってしまうのは当たり前です。
12分には、こちらのペナルティエリアでボールを奪取された小さなミスから、奪取後すばやくトーキックでシュートを放たれて先制を許してしまいました。この半端に浮いたシュートが絶妙の高さでゴールに飛び込んでしまいました。
相手チームの応援団からは大きな歓声が飛んでくると同時に、もしかするともしかしてしまう雰囲気も流れてきました。

直後にはペナルティアークから3メートルほど下がったところでFKを得ましたがこれも決まらず、信じられないことですが、前半をリードされて折り返してしまいました。

後半は開始2分にタケのコーナーキックにアキムが頭で合わせ浮いたボールを最後はユウトが押し込んで辛うじて追いつきました。
その後は、更に調子の出てきた相手チームに対して、小さなミスから大きなものまでとにかく「ミスのデパート」の状態で時間だけが過ぎていき、ついにはPK戦。
30分間に全力を出し切った相手チームの選手にPK戦の気力が若干残っていなかった感もあって、何とかこちらに勝利は舞い込みましたが、私自身もPK戦になったときに「こんな試合なら負けても仕方ないかもしれない」と、滅多に思わないようなことを思ってしまうくらいの散々の試合内容でした。


<全体を通じて>
サッカーではこういったことは充分ありえるので、どんな試合でもスキを見せてはいけないというのは鉄則です。トーナメント方式ならば、最初の10分で勝負をつけるくらいのつもりでいかないと何が起こるかわかりません。(ちなみに、この一戦にかける相手チームの闘志あふれる試合振りは本当に立派だったと思います。自チームのふがいなさを忘れて感動さえ憶えました。)
前日に5年生に胸を借りた試合では、左右の攻撃が上手く機能し、守備面でもよく連携したチームとしての仕上がりを感じたわけですが、今日は同じチームとは思えないような試合振りになってしまいました。でも子どもがすることなのでこんな風になってしまうこともあるので、今度は前々日の練習から当日の試合前の朝まで引き締めていきたいと思います。

ここからの試合は、全部が決勝戦だと思って戦わなければならない相手ばかりです。とにかく気持ちの部分で立て直して、最後の大会、一戦一戦悔いのないように戦っていきましょう。



LL-A 金沢区大会2日目結果報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/13(Tue) 17:27  No.491    [返信]
金沢区大会2日目結果報告〜LL−A

残念! 準々決勝敗退。

vs 西柴A(0-1 0-2) 

金沢区大会2日目は、順当に勝ちあがってきた西柴Aさんです。
夏の大会では、1回戦で対戦し、3-1のスコアでしたが、それから5ヶ月を経過しそれぞれの「その後」が試される準々決勝です。

会場はスポーツ広場。幹事チームだったため、会場設営や試合の運営について朝早くから多くの方のご協力をいただきました。ありがとうございました。

私は集合時に「1年間どんな試合の前でもこんなことを言ったことはないけど、今日の試合、特に第1試合は何が何でも勝つつもりで頑張ってくれ。コーチのためでなく自分達のために頑張ってくれ」と伝えました。
昨日までの練習で全体の布陣を3-5-2から4-4-2に変更し、安定感重視でこの試合に臨むことにしました。それこれも、今日の厳しい対戦を乗り切るための現時点での選択です。

試合開始から、圧倒的な威圧感はないまでも、何かこちらの動きは固くなっているのか遠慮がちで、局面局面での競り合いでは7〜8割方ボールを取られてしまうので自然に自陣での苦しいガマンの時間が続きました。
開始1分にDFの裏に出されたボールに素早く詰められてペナルティアーク付近からシュートを放たれてしまいました。これは相手選手がトーキックのような蹴り方だったために方向が定まらずノーゴールでしたが、その後も7分過ぎまで殆ど相手陣内に入ることなくただただ半端なクリアに相手チームがすばやい出足でキープしてつながれる時間帯が続きました。相手チームが決まった型をもって押してくるわけではないので、何とか失点せずにすごしましたが、「ずいぶん元気がない」「ボール保有率4割程度」の闘志の感じられない序盤戦でした。
9分になってようやく相手陣内に何度か入りましたが、腰から上のボールを巧みに処理する相手DFに容易にクリアされ、10分に相手陣右サイドからドリブルで切れ込んだタケがペナルティエリアに入るかは入らないか微妙な辺りで足を掛けられて転倒、FKを得ました。
「これで得点できれば流れも変わるかも」と思ったのですがこのタケのFKはゴールの右上スミの角のバーを直撃して惜しくもゴールはなりませんでした。
直後の11分には再び攻め込まれて右サイドからのクロスを相手FWの選手が合わせてこれがクロスバーを直撃し事なきを得ましたが、ガマンもそろそろ厳しくなってきたところで、14分にロングスローにタイミングよく入り込んできた選手のマークが外れてしまったために、フリーでシュートを放たれ先制を許してしまいました。その直後に前半終了となりました。

ハーフタイムでは、選手の意見を聞き再び3-5-2に戻して後半に臨みました。
後半開始から従来通りオフサイドトラップを何度も掛けたのですが、タイミングのズレから結局ノーマークにしてしまう危ないシーンが何度かあった後、7分にはオフサイドを取れなかった中央からの飛び込みで追加点を許してしまいました。

時間的にはこの時点でもう既に8分を経過していて、点を取らないことには間に合わないのでセンターバックのツヨシを急遽ボランチに上げて攻撃的布陣に変更しました。この直後から、全体のボールの流れが中盤で落ち着くようになり、少なくともボランチの範囲で防げる突破については逆にボールを奪取し前線のアキムやトミーにロングフィードで供給することが出来るようになりました。春先から夏にかけて「負ける気がしなかった」頃の試合のリズムが一瞬にして戻ってきたように感じましたが、ボランチで防げる範囲は限られていて、こちらの意図を察したかのようにDFの裏に浮かして出されたボールに飛び込まれ左サイドから絞って折り返され3点目を許してしまいました。

時間的にこの時点で既に10分に近くなっていましたので非常に苦しくなりましたが、ここから中盤で奪取して前線で勝負するパターンを何度か繰り返し、更に前線のアキム・トミーも供給されたボールに必死で食らいついて何とか1点をという必死の攻撃を積み重ねました。
ここからの5分間は、何度か守備が薄くなったところをカウンターで突かれましたが、何とか防ぎ中盤から攻撃を組み立てることの出来た5分間でした。ただ、やっとリズムをつかみかけたところで時間は過ぎていき、最後のタケのコーナーキックではほぼ全員が上がって1点を取りにいきましたがゴールにはいたらずタイムアップ。

最初から最後の5分間と同じような試合が出来ていれば・・・との悔いの残る試合になってしまいました。

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LL-A 金沢区大会2日目結果報告2 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/13(Tue) 17:28  No.492  

<大会を通じて>
この大会では何がいけなかったのか、夏とは違って当日試合をしてみないとわからないチームになってしまったような印象を受けました。前回の優勝のことは忘れて新しい気持ちで臨まなければいけないのに、更に言えば他チームは「アローズにだけは負けたくない」と思って来ているはずなのに、それに対してあまりにも無防備な気持ちの状態で臨んでしまったことが一番の敗因です。
年明け直後の神奈川県大会では惜しくも2回戦負けでしたが内容的には合格点の戦い振りであり、この大会でも直前まで好調な状態であったとも思っていました。
ただ、前回の結果報告にも書きましたが、子どもがやることですので何があるかはわかりません。だからいろいろな面で(特に気持ちの面で)万全を期して臨まなければならないということを再び痛感しました。

私は選手達の力量が足りなかったとは思いません。依然として勝ち上がれるだけの技術とスピードは持っていると思います。でも、もっともっと貪欲に、どんな大会でも負けない精神的な強さや自信や自分に対する厳しさを身に付けていかないとこんな風な結果になってしまうのだと思います。
選手達には伝えましたが、本年度の春の大会のPK負けの悔しさと同様、そして天国と地獄を味わったこの1年の経験を、4年生はLで、3年生はLLで必ず活かして欲しいです。

みんなのもっている力は準々決勝で負けてヘラヘラしていていいチームのものではないハズです!



連載 「めざせベストサポーター」 vol.17 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/22(Thu) 09:11  No.498    [返信]
連載 「めざせベストサポーター」 vol.17

お待たせしました(←待ってない? (笑))。
金沢区大会も終わり、一区切りつきましたので連載を再開します。

日本サッカー協会制作の小冊子『めざせベストサポーター』からの抜粋、第4章(Navi.4)『いつでもどこでも常に子どもをサポート』です。
ここからは各方面からの協力により執筆されたページになります。
今回は、つくば言語技術教育研究所所長 三森ゆりか氏の『論理的に考える力を引き出す』です。
以下ご覧ください。(今回はかなりの長文になります)

『【論理的に考える力を引き出す】 つくば言語技術教育研究所所長 三森ゆりか

●子どもを自立させるために
 ピッチ上では一人一人が自立して判断することが求められるスポーツ、それがサッカーです。ピッチ上で、自分自身で考え、判断できる子を育てるためには、指導者と保護者の連携が必要です。子どもが今まで以上に実力を発揮できるようになるために、自分自身の力で判断する力を子どもから引き出しましょう。
 子どもを自立させるためには、言葉によるトレーニングが非常に効果的です。身体を使って行うスポーツであるサッカーと言語は一見関係がなさそうです。しかし、刻一刻と変化する状況の中で即座に的確な判断を下すことを要求されるサッカーでは、考えるための道具を身に備えていることが非常に重要です。それが言葉です。日常の家庭の中で子どもに言葉を使って考える機会を与えましょう。考える力は必ずサッカーに生かされるでしょう。

●察しの悪い振りをする
 こどもの考える力を伸ばすためには、保護者は「察しの悪い振り」をしましょう。ただしそれは、子どもの考えを理解しないとか、子どもの気持ちを無視する、ということとは違います。子どもが何を考えているのか、子どもが何を求めているのか十分に察知し、理解できるけれど、あえてわからない振りをして、子どもに自分の考えを言葉に出して表現させること、それが「察しの悪い振り」をする目的です。

(会話例)
子ども 「お母さん! すねあて・・・。」

お母さん「すねあてがどうしたの?」

子ども 「ないの。」

お母さん「ないの? ふーん、どうしてだろうね?」

子ども 「忘れてきたの。」

お母さん「忘れてきたの? どこへ?」

子ども 「この間練習に行った時、グランドに忘れたみたい。」

お母さん「それならコーチに聞いてみなさい。コーチが忘れ物として持っているかもしれないわ。」

子ども 「うん、わかった! そうする!」

※母親が、「すねあてはこの間の練習時、グランドにわすれたんじゃない?」と尋ねれば10秒でやりとりは終わりますが・・・。


●「何となく」「ビミョー」を許さない。
 子どもに何か質問すると、「何となく」「知らない」「わからない」「ビミョー」などとあいまいな返事が返ってくることが多くなりました。こうした返答はコミュニケーションの放棄です。他人と深いコミュニケーションを結べなくなるばかりではなく、物事を掘り下げて考える習慣が身につけなくなります。子どもの曖昧な返答に対抗するには、それを決して許さないという毅然とした態度を親がとること、そしてそうした返事のくり返しが自分にとって不利益だということを子どもに理解させることです。

(会話例)
お母さん「今日は練習楽しかった?」

子ども 「ビミョー!」

お母さん「あらそう。それってたいして楽しくなかったって意味?」

子ども 「あ、そういうわけじゃ・・・」

お母さん「楽しくないならわざわざ行く必要ないわね。コーチに相談してみる?」

子ども 「あの・・・、ビミョーに楽しかったってこと! 練習もうまくいったし!」

お母さん「ビミョーってそういう意味なのね?」

子ども 「うん練習は楽しかったよ。また行きたい!」

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.17 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/22(Thu) 09:13  No.499  

●具体的に考える機会を与える
 子どもの言葉は、印象を語っただけで終わってしまったり、感覚的な言葉だけで伝えようとしたり、オノマトペ(擬音語)だけですべてを語ろうとしたりすることが多いものです。大人が「そうかあ、面白いからサッカーが好きなのか」と納得してしまうと、子どもはそれ以上深く考えません。印象の中身を掘り下げて考えたり、音で表現した中身を具体的な言葉で言い換えたりすることができるようになると、さまざまな場面で必要に応じて自分の感覚や印象を具体的な言葉で表現する能力が身につくでしょう。

(会話例)
子ども 「今日の試合でシュート決めたよ!」

お父さん「おっ、それはすごい! どんな風に決めたんだい?」

子ども 「ズバッと決めた。それで勝ったんだよ!」

お父さん「なるほど、ズバッとって、どんな風にシュートを決めたの?」

子ども 「ゴールのすみにすごいスピードでシュートが決まったんだ!」

お父さん「なるほど、そうか。シュートに勢いがあったのか。キーパーは反応したの?」

子ども「ボールに勢いがあったから、キーパーは動けなかったんだ!」

お父さん「フムフム。本当にズバッとシュートが決まったんだな」


●論理的に考える機会を与える
 子どもに論理的に考える習慣をつけさせましょう。子どもにとっての論理的とは、根拠に基づいて考えるということで、厳密な意味での論理ではありません。子どもが何か考えを述べたら、必ず「どうして?」と理由を尋ねるようにしましょう。その環境に慣れてくると、子どもは問われなくても自分から、「理由は、なぜかと言うと。どうしてかというと」と根拠を述べるようになるでしょう。日常生活の中で理由を問うのが難しければ、自分の考えを述べるゲームを子どもと一緒にやりましょう。それには「問答ゲーム」が有効です。「問答ゲーム」のルールは簡単です。

1.結論を先に言うこと
2.理由を述べること
3.大きな声でみんなに聞こえるように話すこと
・・・・・・これだけです。

(会話例)
お父さん「あずさはサッカーが好きですか?」

子ども 「私はサッカーが好きです」

お父さん「どうして?」

子ども 「どうしてかというと楽しいからです」

お父さん「サッカーのどんなところが楽しいの?」

子ども 「足でボールをけるところが楽しいです」

お父さん「他にも理由があるかな?」

子ども 「チームのみんなで戦うところが楽しいです」

お父さん「最初から続けていってごらん。」

子ども 「私はサッカーが好きです。どうしてかというと、楽しいからです。楽しい理由は、足でボールをけるところと、みんなで戦うところです」


●5W1Hをフル活用
 子どもは自分の思いだけを最優先で伝えようとします。そのため、必要な情報が抜け落ちます。こうした状況を放置すると、子どもは情報の抜けを意識して話せるようにはなりません。情報を検討するためには、次のようなセンサーを自分自身の身につけることが大切です。
 子どもの体内に5W1Hをセンサーとして設置するためには、親が子どもの言葉によく耳を傾け、言葉の抜けを常に指摘するように心がけることです。つまり、5W1Hを手がかりに質問します。こうした状況になじんでくると、子どもは自分から5W1Hを用いて話しをするようになります。

いつ    起こったことか
どこで   起こったことか
誰が    かかわっているのか
何が    起こったのか
なぜ    起こったのか
どんな   どのような状況か

(会話例)
子ども 「お母さん、僕選ばれたんだよ」

お母さん「あら、よかったじゃない。何に選ばれたの?」

子ども 「今度の試合のレギュラーだよ! フォワードなんだ!」

お母さん「まあ、それはすごい! ところで今度の試合っていつあるの?」

子ども 「11月21日、日曜日だよ。9時からだって。お弁当作ってね。」

お母さん「いいわよ。ところでその試合はどこでするの?」

子ども 「世田谷総合公園のグランドだって! 送っていってくれる?」

お母さん「世田谷総合公園ね。大丈夫よ。」

子ども 「この試合は大切なんだって。コーチが言ってた!」

お母さん「なぜ大切なの?」

子ども 「なぜかというとね・・・。」


※参考図書 「論理的に考える力を引き出す」三森ゆりか(一声社)、「絵本で育てる情報分析力」三森ゆりか(一声社)、「イラスト版ロジカルコミュニケーション」三森ゆりか(一声社) 』


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連載 「めざせベストサポーター」 vol.17 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/22(Thu) 09:20  No.501  

<問題提起 by オジマ>

今回は、本文が長いので「雑感」ということで、箇条書き方式で短めにいきます。

☆サッカーが上手くなるための近道は? 当然ですが、サッカーをたくさんすることですね。言葉や文章、それらを使って考えること、これも実は同様です。声に出してみること、話してみること、考えてみることをたくさんすればその分だけ考える力や話す力、文章を書く力などが備わってきます。ちなみに文章を読むということもたくさんの本を読めば読むスピードも内容の理解度もどんどん高まってきます。
すべてはサッカー同様にトレーニング次第です。
(ちなみにコーチも毎回の試合をこの掲示板のコメントのために振り返って文章化するトレーニングを繰り返していると、記憶の定着などいろいろな面で違ってきます。また、自分の考えをまとめるという点でもかなりトレーニングされます(ついでに言えば自分の言動に責任をもつということも?)。
やはりすべてはトレーニング次第です。)

☆上記本文をお読みになって、お感じになられた方も多いと思いますが、子どもだけでなく大人も含めて、「何となく」「知らない」「わからない」「ビミョー」といったコミュニケーションや考えることをはじめから放棄しているような人が増えていることはないでしょうか?
また、これは普段の仕事で特に感じていることですが、これも年齢を問わず、「なぜ?」を考えないで言われた通りやるだけで工夫のない人がすごく多いようにも思います。また、すぐに得られる安直な答えを求めたがる人が多いことも非常に感じます。答えさえ知ってしまえば何も考えなくてもいい、というような物事に対する取り組み方です。
いずれも自分で考えて、自分なりの答えを出すということが非常に苦手で、物事を先の先まで考えようとしない、表面的なノウハウで何でも乗り切ろうとするような志向です(あるいは前例の中でしか考えられない志向とでも言うのでしょうか?)。

☆最近長男の通っている予備校のことを聞いて非常に驚いたのですが、中間試験などになるとテスト対策を完全にやってくれて、自分でいろいろ考えなくても予備校でやっていることをマル暗記すれば万全の準備が出来るらしいです。我々の頃は効果的な勉強方法をいろいろと工夫して、問題集や参考書も自分でいろいろと選んだりした訳ですが、全部準備してくれるのはありがたいけど工夫がなくなっちゃうんじゃないの? 予備校がなくなったら何も出来なくなっちゃうんじゃないの? と心配したりしてます。


ということでまとまりはありませんが、結局長くなってしまいました。
私には短めに伝えるトレーニングが必要かもしれません(笑)。

(つづく)

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連載 「めざせベストサポーター」 vol.17 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/22(Thu) 09:28  No.503  

追伸
リクエストがありましたので、「めざせベストサポーター」の原文のありかをお伝えします。PDFファイルでかなり大きいので、ダウンロードには時間がかかりますのでご注意ください。

こちらです↓。

http://yfau12.k-free.net/best_supporter.pdf



上中里杯 結果報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/26(Mon) 15:30  No.505    [返信]
上中里杯 結果報告

優勝 ! \(^-^)/ \(^o^)/ (^_^)V

vs 富岡SC(0-0 0-0) 
  PK戦 アローズ(○○○○)−富岡(○○○××)
準決勝 vs 上中里SC(2-0 0-0) 鈴木(健)、オウン
決勝  vs 公田SC(1-1 0-0) 蒲谷
  PK戦 アローズ(○○○○)−公田(××○○)

今日は上中里SCさんが主催される上中里杯にご招待いただきました。
4年生の学年としては、2年前のこの大会のSLの部でご招待いただきましたので、2回目となります。
今回の招待チームは(敬称略)、FC明浜(横須賀市)、鵠沼SC(藤沢市)、公田SC(栄区)、富岡SC(金沢区)、FC80洋光台(磯子区)、船越FC(横須賀市)、上中里SC(磯子区)、アローズSC(金沢区))です。
いずれのチームも最近の大会で地区での優勝や神奈川県大会の中央大会進出などの実績を残したチームばかりで、このような顔ぶれの中に加えていただけたことを大変感謝いたします。
また、大会運営に当っては、いろいろな面で非常に行き届いた大会でした。
上中里SCの関係者の皆さま、本当にお世話になりありがとうございました。


私はこの大会に臨むに当り、とにかく勝って自信を取り戻して欲しいと思っていました。
直近の金沢区大会では、力を出し切ることが出来ずに準々決勝敗退。夏の優勝チームで、その優勝も決勝戦であれだけ横綱相撲で勝ったチームがです。選手・コーチを含めて負ける度に11月に引っ越してしまったこの学年の守護神 佐藤ユウタのことを思い出して、「彼がいてくれれば・・・」と言い訳をしてしまう気持ちが心のどこかに出てきてしまって、もしこの大会で内容のない中途半端な負け方をすれば、卒団するまで「彼がいてくれれば・・・」と思い続けなければいけなくなるのではと心配していました(もちろん私自身もそう思ってしまいそうでした。ユウタだってそんなこと望んでいないハズです)。
そういったことを含めて、今後のためにも今日は中身のある試合をし、更に結果を出さなければならない大会です。

開会式直後の組み合わせ抽選で、1回戦は富岡SCさんに決まりました。これも何かの因果なのでしょうか(笑)? 直近の金沢区冬季大会で優勝したチームとの1回戦です。富岡SCさんの関係者の方からは「また、因縁の対決ですね(笑)」と声をかけられて、本年度3回目、この学年での通算5度目の対戦となりました。


<vs 富岡SC(0-0 0-0)> 

この試合では、どのような布陣で臨むのがよいか、3バックか4バックか? 私自身はとにかく悔いの残らない試合をしたいと思いましたので、とにかく自分達のいい面を最大限に出せる形をとりたいと思いました。コーチで話し合った結果、最初の試合はとりあえず様子を見て、徐々に試してみようということになりました。

かなりの低温で朝9:30キックオフの第1試合は子どもたちにとっては、少しきつかったようで、これは相手チームも同様でしたが、何かお互いなかなかエンジンがかからず、連携の取れない(つまりはボールの取り合いで時間が過ぎていくような)試合となりました。
それでも、やはりこちらのチームの様子は金沢区大会の負けた試合と同様に殆ど攻め込まれて自陣で試合をする状態で、褒められた内容ではありませんでした。
こちらのピンチは、開始2分のやや距離のあるところからボレーシュートを放たれて危うくキーパーのトシの頭を超えそうになったシーン、14分のゴール前の混戦で辛うじてクリアしたシーンの2回でした。
チャンスとしては、相手陣中盤右寄りのところからタケが放ったフリーキックとトシのパントで得たカウンターのチャンスからゴールに迫り、混戦後のクリアを最後にヒデがミドルシュートを放った2回でした。

この状態は後半になっても同様で、お互い息上がらない状態で、それでも殆ど自陣でのガマンの時間帯を長く過ごした後、11分を過ぎた辺りでフリーキック→コーナーキック→コーナーキックというような押した時間帯もありましたが、最後まで決め手に欠けてゴールならず、PK戦に突入しました。

こちらは、ツヨシを先頭に比較的落ち着いた感じで全員が蹴り、相手チームは順番が進むに連れてプレッシャーを感じたようで4人目、5人目が失敗。すべてのシュートにしっかり正しく反応したトシの読みがかなり相手にプレッシャーを与えていたように見えました。

何となくすっきりせず、終わってみても大喜びできるような内容ではありませんでしたが、負けるよりは勝った方がいいので、とりあえずの準々決勝進出となりました。

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上中里杯 結果報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/26(Mon) 15:32  No.506  

<準決勝 vs 上中里SC(2-0 0-0)>

1回戦のダラダラムードを払拭するために、2回戦はトップ下のタケとセンターバックのツヨシを入れ替え、しっかりつないで両サイドからの攻撃をしていくことと、前線の選手には、ただボーっと待っていることがないように中盤のスペースを埋めるべく多少下がる選手と上がって待つ選手を分けるようにということなどを伝えて試合に臨みました。

この試合は最初から中盤でのボール支配率が明らかに最近の試合と比較して上がり、それもしっかりとコントロールできる状態で支配できたことで、攻撃する局面が非常に多くなったように感じました。
また、これは指示をした訳ではないのですが、新たにセンターバックに入ったタケが上がった場合のカバーをボランチのヒデやタク、更にはサイドバックの佐久間やサブもポジションを変えながらみんなで協力してカバーするような守備が試合の時間が進むにつれて出来るようになっていきました。
このように「何か上手くいってきたぞ」と思えてきた10分には、アキムが自陣から3度のスローインで相手陣のコーナー付近まで運び、3度目のスローインのボールをここだと思って上がってきたタケがペナルティエリアを出たあたりからミドルシュートを放って先制しました。
直後の12分には、再び攻め込んだところでコーナーキックを得て、タケのコーナーキックに走りこんだユウトが合わせ、処理を焦った相手選手のオウンゴールを誘って追加点を得ました。

後半は得点こそありませんで、実は守備面では何度か危ない場面もありましたが、「キーパー兼スイーパー」のようなトシの活躍とみんなで戻ってカバーする守備が上手くマッチして得点を与えませんでした。
久し振りのトップ下に慣れたツヨシも全体によく指示を出し自らも攻撃の基点となってパスを供給し、チャンスと見るやドリブル突破でゴールに迫るなど、全体的に非常にいいリズムで試合が出来たと思います。

1回戦とは違うチームに変身したような試合内容で、いい形で決勝戦進出が決まりました。

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上中里杯 結果報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/26(Mon) 15:34  No.507  

<決勝  vs 公田SC(1-1 0-0) 蒲谷>

昼の、各チームのコーチによるエキシビションマッチには、アローズから、浜コーチ、千葉コーチ、佐久間コーチ、私の4名が参加して、浜コーチは豊富な運動量とスピードで前半に右足アウトのボレー気味のシュートを決めて喝采を浴びていました(が、急な運動がたたってしまったか、後半足をつってしまいました:笑)、千葉コーチは疲れ知らずで走り回り、佐久間コーチは前半キーパーで好セーブを連発、後半はフィールドプレーヤーとして何度も攻撃に絡んだ活躍ぶりでした。
私はと言えば、走るには走ったのですが、走った後のフラついた脚で(笑)ボールの処理が出来ずミスを連発し、後半はキーパーでオウンゴールをするなど、ある意味で「大活躍」でかなりの笑いのネタを提供しました(笑)。

ということで決勝戦は、前の試合のいい流れを踏襲した布陣で臨み、試合前には「勝っても負けても本年度みんなが4年生として、3年生として試合をするのはこれが最後だから、悔いのない試合をしよう!」と呼びかけて送り出しました。

相手チームの公田SCさんの1回戦と準決勝はたまたま私が主審をしたので、間近で見た感じではかなり個人個人の技術がしっかりしていて、核となる選手を何名か抱えた好チームという印象でした。
だんだん調子に乗ってきたとはいえかなり厳しい試合になるのではないかと思いましたが、選手達は開始早々から素晴らしい集中力を発揮してゲームを自分達のペースで進めることが出来ました。

待望の先制点は4分、ハーフラインから相手陣に入った左サイド側で相手のクリアボールをキープしたツヨシが、素早く斜めに向いて逆サイドに向けてロングフィードで流し、これが相手DFラインを斜めに切るような形で超え、スピードに乗って上がってきたアキムが合わせてゴ〜ル!、グランドを広く使った見事な連携で先制しました。

この直後には右サイドからのカウンターで完全にキーパーのトシと1対1なってしまった場面がありましたが、トシが出足よく防ぎ得点を与えませんでした。
7分には、トシのパントからカウンターでトミーがゴール前まで運び、ポストプレーでツヨシがシュートを放ちましたがノーゴール、逆に9分には右サイドの突破からの折り返しでこちらの守備が1歩遅れたところで正面からループシュートでゴールを許し、追いつかれてしまいました。
ただ、全体的には押している印象で、中盤ではツヨシを基点に何度か右サイドにパスを流してチャンスをつくり、前線ではトミーやユウトがクリアボールなどに積極的に絡み、DFではタケを中心にして攻撃と守備がめまぐるしく変わるこの試合を声をかけつつカバーをしつつ協力して試合を押し気味に進めている印象でした。
その後はお互い攻めて攻められを繰り返し前半終了、勝負は後半に持ち越されました。

後半も前半の10分過ぎと似たような展開で攻守がかなり早く入れ替わるような試合で、こちらはそれこそ何度もDFの裏を突かれてタケを先頭にその選手を追いかけるシーンがありましたが、ここ一番で抜かれたら終わりの場面で「点を取られてたまるか」の集中力を発揮したタケが素晴らしいスピードで戻り、まずは時間を稼ぎ、その後は続くカバーの選手が戻って対処する守備で防ぎました。
それでも8分と11分には中央からのドリブル、ミドルシュートのピンチがありましたが、トシが再三のスーパーセーブで防ぎました。
後半は相手チームも本来のつなぎを見せてかなり厳しい守備になりましたがこのような協力による頑張りで無失点、攻撃側はこれに対してトミーのポストプレーやユウト、オッコのつなぎ、ツヨシ→アキムの右サイドの攻撃などそれぞれが個性を出して充分評価できる内容でした・・・、がゴールを割ることが出来ず、1回戦同様にPK戦に突入しました。

何かわかりませんが、PK戦ではこちらの選手の非常に落ち着いた雰囲気が感じられて相手チームが最初から2人が外し、こちらは4人目の佐久間が決めて勝利となりました。
この学年としては、カップ戦での初のタイトル獲得です。

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上中里杯 結果報告 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/26(Mon) 15:35  No.508  

<全体を通じて>
今日の勝因は何と言っても、子どもたちの自主性です。
固定ポジションにとらわれずに自分たちでその局面局面で考えて対処できたことが、このような結果をもたらしてくれたのだと思います。コーチから与えられた3バックでも4バックでもない、「彼らの流儀」が型で考えていた我々の想像を超えた協力の力を見せてくれました。「めざせベストサポーター」の中でも再三にわたってお伝えしてきた「自主性」の力です。

また、今日は決して全試合がよかったわけではなく、1試合目は金沢区大会の延長に近く、2試合目はややよくなり、3試合目は久しく我々コーチも忘れていた一人一人の個性を活かした強いアローズという、3つのステップを踏んで試合毎によくなっていきました。
思い起こせば本年度の公式戦第1戦、横浜市大会のvs西本郷でダラダラの試合で引き分けて、その次のvsアムゼルで波に乗り、そのまま横浜市のベスト8まで駆け抜けた春のことを思い出しました。もしかして、今日は(佐藤ユウタが抜けた後の)12月以降、本当に生まれ変わることが出来た1日だったのかもしれません。
「天国と地獄」を味わった1年でしたが、「地獄」のまま半信半疑で終わるのではなく、明日への大きな可能性を感じて終わることが出来て本当によかったです。

ご挨拶〜1年間を振り返って 投稿者:LL オジマ 投稿日:2007/02/26(Mon) 16:52  No.510    [返信]
昨日の活動をもって、本年度の活動は終了し、来週末からは新年度での体制になります。
4年生はLクラスへ、3年生はLLクラスになります。
本年度も多くの方々のご協力をいただき、1年間の活動を終了することが出来ました。
ありがとうございました。


今年は横浜市大会の8人制導入により、LLクラスから11人制と8人制の2チームをエントリーすることが出来るようになったことで、神奈川県大会以外の4つの公式戦(横浜市大会の春と秋、金沢区大会の夏と冬)で2チーム出場が可能となりました。今までですとベンチで過ごすことの多くなる3年生も公式戦出場できるチャンスを得られることになりました。
チームの運営としては、4年生主体のチームと3年生主体のチームが別行動が可能なように、コーチを学年ごとに決めて、幹事さんの方にも荷物などご協力をいただきました。春の大会ではかなりの混乱がありましたが、その後の大会ではうまく乗り切ることが出来、2チームの行動も定着してきたと思いました。
また、2チーム編成に伴い、サブユニフォームについて個人持ちとさせていただき、今後の運用に耐えうる恒久的なルールの初年度としてスタートすることが出来ました。本件については、みなさまのご協力により短期間で準備をすることが出来ました。ありがとうございました。
細かいところでは、長年続いてきた練習後のお菓子の配布をやめることにしました。今後サッカーの方でも上位チームと肩を並べるためにも子どもたちの自主と自律を促す目的で、チームとして3年生以上は廃止することとしました。

このように運営面でいろいろなことをより良き方向に変えていくことと同時に、サッカーの方ではやはり常に勝ち続けるチームを目標として、春の大会では横浜市でベスト8(準々決勝で引き分けた相手は準決勝でも引き分けて結果として銅メダルを獲得)、夏の金沢区大会では優勝、とここまではよかったのですが、ここからモチベーション維持の困難、主力選手の引越しなどで停滞し、1月の神奈川県大会は内容的には納得できる2回戦敗退でしたが、冬の金沢区大会については準々決勝敗退となってしまいました。
最後の上中里杯でどうにか優勝し、明日への望みをつなげてくれたのですが、私自身は前年度に続き再び勝ち続けることの難しさを感じた1年でした。

私の思いとしては、学年1チーム以上の人数確保と2チーム編成による次年度のための下の学年の強化は、偶数学年で勝ち続けることと同様に継続して取り組んでいかなければならないことだと思っています。そのような6年間単位のチーム作りの1部分をどうにかこうにかトライした1年間でした。

結果としてすべてのことがうまくいった訳ではなく、むしろ反省することの方が多かったことは確かですが、以下に示す数字は確かな成果としてあげてもいいのではないかと思います。

 15勝28敗7引分(公式戦→2勝11敗、練習試合→13勝17敗7分)

これは、本年度の3年生主体チームの成績です。勝った、負けたの結果が重要なのではありません。合計で50試合です。これがもしかすると例年では半分以下だったかもしれないことを考えれば、まずは成果としてこれだけの経験を子供たちが出来たことがよかったのではないかと思います。

来年もLもLLもSLも全クラス飛躍が期待できるチームだと思います。
特に3年生は最多の16人が在籍する人材の宝庫ですので、競争もありますが一致団結して1年間を過ごすことが出来れば、再び金沢区では金メダル、横浜市大会での上位進出が期待できるチームだと思います。
4年生は上の学年と共に再び金メダルを目指していきましょう。

1年間ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。


《4年生主体チームの成績》  
 30勝16敗12分
  公式戦→14勝4敗6引分(引分のうちPK勝3回、PK負1回)
  公式戦以外→16勝12敗6分(引分のうちPK勝2回)
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